抜け

2014-04-17 06:20:02 | その他旅行き
平日にお休みをもらう事ができた。
平日ならではの利点のある所へ遊びに行こう。
どこにしようか。
桜の名所で今見頃、休日は人で一杯なところはどうだ。
調べてみると造幣局の桜の通り抜けが開催期間中ではないか。
すごい人出らしいのでずっと敬遠していたところだ。
平日なら空いてるだろうとここに決定。



谷町線の天満橋駅から15分ほど歩くらしい。
天満橋の駅ビルには桜の通り抜けはこっちだと貼り紙があり迷うことはない。
駅で降りた人達はみんな矢印の方へ歩いて行く。
えっ、この人達みんな花見に行くの?
果たしてその通り、みんなして天満橋を渡っていく。
造幣局付近は交通規制が入ると書いてあったが、この人数なら確かに必要だな。
天満橋を渡り複数の交通整備員に導かれ道路を渡る。
屋台が並ぶ道に入ると入口の南門に到着。



うわあすごい人だ。
それになんてボリュームの桜並木だ。
通路の端から端まで桜の木が植わっているそうな。
桜の通り抜けは名前の通り敷地内の通路を一方通行で通り抜ける。
逆行禁止。
通路は560mあるらしい。
この人数では確かにそうしないと大混乱に陥り、身動き取れなくなりそうだ。
土日に来たらどうなるのだろう。
空恐ろしい。



通り抜ける方向以外にも多くのルールやマナーが設定されていた。
中国語で飲食禁止と書かれたプラカードを持った警備員がそこここに立ち、スピーカーからは下記の禁止事項を丁寧な表現で何度も何度も繰り返し放送されていた。
・飲食禁止
・禁煙
・日傘を差さない翳さない
・子供を肩車しない
・立ち止まって写真を撮らない
・座り込まない
私も含め、みんな下の2項目は守って無かったな。



ここの桜は遅咲きのものがほぼ全て。
なので品種は八重桜系。
街中にあまり見られない135種(350本)もの品種が植わっているらしい。
八枚どころか何十枚もの花びらを持つものが多かった。
枝にたわわに実った果実のように花を咲かせる。
そんな重厚な花ばかりなので、たまに見かける一重咲きの品種がとても軽やかでかわいく見えた。
ほとんどの桜が今まさに満開。
百花繚乱とはこのことか。
時折吹く強い風が花びらを舞わせ、さらに目を楽しませてくれた。