私のブログ記事の中で2011年6月の「冷房にサーキュレーターの併用は逆効果」という記事は、夏になると閲覧数が増える。
この記事は、「冷房にはサーキュレーターを併用しましょう」という家電メーカーのお勧めを無条件で採用すると、電気代が無駄になるだけの例を、自分の名古屋宅で実証的に示したものだ。
つまり、冷気を移動する必要がなければ、単なる撹拌する目的だけのサーキュレーターは不要ということ。
逆に、エアコンの吹出口と座席位置との関係で、エアコンの冷気がまったく届かない場合は、積極的にサーキュレーターなどで冷気を移動させるしかない。
実は、東京の実家の私の部屋が、これに該当する(新築なのだが、空調の流れを考慮しなかった)。
つまりエアコンの吹出口の冷気が、室内の構造上、机上(作業空間)にまったく届かないのだ。
そこでエアコンの冷気が吹出す”方向”とサーキュレーターの”位置”と”向き”をそれぞれ調整して、冷気が大回りで机上に到達するよう仕向けている。
冷気は無条件に下降するから、エアコン直下の冷気をサーキュレーターで強制上昇させ、隣空間の机上に届くようにしている。
ただ、机上に届く冷気はエアコン直下より1℃高いのが口惜しい。