今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

見沼田んぼ

2013年05月05日 | 川歩き

晴天が続くGW後半、今日あたりに富士五合目に行って残雪の「奥庭」の散策を画策していたのだが、
世界遺産登録祝いで混雑すると思い、
こちらもいつか訪れようと思っていた「見沼田んぼ」に行き先を変更。
山歩きもいいが、川歩きも散歩気分で楽しい。
だいいち装備もいらず早起きしなくていい。

見沼は、主に今の”さいたま市”を中心に利根川から荒川を結ぶ水路として江戸時代に開鑿された農業用水路で、
それ以前は「見沼」という大きな沼があった。
実質的な首都である江戸の水害対策と食糧供給のために、
幕府は南関東(利根川以南)に広大な土木事業を施した。
前近代的ながら、当時の最高技術で、世界最初の閘門型運河(パナマ運河方式)をここに作った。
とまぁ、歴史の講釈はほどほどにして、むしろ本来は水が豊かな関東平野を偲ぶ地として、ここを歩きたかった。

地元さいたま市にとっても市民のいこいの場にして、あわよくば観光地として整備中(未完成)。 見沼田んぼは大宮の北から、正確には利根川沿いから始まっているが、
今回は下半分を歩こうと、「さいたま新都心」駅から南下した。
江戸時代に作られた代用水に沿った並木道を東へ進む。
周囲の低地が見沼田んぼの跡で、宅地開発はせずに今では広大な家庭菜園の地となっている。
道は平坦だが、用水に沿っているので、地形に沿った曲線となり、距離はかせげない(上写真)。

あまりに大回りな所はショートカットして、氷川女体神社へは近道を選ぶ。
結構な名称だが、女神を祀る訳で、社務所脇には、巫女の人形がずらりと並んでいる(中写真)。
願いが叶ったら服を着せて奉納するのだそうだ。
見るからに女性用だが、私はこの手の守り人形は迷わず買う事にしている(1200円とちと高い)。
ここからは南に方向を変え、武蔵野線の東浦和駅を目指す。
途中、大回りして民家園を巡り、 更に大回りして唯一「見沼」の名残といえる調整池を遠望する(下写真:近くには行けない)。

池の南端で非正規ルートの踏跡を通って武蔵野線を渡り、木の橋を渡って駅に向う。
途中、道上でカモの番いがのんきに日向ぼっこをしていた。

平坦だがほとんど休まずの10kmほどの歩行は、それなりに疲れた。


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