倒木に付く傘

2021-02-06 01:18:25 | 山行
低山縦走シリーズⅢ『桑原橋のバス停から長谷口のバス停まで』
(その3)北大阪変電所→竜仙の滝

北大阪変電所前の府道を左折、より山の奥へと進む。
程なく左手に自然歩道の林中へと誘う入口があった。
またいきなり未舗装の道でうれしい。
一度林道を横断して、その後はしっかり山中を歩く。



再び上り坂で暑くなりフリースを脱いで汗をかかないよう調整。
この道もそうだが、先に歩いた阿武山の登山道も、雑木林が素晴らしい。
常緑、落葉の広葉樹に杉か檜の針葉樹も混じり、景観がコロコロ変わり飽きないのだ。
春や秋に来るともっと楽しめるだろう。



倒木はしっかり処理されて、道脇に丸太となって転がっている。
腐食の進んだ木にはサルノコシカケが群生し、これまた楽しい。
黒いのや白いのやオレンジの傘がひらひらと付いている。
何度も脚を止めさせられた。












北の方に来たからか空には雲がかかり、晴れたり曇ったり。
光が差すのと差さないのとで陰影のつき方がまるで違い、写真の表情も変わる。
風も少し吹くようになり、度々立ち止まるので寒くなる。
フリースを脱いだり着たりと忙しい。



しばらく一定の標高を登り降りしていたが、東海自然歩道と合流する辺りから下り基調となる。
谷間に入り、薄暗い。
これまでで一番急な斜面をつづら折れて下っていくと、竜仙の滝が流れ落ちていた。
冬だからか水量は少なかったが、なかなか格好の良い滝だ。



そこからはその後しばらく水音のする谷間を歩き続けることになる。
それまでの明るく乾いた登山道から一転表情が変わり、岩と苔が目につくようになる。
歴史的見所もあれば、自然の造形も楽しめ、道を取り巻く環境も次々変化する。
お手軽なのにきちんとした山道のいいコースである。





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