コウモリ穴

2014-08-17 22:19:39 | その他旅行き
青木ヶ原樹海ではもう一つ、コウモリ穴という溶岩洞窟に入った。
コウモリが住むのでこの名なのだろう。
駐車場の横の入場口でヘルメットを渡され、洞穴入口まで青木ヶ原樹海に敷かれた遊歩道を数分歩く。
少年サッカーチームらしい一団がちょうど同じ時に見学に来ていて賑やか。
さあ、探検だ。
彼らグループが入るのをやり過ごして、後から入洞した。



こちらも中は涼しい洞窟だったが鳴沢氷穴ほど寒くはない。
反対に冬は暖かいらしく温度が一定で、それ故コウモリが住みよい環境らしい。
洞窟のそこらじゅうにコウモリがぶら下がっているのかと思ったら、一匹も見なかった。
最近は生息数が激減していて、洞窟の奥に観光客の立ち入り禁止エリアを設け、そこに住んで貰っているらしい。
洞内は照明で明るいし、人は入ってくるし、そんな場所がコウモリに住みよいとは思えないものな。



コウモリ穴は青木ヶ原樹海にある溶岩洞窟で一番広いそう。
しかし洞穴通路の一部は天井の高さが鳴沢氷穴の一番低い所より低かった。
油断すると頭を打つ場所がそこここにある。
なるほどヘルメットが必要な訳だ。
それでも通路の横幅はとても広く圧迫感は感じない。



通路は溶岩が固まった時そのまま。
デコボコとして歩きにくい。
粘度のある溶岩が作る模様が観察できた。
洞穴の出入口の柵はコウモリが通れるよう横長にスペースを開けているそうだ。
穴を出て、再び樹海の遊歩道を歩き、入場口に戻った。