雪山へ突入

2015-02-11 22:28:46 | 山行
早朝、愛宕山は清滝の登山口に集合。
当日の天気予報は午前中雨、午後からは曇りで晴れ間のでる所もあるでしょうというもの。
家を出る時は降っていなかったが、登山口へ向かう途中、予報通りしっかり雨が降り出した。
山の上は雪だろうか。
特にこの時期、雨の山になにも見るものないからな。
やっぱり修行になるなこれは、と思いつつやってきた。
登山口に着くと幸いにして雨は小降りになったので、上だけ雨具を着、合流した同行の方々と出発した。

今回は前回と逆ルートを取ることになった。
途中月輪寺のある道から上り、表参道を下る。
月輪寺への道は最初しばらく、高雄に通づる舗装された林道で傾斜は緩い。
そこをみんなでぽくぽく歩く。
幸いにして風は無く、寒さは感じない。
手袋してるのに指先だけが冷たい。

月輪寺へののぼりぐちから登山道になる。
表参道より急な上り。
変わらず風は無く、運動量が増えたので汗をかきだした。
血の巡りが良くなって、指先の冷えも解消。
手袋を取り重ね着していた服を脱ぎさらに登って行くと、谷間や山肌に が残っているのが見えだした。
やっぱり雪はあるようだ。
そうして月輪寺に到着。
少し休憩した。

登山口ではそれなりに見た他の登山者はほとんど見かけず。
静かな山行きだ。
みんな表参道から上っているのだろう。
さらに上って行くと雪がどんどん深くなり、靴で踏まれた登山道にも雪が残りだした。
グチャグチャにぬかるんだ道がシャーベット状の雪で覆われだす。
夏山の雪渓を歩いているみたいだ。
そうそうこんなだった。
登山道以外の辺りの地面は真っ白。
おー、雪山だ、雪山。
足音がボクッボクッっという音に変わる。
靴が水を含んだ柔らかい雪を踏みしめると、雪が押し固められつつズレるわずかに背筋が冷える心地よい振動を伝えてくる。
あれっ?楽しいぞ。

そして気付いた。
雪山は見回す辺り一帯眺める対象となることを。
滑らかにうねる雪面が歩くたび表情を変え目を楽しませる。
ただの登山道がいつのまにか魅力的な景色に様変わりしていた。
今回はカメラを持って来ていない。
雨の予報だったのでいつぞやの山行きの時の様に、カメラを入れるウエストバッグの所為で身体が濡れたら事だと思い、身軽にしてやってきた。
なので写真はお正月に練習したスマホで撮影。
たくさん撮りたいところだったが団体行動の悲しさ。
休憩の時と歩きつつ数枚撮っただけ。
単独行なら身体が冷えるまで、構図を変え明るさを変え、色々と撮影を楽しんだ事だろう。





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2 コメント

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写真を (Aちゃん)
2015-02-13 00:32:35
見ただけで肩に力が入ります。
寒そう~。

カラー写真を希望したのは、雪山のモノクロ写真だと新聞記事みたいだからです。
個人的なわがままですよね。
ごめんなさい。
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幸運な日で (よかばか)
2015-02-13 01:33:33
見た目ほど寒くなかったんですよ。
山の精霊が雪山の魅力に引き込む対象に私を選んでくれたようで。

モノクロ写真の件、大切な読者の方の意見として聞かせていただきました。
お気になさらず思われたままをコメントいただければと思います。
私も受け取り感じたままに返信させていただきます。
第三者の好意ある意見を頂けるのは自分で気付けない事柄に気付ける非常に得難い機会なのです。
今後ともよろしくお願いいたします。
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