コンクリートと鉄骨と

2021-02-04 00:01:59 | 山行
低山縦走シリーズⅢ『桑原橋のバス停から長谷口のバス停まで』
(その2)阿武山山頂→北大阪変電所

山頂から下り始めると体温が上がらず寒くなってきた。
ザックからフリースを取り出し、ついでにおにぎりも取り出して歩きながら食べた。
朝早かったからお腹が空いちゃったんだな。
大きな金網のゲートが横道にあるのを見てすぐ、また普通乗用車が不法投棄されているのを発見。
窪地に落ち込み枯葉の海に沈んでいた。
すぐに道が広くなったので進行方向側から入り込んだんだな。



送電線を繋ぐ鉄塔が現れ、昔アスファルトが敷かれていた残滓のこびりつく道となった。
落ち葉が少なくなると森が切れて、山中の広大な造成地のような所に出た。
大きなコンクリートのブロックが並べられ敷地を区切っている。
しらっちゃけた土地はその昔何かを建設しようとして立ち消えにでもなったのだろうか。
しっとりとした森の中から荒涼とした場所に突然入り込み、落ち着かない。



送電線が地図上に表記されてるか確認。
あったあった、歩いてるルート上のこれだな。
でもこの先でぷつっと途切れているのはなぜだろう。
よく見ると他にも送電線がその辺りで消えている。
そうか、さっき道標の行く先が北大阪変電所となっていたな。
途切れたのではなくそこから発しているんだ。
途切れた位置をつなぐ円の中心に地図の発電所マークがあり、その周りから四方八方に送電線が延びているのに気が付いた。



北大阪変電所でググってみると黒部川流域の水力発電所からの電気を大阪北部と兵庫南東部に中継する拠点と書いてあった。
へえ、そうだったんだ。
我が家で使用している電気は水からできてたんだな。
歩いていくと前方から変電所らしき構造物が近づいてきた。
変電所前に到着するとすぐ前を府道が走っていた。
ここからしばし歩道のない車道を歩く。
それほど交通量はなく助かった。





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