難を逃れた少年

2011-11-19 00:12:01 | その他旅行き
大普賢岳へ向かう朝の事、国道169号を快調に走り登山口へと向かっていました。
到着前にこの先の道の駅でトイレを借りようと考えていたら、ピタッと止まった渋滞の最後尾が見えてきました。
あれれ、こんな所で。
渋滞とは無縁の山中の国道で、こんな状態になるのは大抵道路工事。
片側交互通行になっているのでしょう。

案の定、反対車線をまとまって車が通過した後、こちらの車線も動き出しました。
しかし規制の開始場所まで来ると、片側規制でなく全面通行止めだった事が判明。
大きな橋を渡って対岸の細い道へと迂回させられます。
169号線はほぼ南北に伸びる国道で、V字状の谷の中腹に道がついてる。
次の橋ははるか彼方。

迂回路を走って行くと、対岸に道の駅が望めます。
えー、向こうの橋を渡って戻って来ないといけないじゃん。
ずいぶん距離がある。
なに工事してるのだろうとよくよく見てみると、谷の斜面が稜線付近から谷底まで、幅100mくらいに渡って崩落してました。
道路は跡形もありません。


ありゃあ、こんな所にも台風の爪痕が。
これは仕方ないですね。
そこに人家がなかった事を願います。
もう100m南にずれていたら、道の駅もその周りの建物も呑み込まれていました。
恐ろしい眺めです。
次の橋に到着し、道の駅まで戻って用を足しました。

<道の駅の案内板>




入之波温泉で汗を流した帰り道、再び渋滞に捕まります。
行楽帰りの車が多い夕刻。
渋滞の長さは朝の比ではありません。
進んでは止まりしますが、その周期が長い。
止まったらあの長い迂回路を対向車が通り切るまでまったく動きません。
10分近くなにもせずに座っているのはとてもつらい。
登山の疲れが表に出てきて眠いのなんの。
危険は無いのに居眠りできないなんて…。

結局、5分で通り抜けれる距離に50分くらいかかってしまいました。
崩落場所は灯光器で照らされ、昼間のように明るい。
夜間も工事を続けるのでしょうか。
早く復旧できますよう。

迂回路から国道に戻り走っても、前後の車はすぐにはバラけません。
後ろを振り替えると、白いヘッドライトが連なり並んでいます。
こんな光景、この場所ではきっといままで見られたことは無いはずだ。

この方面にお出かけの際は、ご注意を。




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