片手発動かめはめ波

2014-02-08 00:47:10 | その他旅行き
鎌倉観光 その十一

次に訪れたのは同じく鎌倉五山の建長寺。
こちらも立派なお寺だった。
総門前に広い駐車場があるので、なんか現代的な印象。
敷地は広く、建物は巨大。
仏殿と法堂を重ね見る眺めは壮観だった。

<これは三門>


ガイドブックには寺域の奥深くに半僧坊という所があるとある。
烏天狗の像が林立し、ここに見る禅寺の雰囲気とは違う所らしい。
以前、松山は道後を訪れた時、四国八十八ヶ所霊場第51番札所石手寺の奥にある珍スポットに行って衝撃を受けていたので、ここもそんななのだろうかと気になった。
行ってみよう。

<日本庭園に見えなくもない>


境内を裏口から出て、山道を登る。
山道と言っても足下は悪くなく、街中の坂道を歩くのとさして差はない。
途中には庭園に置くような石燈籠や石橋が竹林に放置されていたり、カエルの石像があったり、幟が並び立てられていたりして変なところだ。
俄然期待が膨らむ。
遠いのかと心配したが、最後に急なつづら折れた石段を登れば到着。

<蛙>


なるほど、天狗や烏天狗の像がいくつもいくつも斜面に立っていた。
奇っ怪とまではいかないが、見たことの無い眺め。
天狗達は吹き出しを付けて台詞をあててみたくなるようなポーズを取っている。
そう思うのは他の参拝者も同じようで、若い女性グループの会話が聞こえた。
彼女の当てた台詞は、「待たれよ!」だった。
なるほど。

<念力放出>


ここには建長寺を守る鎮守神半僧坊大権現が祀られているそうだ。
天狗は半僧坊のお供らしく、皆でお寺を背後から護っているのだなと、彼らの視線の先を見やり納得した。