かわいくない水玉

2012-03-20 02:08:12 | Weblog
この日曜日はお休みにしたのに雨模様。
でもちょうどよかった。
里山への思いは抑えられ、予定していた美術観賞へ出かけました。
行先は国立国際美術館。
『 草間弥生 永遠の永遠の永遠 』 が開催中。



うーん、これはなんなんだろう。
芸術は難しいですが、これまた難しい。
水玉と横顔の輪郭とムカデと目とギザギザがひたすら反復される世界。
大きなカンバスに草間の精神世界が表わされ、それが密度濃く並べられていました。
パンフには「具象とも抽象とも異なる未見の造形」と書かれてますが、これは抽象と違うのか。
彼女の表現方法は難解だ。

時々、色使いが綺麗で納得できる?作品があります。
模様は一緒ですけどね。
作品名には、女、波、ニューヨーク、愛(恋)、生、星(月、太陽)、死、春、朝、夏、夜、といった言葉が頻出する。
彼女のいる世界をこの言葉と画から推してみる。
…やはり分からない。

観客は圧倒的に若い女性が多い。
しかもすごい人気。
順路は人で溢れていました。
彼女達に、このサイケデリック(違うんだろうけどこの表現しか知らない)な画はどう映っているのだろう。
なんでこんなに人気があるのだろう。
女性は水玉好きだから?
普通じゃないのがいい?
共感できるのだろうか?

美術館内2ヵ所で写真撮影可能な作品があります。
最初の写真がその一つ。
白地に赤の水玉チューリップの模型がいくつか展示された部屋。

そうそう。
彼女の作品を、私は以前に見ていました。
瀬戸内国際芸術祭で、その芸術祭の作品ではないのだけど、直島の港にあった赤かぼちゃ。
そういえば赤地に黒の水玉模様だった。
  これ→ http://blog.goo.ne.jp/yokabaka/e/053d97a4d63267757c3eaf0704ead9c4
直島にはもうひとつ黄カボチャがあったのですがその時は見れず、でも今回見る事が出来ました。
美術館内に設置され、撮影可。
直島のとまったく同じものなのかどうか分かりませんが…。



私の心の襞を画にするとどうなるか。
きっと訳が分からない。
そもそも私の目には映らないし、描けない。
それを捉え、表現できる人が芸術家なのでしょう。


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2 コメント

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この手の芸術は (Aちゃん)
2012-03-21 23:00:58
まか不思議な世界。
こういう作品は理解不可能が多いので深く考えないことにしてます。
作者の感性だから理解するのは無理です。
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みんな (よかばか)
2012-03-24 21:58:57
そうみたいで安心しました。
怖いもの見たさではないのでしょうけど、どんなことを考えているのだろう、どう表現するのだろうと少し気になり、見に行くのですね。
きっと。
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