頂上まで

2014-04-09 00:04:44 | 山行
善峯寺からはつづら折れの舗装された林道を上る。
結構な上り坂である。
うねうねうねうねと曲がり上り続け、畑の広がる谷間の平地に出ると杉谷という集落。
「ポンポン山は左」の道標に従い道路を離れ畑の脇を歩くと、いよいよ登山道となる。

が降ってきた。
日曜日は冬型の気圧配置で寒気が流れ込み大気が不安定になるとの予報だったので、まあ致し方なし。
カッパを取り出し上着だけ着、ザックカバーを装着して再出発。
杉林を上って行くと落ちて来るものが白くなってきた。
ありゃー、雪になった。
気象予報で山では雪が降るとも言っていたが、もっと高い山の事だと思っていた。
どおりで手がかじかむ訳だ。

登山道に難しい所は全くなく、さくさくと歩ける。
道には落ち葉が積もり水を含んでグチャグチャだが、水が浮く程ではないためふわふわと歩け脚に優しい。
傾斜も杉谷までの舗装道の方が急なくらいだ。
薄くガスってきた。
林の外は風が鳴っていたが、林内は比較的穏やか。
雪は静かに上から降ってくる。



尾根にでると面白い形状の道が現れた。
尾根といっても台地状。
周りには木が生い茂り眺望はない。
そこにまるで人工的に盛り土されたような土手が連なり、そのてっぺんが平らに慣らされそこを歩く。
これは自然に出来た地形なんだろうか。
そうなんだろうな。
絵本かなんかに出てくる森の道のような眺めだった。



頂上到着。
6789mではなく、678.9m。
だが、ガイドブックにもネットでもポンポン山の標高は678.7mとある。
誰だこんな標識置いたの。
開けた広場になっており、木が伐採されているので風と雪が横殴りに吹き付けてくる。
視界は100mくらいで、頂上からの展望は無し。
奥まったところにベンチがあるよと教えられ、行ってみると窪地に木組みのベンチがあった。
横に立て掛けてある板を渡せばテーブルになるらしい。
背後に木立があり風を防いでくれた。
ありがたい。
昼食にすることとし、 をいただいた。