今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

高幡不動で初不動の祈願

2019年01月28日 | 仏教

東京にいる本日は、初不動の日。
なので、メジャーなお不動様にお参りしたい。

検索すると、”関東三大不動”として、成田山、高幡不動、大山不動と出た。
ただし大山不動はどうもその座が不安定のよう(他の二ヶ所の不動も候補に挙がっている)。
成田山は一番メジャーだが、昨年母と行ったので、
高幡不動(真言宗智山派別格本山金剛寺)に決定。


高幡不動は、私が好きな歴史人物ベスト3に入る”土方歳三”の菩提寺ということもあり、
”歳さん詣で”として行ったことはあるが、今回は異なる目的なので、新たな気分で参詣する。

高幡不動は新宿から京王線特急で行けるので楽。
その名の駅に降り立つと右手に参道があり、その通りには出店も出ている。
さすが初不動だから道も混んでいる。
貼ってあるポスターによると、今年は土方歳三没後150年だという。
5月の歳三忌に訪れようか。 

まずは腹ごしらえにと、参道沿いの「千寿庵」で天ぷら蕎麦を食べる。 


仁王門(室町時代作の重文)をくぐって正面の不動堂に行くと、
ちょうど護摩行が開始されるので、堂内に入り、大勢の人にまじって坐る。
スピリチュアルに目覚めたからなのか、いいタイミングに巡りあえる。 

2.8mある不動三尊像の前で僧侶による護摩行が始まると、
われわれは内陣に入るよう促される。
内陣の入口で、塗香を手につけられ、それを自分の両手でこすって、
不動像の正面で次々と合掌する。

護摩壇から炎が上がり、僧侶たちが般若心経を合唱する中、内陣を一順し、外陣?に戻って坐る。
般若心経が終ると、われわれも一緒に不動明王の真言
「ノウマクサンマンダ バサラダンセンダン、マカロシャダヤ ソハタヤウンタラタカンマン」 を合唱する。


護摩行が終って不動堂を出ると、その奥に奥殿(宝物殿を併設)があり、
ここに本来の本尊・不動明王(平安時代作の重文)が鎮座している。
丈六(2m86cm)の大きさは日本一で、両側の童子(重文)も2mに達する。
この像があるがゆえにここが三大不動に入るのだろう。
拝観料300円払うと殿内に入れ、この大きな不動・両童子を正面間近から拝めるだけでなく、
幾多の寺宝を見て回れる。
その中に土方歳三の達筆な手紙もあった。

奥殿の隣にある小さな堂には、関東管領・上杉憲顕の墳墓が入っている。
この地で自刃したという。 


境内には出店の他に、初不動にちなんでダルマ市が立っている。 
その中を抜けて、境内の裏山(不動ケ丘)を登っていく。
四国八十八ヶ所になぞえられる弘法大師石像を辿って、どんどん登って、
頂きの見晴らし台に達する。
ここは高幡城趾なのだ(ただし上杉氏とは関係なさそう)。
確かに馬場や曲輪の跡がある。


再び、境内に降り、
来週に8時間の大手術をする11歳の姪に健康のお守りを買い、
また不動尊の前で焚かれる護摩木に姪の名で身体安全祈願を記した。
今日の参詣の目的はこれ。
不動尊の前で合掌して祈ったのもこのことだった。 



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