<北薬師岳にて>
恐れていた山小屋の混み具合は許せる範囲で、どこの小屋でも最低一人一畳割り当ててもらえた。
これについてはホッとした。
今回泊まった小屋は、二段ベッド状に寝床が並ぶ所と、6畳の個室を複数人で使用する所と、二つのパターンがあった。
二段ベッド状の所は小屋全体で一部屋の雰囲気があるので、隣の人とも特に関わりなく過ごせる。
6畳部屋は流石に同室の方々とお話しする事になる。
どぞよろしく。
皆さん経験豊富でこれからの行先や今日までのルート、過去に歩いた山域など、いろいろと情報交換されていた。
私も少し参加。
年齢は全員私より年上のようなのに皆さん元気元気。
74歳の方がいらしたりする。
64歳の方と二人で歩いているそうだが、74歳の方がイニシアチブをとって登りに行こうと尻込みする64歳を引っ張っているそうな。
すごいですな。
もし早く小屋に着いた時の思い描いていた時間の過ごし方は、小屋の周りを散策したり、見晴らしのよい小屋のテラスに座り、眺めを楽しんだり、本を読んだり、風に吹かれ昼寝したり、なんて事。
それも天気が良ければの話。
なんでかいい天気になる事を疑っていなかった。
今から考えると、天気が良ければ写真撮るのに時間を使い、小屋に着くのは遅くなってゆっくりする時間はなかっただろうに。
しかし実際は雨ばかり。
皮肉な事に雨ゆえに途中写真を撮らずサクサク歩いたので、小屋に早く着きゆっくりする時間がたっぷりあった。
雨だから外に出る気にはならず、小屋内で過ごすのだが…。
太郎平小屋は一番早い時間に到着した小屋。
午後の時間をまるまる小屋で過ごす。
二段ベッド状の作りの所で、雨音を聞きながら、思い描いていた場所(眺めの良いテラス)とは異なるが、割り当てられた寝床で本を読み居眠りして時間を過ごした。
持って行った文庫本は江戸の料理人の物語、時代小説である。
日常からとても離れた場所で、時間的にとても離れた場所の物語を読む。
小説の世界から現実に戻っても、そこは日常ではない。
非日常の現実×虚構。
これぞ究極の非日常の世界への浸り方か。
恐れていた山小屋の混み具合は許せる範囲で、どこの小屋でも最低一人一畳割り当ててもらえた。
これについてはホッとした。
今回泊まった小屋は、二段ベッド状に寝床が並ぶ所と、6畳の個室を複数人で使用する所と、二つのパターンがあった。
二段ベッド状の所は小屋全体で一部屋の雰囲気があるので、隣の人とも特に関わりなく過ごせる。
6畳部屋は流石に同室の方々とお話しする事になる。
どぞよろしく。
皆さん経験豊富でこれからの行先や今日までのルート、過去に歩いた山域など、いろいろと情報交換されていた。
私も少し参加。
年齢は全員私より年上のようなのに皆さん元気元気。
74歳の方がいらしたりする。
64歳の方と二人で歩いているそうだが、74歳の方がイニシアチブをとって登りに行こうと尻込みする64歳を引っ張っているそうな。
すごいですな。
もし早く小屋に着いた時の思い描いていた時間の過ごし方は、小屋の周りを散策したり、見晴らしのよい小屋のテラスに座り、眺めを楽しんだり、本を読んだり、風に吹かれ昼寝したり、なんて事。
それも天気が良ければの話。
なんでかいい天気になる事を疑っていなかった。
今から考えると、天気が良ければ写真撮るのに時間を使い、小屋に着くのは遅くなってゆっくりする時間はなかっただろうに。
しかし実際は雨ばかり。
皮肉な事に雨ゆえに途中写真を撮らずサクサク歩いたので、小屋に早く着きゆっくりする時間がたっぷりあった。
雨だから外に出る気にはならず、小屋内で過ごすのだが…。
太郎平小屋は一番早い時間に到着した小屋。
午後の時間をまるまる小屋で過ごす。
二段ベッド状の作りの所で、雨音を聞きながら、思い描いていた場所(眺めの良いテラス)とは異なるが、割り当てられた寝床で本を読み居眠りして時間を過ごした。
持って行った文庫本は江戸の料理人の物語、時代小説である。
日常からとても離れた場所で、時間的にとても離れた場所の物語を読む。
小説の世界から現実に戻っても、そこは日常ではない。
非日常の現実×虚構。
これぞ究極の非日常の世界への浸り方か。