行ったり来たり

2014-02-04 01:19:59 | その他旅行き
鎌倉観光 その九

江ノ電の腰越駅から江ノ島駅にかけて、電車は道路の真ん中を路面電車のごとく走っている。
4両編成の大きな電車が…。
けど、顔が路面電車風でもあるので、道路を走っているのを見てもあまり違和感はない。
こんな所を走る。



腰越でお昼にシラス丼を食べるため、途中下車せずすっ飛ばしてきた駅間の沿線写真を撮るべく、鎌倉方面へ引き返す。
七里ヶ浜駅で下車、東へ歩く。
稲村ヶ崎駅までの途中に、海辺から住宅街へと入り込む場所がある。
住宅地側から見ると海を背景に写真が撮れるカーブで人気のポイント。
ここで写真を撮る人多数。
私も定番の構図で撮影してみた。



極楽寺駅まで沿線をさらに歩いて、電車が通るたび撮影。
極楽寺駅には検車区があったが全体を見渡せる場所を見つけられず、入口付近を眺めるに留まる。



極楽寺駅は古く小さくかわいかった。
関東の駅百選に選ばれている。
そこから乗車し、また方向を変え、再び腰越駅方面へ向かう。
今度は腰越駅を乗り越して江ノ島駅で下車。
駅の西にある踏切横のカフェでお茶にした。
このカフェ?、普通の民家をお店にした感じ。
靴を脱いで二階に上がり、炬燵に入って珈琲をいただいた。
南に面した窓からは日がサンサンと差し込み、少し暑さを感じるほど暖かい。
冬なのに顔が焼けそうなくらい温室効果が効いている。
炬燵も暖かく、眠気に襲われる。



そしてそしてこのお店、江ノ電がすぐ間近を走り窓外にそれを見ることができ、お尻にそれを感じることができる。
軒先下に手を伸ばせば届きそうなところを電車が通過。
騒音はどんなものか。
が、心配するほどでは無し。
なるほど、こんな感じか。
走行音は騒音とまでは言えず、タタンタタンと振動が伝わり、意外と心地よい。
就寝後に音がしたら嫌なものだろうが、日中ならさして気にならない。
沿線住民と江ノ電、共存できてるのかなと勝手な想像。



江ノ島駅から鎌倉方面へ帰る時の電車は、ラッキーな事に300形だった。
車両内の床板は木製だ。
使い込まれて脂の抜けた風合いが柔らかさを感じさせる。
こんなのが現役ってのが貴重だよな。
その日の最後の撮影ポイントである鎌倉高校前駅で途中下車。
途中下車と言ってもホームから撮影しただけ。
ちょうど夕日の沈む時間帯を狙って行った。
電車を入れたショットは並走する国道を走る車が外せずうまくいかなかった。
雰囲気はこんな。



日が沈んだあとにやって来た電車で、鎌倉駅まで戻る。
うまく空いた席があり、座っていたら疲れが出たのか眠ってしまう。
ふと目を覚ますと、うわあ車内は満員電車状態だった。
夕方で行楽帰りのお客さんを途中の駅で拾い集め、こんなになったみたいだ。
江ノ電、やっぱり人気なんだなあ。
鎌倉駅で下車、江ノ電撮影行もこれにて終了。