【うんちく】
アンコウはその姿・習性から、様々な隠語に用いられます。
腹の出た力士の事を「アンコ型」と呼ぶのは、格好が似てるから。
仕事の声がかかるのを待っている日雇い労働者を「アンコウ」と
呼ぶのは、餌の小魚をじっと待つ鮟鱇の習性から・・・。
「鮟鱇武士(あんこうぶし)」とは、大口をたたくが、あまり動か
ず、不精者の武士を相したもの。
いずれにしてもあまり良いイメージでは使われないようです。
アンコウの種類は日本周辺海域で、60~70種類生息しています。
しかし、この中で食用として流通しているのは、3種類。
「アンコウ」、「キアンコウ」、「ミドリフサアンコウ」です。
美味なのはアンコウとキアンコウ。ミドリフサアンコウは
体長30㌢ほどと、小ぶりな為、味りん干しなどの原料になります。
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