通り

2014-04-18 01:13:27 | その他旅行き
「造幣局 桜の通り抜け」に行った時の話の続き。

<カメラマン>


最近は記念撮影の方法も変わった。
スマホには自分撮りの機能があるので、背後にお気に入りの桜の花を背負い記念撮影している方多数。
赤ちゃん抱いて手の塞がった若いお母さんも親子で記念撮影。
便利ですな。
しかしグループだとそうもいかない。
その日は2回写真撮影を頼まれた。
2回共4人組だった。
そうか、ここは観光地でもあるのだな。
大阪なんでどうしてもそんな気分にならなくて油断していた。
そのため得意なはずの撮影がうまくいかず、撮影後落ち込んでしまった。

1組目。
背面液晶を見て撮影。
いつも気にする背景とのバランスや構図に気を回す余裕なく、4人がきちんと枠に入るようにとだけ考えて撮ってしまった。
何せ周りは人で溢れていて、カメラの前をいつ横切られるかと気が気でなくあわててしまった、というのがひとつ目の理由。
理由ふたつ目は背後から日が当たり液晶が見にくく構図の確認が取れなかった。
依頼者にカメラを返して画像確認してもらい、お礼を言ってはくれたが自分では釈然としない。
もっと下から煽れば良かったな。
はぁ、…反省。

2組目を撮った後、もう一つこれがたぶん一番の原因である事実に気が付いた。
今度は外国人観光客。
片言の日本語でお願いされた。
同じく背面液晶を見て撮る。
今度は日陰だったので見にくく無いはずなのに、やはりハッキリ見えない。 んん
撮影結果を確認してもらうと、背後頭上の桜を指差された。
桜をもっと入れて欲しいと言いたいらしい。
うわ、ショック。
初めてダメ出しされた。
2枚目はバストアップで撮ってやった。
満足いただけた。

さて気付いたその最大の原因とは、悲しいことに老眼だ。
この1、2年で急激に進んだ。
近眼乱視なのでその時は遠くが良く見える運転用のメガネをしていた。
だから手元に位置する背面液晶にピントが合わなかったのだ。
自分のカメラでは視度補正したファインダーを覗き撮るのでそのメガネでまったく問題ない。
背面液晶を使うことはほとんど無いので気付くのが遅くなった。
鼻メガネして自ら視度調整せねばならなかったのだ。
この経験から次回撮影依頼された時はすべき事を思い出せる事だろう。