妙見の森ケーブル

2020-09-10 06:35:39 | その他旅行き
交差点で国道を曲がると山麓駅である黒川駅の駅舎が見える。
建物から木の生えていないラインが真っ直ぐ山の斜面に伸びているので、ケーブルの駅だと分かる。



やってきたケーブルカーは遊園地の乗り物のようだった。
うーむ。
車長は短く、車体にログハウス的なデコレーションがしてあって、鉄道車両として見た場合、西信貴ケーブルの方が私には魅力的だ。
往復乗車券を買って改札を入った。



一番前のかぶりつきに立って撮影に臨む。
運転席と客席の間には透明なビニールシートが垂らされ、前方の視界は少し歪む。
車内は冷房されておらず、出発までの待ち時間がつらい。
窓は開いていて換気は充分なのだが、風が通らないのだ。
座席は家族連れでほぼ満席。



運行は20分に一本。
多客期は増便すると改札に書いてあった。
立ち席のお客さんを出す混雑具合で出発。
経路は直線でずっと先から下りの車両が降りてくるのが見える。



傾斜は上に向かうほど急になるようだ。
真ん中で、列車交換し、ゴトゴトと進む。
程なくケーブル山上駅に到着。



改札を出るとその先も結構な傾斜の遊歩道が直線で続く。
昔はこの山上駅は中間駅で、乗り換えてここからさらに上へと向かうケーブルがあったそうだ。
この真っ直ぐな坂道は上部ケーブルの跡なのだろう。