乗鞍秋色

2010-09-02 00:13:12 |  乗鞍話し
では、久しぶりに乗鞍岳のお話しをしたいと思います。
今回は少し季節を先取りして秋の乗鞍について。

最後に乗鞍岳へ行ったのは3年前、10月の3連休でした。
何度も来てる割りには、乗鞍で秋を満喫したのはこの時が初めて。
旅程は土曜に乗鞍、日曜に立山を歩くというもので、実はメインは立山の方でした。
私はそれまで紅葉の最盛期の山というのに狙って行けた事がなく、その年は事前調査を重ね(大袈裟)、10月初旬なら立山だと狙いをつけたのです。

アプローチ方法を考えると、いつもの如く金曜の深夜に出て、土曜の午前を使って信州に入る行程になるので、土曜の午後、半日で出来る事を探さねばいけない。
で、その時は道のりの途中に寄る事が出来る乗鞍へ行く事にしたのです。
マイカー規制されてから山上まで行く事がなくなっていたので、バスに乗って久しぶりに畳平まで行ってみようか。
それでもって、下りは登山道を歩こうと考えました。
それならちょうど半日潰せそう。

こんな感じで、気分的にはついでに訪れた場所だったのに…、やられてしまいました。
登山道を下り、中腹の森に足を踏み入れそうそうに、斜面を眺めれる開けた所に出たのですが、そこからの眺めの鮮やかさよ。
思わず息を飲んでしまいました。
夕日が射した時の斜面は文字どおり光り輝いて見え、その森を抜けるまで角度を変えつつ私の目を捉え続けました。
心残りだったのは、もう少し早い時間だったら斜面全体に日が当たって、全てが輝いて見えただろうにということ。

3年前だと写真があります。
光が射している時に写せず、いまひとつくすんでいますが。


下山後、主目的の立山を越える美しさなのではと感じ、ついで扱いした乗鞍岳に申し訳なく思い、また見直したのでした。