サンダーバード号で湖西を行く

2013-08-13 22:32:19 |  初・縦走
どうも湿っぽい話ばかりなので、ちょっと目先を変えて。
今回の旅の足は鉄道。
サンダーバード号で富山まで。
サンダーバード号ははるか号みたいな白く四角い顔をしていた。
下あごが出てた気がしたのだが、あれは前の型だったのだろうか。

サンダーバードと聞くとどうしても人形劇の国際救助隊をイメージしてしまうので、勇ましいイメージがある。
けど、日本語にすると雷鳥なんだよな。
雷鳥となると可愛いイメージになる。
いつもこのギャップを考え喜んでいる。
でも実はサンダーバードの名は立山なんかにいる雷鳥とは違う別の空想上の鳥が由来らしい。
知らなかった。
富山に行く特急なんだから、実在する雷鳥にしとけばいいのに。

そうそう、今回縦走中、薬師岳で3度雷鳥を見かけた。
内2回はつがいだったから計5羽。
登山道脇のハイマツ林って言うと変だけど、その縁に普通にいるから驚く。
体長20cmくらいで丸々としていてかわいい。
雄なのだろう、眉毛が真っ赤で凛々しかった。
2mくらいしか離れていないのに逃げようとしない。
少し観察してそっと離れ先に進んだ。

やってきたサンダーバード号は12両もつなげていた。
びっくり。
そんなに需要があるのだろうか。
切符を買ったのは出発の前週になってからで、満席だったらどうしようと思ったが、窓際の席がとれた。
夏休み中とはいえ、日中走る便だから利用も少ないのかな、と思っていた。
本当に少なかった。
指定席車両は一割くらいしかうまっていない。
自由席が混んでるのかな?

サンダーバード号は湖西線を行く。
なかなか結構な乗り心地。
新幹線以外の特急電車に乗る機会はどんどん少なくなる。
約3時間の旅を楽しんだ。
右には琵琶湖、左は水田の緑、その向こうに比良山地の青い山。
水田を覆う緑の葉が風に吹かれて濃淡を作っている。
なんでかその日はお天気もいいし、夏の景色だ。
それではと、お昼にしますかな。
駅弁は近江牛のすき焼き重にしようかと思ったが、150円ケチって神戸焼すきやき弁当にした。
神戸牛とは書いていない。



列車旅、いいですな。
新幹線だとあまり旅情は感じられないけど、特急電車は景色が近い。
長距離を移動するというのもいい。
座席でじっくり車窓の変化を楽しめる。
あ、眠くなってきた。
勿体無いけど少し眠ろう。
福井から金沢の間を、うつらうつらした。

一眠りすると、旅の興奮も少し落ち着いた。
もうすぐ富山駅。
気持ちよい時間だったので、早く過ぎてほしくないけど、旅の序章は終わろうとしている。