今回の拾いもの

2011-10-27 01:46:48 |  分割取得夏休み
持ってる信州のガイドブックはずいぶんと昔のもので、各種情報も古くなっているだろうからと、旅行前に最新版を手に入れました。
多いのか少ないのか分かりませんが、信州のだけ複数冊持ってて、3冊目です。
そいつで行った事のない(あるいは行った事の少ない)場所を探すのですが、こういったガイドブックは紹介の仕方が変わるだけで、新しい施設でもできなければ訪問先を増やしてくれる訳ではありません。

主役を張る観光地は一番最初に行っちゃってるので、そういったページは流し読み。
注目するのは準主役や脇役です。
脇役は毎号変わっているようなので、小さな記事や地図上のマークをチェックします。
過去この脇役を訪れ、気に入ってしまい、以後度々訪れている場所がいくつもあります。
あなどれませんぜ、お客さん。

ところが今回は主役級の扱いで、伊那谷に私の知らない見所が紹介されていました。
「赤そばの里」と言う、赤いソバの花が咲く所。
花咲く季節限定の観光地らしい。
旅した10月初旬はうまくその期間に入ってました。
ラッキ。

旅は3日目。
午後の早い時間に帰る予定にしてましたから、お昼まで見学すれば、時間的にぴったり。
最後の目的地としました。
場所は中央道の伊北ICから南に少し下り、西の山の麓に入った辺り、箕輪町(というか村だと思うけど… )にあります。
近づくと道脇に案内の看板やのぼりが次々と現れ、迷う事なく行き着けました。

最後の曲がり角には案内係の方がいて、指差す方へ進むと、臨時の無料駐車場へ到着。
駐車場にも係の人がいて、空きスペースへ導いてくれます。
「狭くてごめんね。」と笑顔で気を使ってくれました。
開けた高原地帯を走って来ましたが、そこからは木立の中へ歩いて入って行きます。
林の中にはテントが張られていて、地元の人がお店を出してました。
ソバ屋と、地元の物産品を並べたお店。
来るまでの道路の看板や、駐車場の設営など、町を挙げて赤ソバ畑を観光資源に活用しようとしているよう。

前夜の宿に置いてあった伊那谷のお祭り日程紹介パンフに、前週の土日で赤そば祭りを開催とあったので、見頃の時期だけの対応なのでしょう。
テントを後に歩いて行くと、狭い谷間に赤いソバ畑が現れました。
おー、これかあ。
赤いお花畑だ。

<高嶺ルビーという品種らしい>


写真を撮っていると、他のお客さんがさらに奥の道から帰って来ます。
この向こうにもあるよう。
林の道をさらに歩いて行くと、上方の視界が開けました。
チョロっと赤い畑が覗けます。



ドキッ
こんな見え方をするという事は…。
この先にはどんな世界が広がっているのか、想像するとドキドキ、期待が膨らみます。
そば畑全体が見渡せる場所から見たその景色は、…想像以上。
思わず喚声を上げてしまいました。
奥行、横幅とも広々とした開墾地一面が赤い花で埋め尽くされていました。

後からやって来たお客さんもそこで一様に驚きの声を上げ、足取りも軽く遊歩道を歩いて行きます。
花単体は地味ですが、これだけ束になると壮観です。
なるほどこれは観光資源足り得ますね。



私も畑の畦道を巻いて、写真を撮りつつ奥へと進みます。
うーんそれにしても広い。
いろいろと撮影していたら帰る予定時刻を過ぎてしまった。
旅の最後に良いものを見せてもらい、ガイドブック購入の甲斐があったというものです。





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2 コメント

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さすがの一枚目 (Aちゃん)
2011-10-27 02:34:43
この写真だけで周りの赤が伝わってきます。
それにしても凄いですね。
観光名所に納得です。

これによく似た光景はれんげ畑。
でも今は見れなくなりました。
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いいものを (よかばか)
2011-10-28 01:35:52
見てくることができました。
テントでソバを供していたお店の人に聞くと、満開になったのはその日の3日前くらいだったそうで、一番いい時に訪れれたようです。
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