
テナガエビ(手長海老)・アガザエビ
【語源】

標準和名は「アカザエビ」ですが、「テナガエビ」の方が多く
使われているようです。

語源は字の如く、手が長い事からきています。

「アカザエビ」の語源は、体色が植物の藜(あかざ)の若葉にある
赤斑に似ている事によるものと思われます。


【旬】

旬は、晩冬から春です。







【うんちく】

体調25�ほど。水深200~400�の泥底に単独で生息します。

房総半島から日向灘までに分布する日本固有種。

厳密に言うと、日本では「サガミアカザエビ」と「アカザエビ」の
2種に分けられ、見分け方は爪の先が白いのが「サガミアカザエビ」
です。

ヨーロッパ各地では、特に高級食材として重宝されており、本種に
よく似たヨーロッパアカザエビが代用されています。

イタリアでは「スキャンピ」、フランスでは「ラングスティーヌ」と
呼ばれています。




【ブランド・産地】

ブランド化はされていませんが、フレンチやイタリアンでは、
超高級食材として認知されています。

日本の広い範囲で漁獲され、突出した産地は限定しかねます。

最近では、「ニュージーランドアカザエビ」が安価で流通している
ようです。




【産地ならではの漁師料理】

この食材は、洋食系ですので、産地の漁師料理と言われる物は
見当たりません。

このエビをまっぷたつに割り、塩コショウで焼き上げるぐらい・・・

コツは、身のほうを軽めに炙り、殻側を良く焼く事とか・・・


【栄養と効果・健康】

高たんぱく・低脂肪。

白身魚並みの低エネルギー食材です。

殻は食さないので、桜海老などと比べるとカルシュームは
少なめです。

コレステロールは多目ですが、それ以上にタウリンを多く含んで
いる為、血液中のコレステロール値を、逆に下げる働きを期待出来
ます。

気にせず食べて大丈夫ですよ~










