かやぶきの里

2023-11-10 06:27:14 | その他旅行き
京都府美山町にあるかやぶきの里は一度訪れたいと思い、旅先候補としてメモしていたところ。
かやぶきの家がいっぱい残っているところという情報だけ持っていた。
行ってみると、かやぶきの家は今も普通に生活している人がいるひとんちなのに、珍しいからとバシバシ写真に撮られていた。



大きな駐車場が用意されていて、係員もたくさん。
土産物屋や飲食店も付随していて、しっかり観光地。
村内という響きの方がしっくりくる町内の道は自由に歩いて見学できるが、敷地内や畑には入らないよう立て札で注意していた。



外国からもツアー客が来ていて、たくさんの観光客が歩き回っていた。
いい観光資源になってるんだろうけど、中には昔のように静かな山村の暮らしを欲している人もいるんだろうなと想像。
そんな方には申し訳ないが、自分たちも一観光客となって静かに見学させてもらった。



集落は山の裾野の緩やかな斜面に広がっており、畑や庭が囲んだ家々の間を小径が縫っている。
近畿でも北の方に位置する美山町は、大阪より紅葉が進んでいて、秋真っ只中だった。
かやぶきの家はそれだけで絵になるので、赤や黄色の葉っぱや柿の実、コスモスの花なんかが前景にあると、同じような写真をいっぱい撮ってしまう。



入りはしなかったが資料館もあり、里の昔の生活などを見ることもできるよう。
説明書きは無いが集落内の家の軒下にも、手動の脱穀機や籾殻を風で吹き飛ばして米粒と分別する装置(唐箕(とうみ)というらしい)なんかが置いてある。
ちいさな藍美術館というのがあり、こちらは少し興味があったのだが、休業中だった。



至る所に放水銃の格納庫があって、もし火事になったらすぐに消火できるよう備えられていた。
この放水銃、春と秋に点検のため一斉放水する日があって、集落内あちこちで家より高く水柱が上がる景色を見ることができるらしい。
この秋は12月1日予定とのこと。
一度見てみたいものだ。



ゆるゆると散歩しつつ、集落内の茶店でスイーツを食べ、お昼を食べしていたら午後もいい時間。
帰る頃合いになった。
かやぶきの里周辺にも買い物できるお店があるので、ゆっくり一日を過ごすのにちょうど良い訪問先だった。





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