鎌倉観光 その十
3日目は北鎌倉から神社仏閣を巡りつつ南へ下った。
朝8時半、JR北鎌倉駅を降り、まずは円覚寺へ。
踏切越しに総門を見晴るかす。
踏切の手前にも石畳があり、すでに境内に立つ気分。
鎌倉五山のひとつだそうで、その大きさが早や伝わってくる。
<アプローチ>
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石段を上り総門をくぐると、山中と思わしき雰囲気なのに広々とした空間が眼前に拡がる。
山門がどんとそびえ、周りにある建物はみな立派だ。
境内を掃き清める方がいて、禅宗のお寺の朝に似つかわしい。
<山門>
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年末の大掃除をされているようで、仏殿では背の高い御本尊様や天井に長い柄を伸ばし、柄の先に付けられた枝葉ですす払いをしていた。
朝もまだ早い時間だったので他にお詣りする方も少なく、前日までと打って変わって雲が覆う寒空の下だからでもあるのか、禅寺のピンと張り詰めた空気感に気が引き締まる。
背後の山に向けて緩やかに上る境内は奥深く、広い参道や庭は整備され、その寺格を物語る威容を見せられた。
百観音を巡り、舎利殿が見えないかと覗き、最奥にある黄梅院の庭を見学し、山門へと戻った。
<参道>
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最後に国宝であるという梵鐘を見に向かう。
洪鐘(おおがね)というらしい。
ここへは急な階段を手すりに掴まりつつ登る。
登った先には弁天さまの社があり、その前に鐘楼があった。
長く音を響かせてきたであろう黒い鐘は寒さの中、静かに吊り下がっていた。
<洪鐘>
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弁天堂の奥には茶店が営業していた。
甘味処だ。
一向に気温が上がらず寒い日に、冷えた身体を暖めようと入ってみると、大きな東屋と言えばいいのか、壁のない屋根の下に緋毛氈の引かれた腰掛けが並ぶお店だった。
さえぎるもののない眺めが開け、とても開放的。
まだお客さんも少なく、最前列の席に陣取る。
山の麓にある隣のお寺を眺めつつ、滋味あふれる温かい甘酒で腹の中から暖をとった。
<甘酒>
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お店を出て階段を降りると、訪れるお客さんの数が増えて、朝来た時感じた厳粛な雰囲気は薄れていた。
ここは午前中早くに訪れるのがいい。
3日目は北鎌倉から神社仏閣を巡りつつ南へ下った。
朝8時半、JR北鎌倉駅を降り、まずは円覚寺へ。
踏切越しに総門を見晴るかす。
踏切の手前にも石畳があり、すでに境内に立つ気分。
鎌倉五山のひとつだそうで、その大きさが早や伝わってくる。
<アプローチ>
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石段を上り総門をくぐると、山中と思わしき雰囲気なのに広々とした空間が眼前に拡がる。
山門がどんとそびえ、周りにある建物はみな立派だ。
境内を掃き清める方がいて、禅宗のお寺の朝に似つかわしい。
<山門>
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年末の大掃除をされているようで、仏殿では背の高い御本尊様や天井に長い柄を伸ばし、柄の先に付けられた枝葉ですす払いをしていた。
朝もまだ早い時間だったので他にお詣りする方も少なく、前日までと打って変わって雲が覆う寒空の下だからでもあるのか、禅寺のピンと張り詰めた空気感に気が引き締まる。
背後の山に向けて緩やかに上る境内は奥深く、広い参道や庭は整備され、その寺格を物語る威容を見せられた。
百観音を巡り、舎利殿が見えないかと覗き、最奥にある黄梅院の庭を見学し、山門へと戻った。
<参道>
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最後に国宝であるという梵鐘を見に向かう。
洪鐘(おおがね)というらしい。
ここへは急な階段を手すりに掴まりつつ登る。
登った先には弁天さまの社があり、その前に鐘楼があった。
長く音を響かせてきたであろう黒い鐘は寒さの中、静かに吊り下がっていた。
<洪鐘>
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弁天堂の奥には茶店が営業していた。
甘味処だ。
一向に気温が上がらず寒い日に、冷えた身体を暖めようと入ってみると、大きな東屋と言えばいいのか、壁のない屋根の下に緋毛氈の引かれた腰掛けが並ぶお店だった。
さえぎるもののない眺めが開け、とても開放的。
まだお客さんも少なく、最前列の席に陣取る。
山の麓にある隣のお寺を眺めつつ、滋味あふれる温かい甘酒で腹の中から暖をとった。
<甘酒>
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お店を出て階段を降りると、訪れるお客さんの数が増えて、朝来た時感じた厳粛な雰囲気は薄れていた。
ここは午前中早くに訪れるのがいい。