縦走後の感覚

2013-08-31 02:32:43 |  初・縦走
先週末の雨から一転、朝晩涼しくなった。
朝、汗が体を覆う気持ち悪さから勝手に目が覚めるということもなく、目覚まし時計に起こされるまで心地良い眠りを得られた。
それは良かったのだが合わせて忙しくなり、帰宅時間が遅くなった。
就寝時間が後ろに倒れ睡眠時間も短くなって、心地良い眠りと力を合わせ、目覚ましが鳴ってからも私を眠りに引き込もうとする。
起き出すのに意思の力がいるようになった。
油断すると寝坊しそうだ。

週の後半になると疲労も蓄積され、早く就寝できていた頃は薄らいでいた居眠りに対する欲求が高まってきた。
我ながらよく働いたな。
そんな忙しい一週間をなんとかしのぎ切り、小さな満足感に浸りながら帰宅した。
ふう、なにもしない時間を過ごしたい。

そう、この感覚は縦走後の帰り道にも味わった。
室堂から美女平までのバスの中、美女平から立山駅へのケーブルカー。
いつものようにはしゃぐことなく、普段見られぬ贅沢な景色を眺め、ただ座って連れられていった。
立山駅から電鉄富山駅までは、富山地方鉄道で。
富山地方鉄道は有名観光地をつないでいるが、やはりローカル線である。
旅を楽しむ途上なら、こんな機会を逃すことなく途中下車などして写真撮影に勤しむところだが、旅を楽しみ切って身も心も満足してしまったその時は、登山者の?汗の匂いのする 古いシートから腰を上げる気にならず、ただただ時間を流し行く。
ゆらゆら揺られて富山平野をぼんやり眺め、山の記憶に思いを馳せる。



富山駅に着くと天気は完全に回復。
やはり暑く、忘れていた蒸し蒸し感を思い出した。
夏の空から夏の日差しが私を突き刺した。
とうとう下界に戻ってきたな。
その事を実感したのは若い女性の姿。
ちょっとちょっとお嬢さん方、何て開放的な服装なの。
そんな恰好で山を歩いちゃ危ないよ。
…っと、ここは街中だった。
普段なら気にも留めないのに、山で見慣れぬ景色に男の‘さが’が反応してしまった。



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