
ウミブドウ(海葡萄)・クビレヅタ(括岩蔦)
【語源】

一般的に「うみぶどう」で名が通っていますが、「くびれ
づた」が標準和名です。

語源は見た目通り。ブドウの房に見た目が似ている為。

見て納得ですよね~


【旬】

旬は文句なく夏です。


【うんちく】

沖縄では、昔から食べられていました。

当時は、「グリーンキャビア」などとも呼ばれ、貴重な
珍味として扱われていましたが、近年は養殖が盛んになり
流通価格もグッと下がりました。

生で、醤油や三杯酢等をタレのように浸けながら食べ
ますが、調味液に長く浸すと、プチプチとした食感の粒状
の部分がしぼんでしまうので注意が必要です。

また低温に弱く、冷蔵庫で保存すると萎んでしまいます。

常温で保存する事をお勧めします。


【ブランド・産地】

日本では南西諸島に、日本国外では東南アジアやオセア
ニア等の浅海域に分布します。

主な産地は沖縄です。ブランド化はされていません。

昔はブランド力がありましたが、養殖に成功した為、
なくなりました。

痛し痒しですね~




【産地ならでは漁師料理】

特にかわった物は見当たりません。

やはり、生のまま、三杯酢で食べるのが一番ではないで
しょうか?

後、ドンブリもいけますよ~


【栄養と効果・健康】

ほとんどの海藻は乾燥品や加工品が多いですが、このウミ
ブドウは海藻としては珍しく、生のままで消費されます。

歯ざわりは最高ですが、意外にも97%が水分。

栄養素はかなり少なめです。

鉄・マグネシウム・カルシウムを少量含んでいますが、
その効果を期待出来ない程度です。









