ふと気がついた。
今年はこれまで家飲みする時、氷で冷やした飲み物を飲んでいない。
私の冷蔵庫は大昔のサイコロ型冷蔵庫。
冷凍庫なんてなく、金属製で霜が付きまくる製氷皿を入れる囲いが冷蔵室の右上にある。
譲り受けた時に製氷皿は付いておらず、後から買い足すこともなく、氷が欲しい時はコンビニでロックアイスを買って袋ごと押し込み、冷凍保管してきた。
今年はそのロックアイスを買っていないぞ。
この暑い夏、8月も終わったと言うのに一度も氷を扱っていない。
これは過去に無い出来事だ。
なんでだ?
…やはり休日に運動しなかったのが原因だ。
汗かいて帰る事が無いから、キンキンの冷たい飲み物を身体が欲しなかった。
このことに気付いたのがテニスする予定の朝。
自動的にその日の晩酌に何を飲むか決定された。
テニスの後、これまた久しぶりのスーパー銭湯に行ってさらに汗を出し、コンビニでビールと氷を購入。
邪道の飲み物、氷を張ったグラスにビールを注ぎ、歯にしみる冷たく薄いビールをぐびぐびやった。
そうか、これが無かったから夏じゃ無かったのか。
危うく、も一つ夏の楽しみを味わい損ねるところだった。