世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

舌平目(したびらめ)・うしのした

2018年07月04日 08時09分09秒 | Weblog


アカシタビラメ

舌平目(シタビラメ)

【語源】
舌平目の語源は字のごとく、「舌」(ベロ)のような形をした魚
だから。呼び名は地方によって異なり、「うしのした」、「うまの
した」、「うしのベロ」」、「ベロ」などと呼ばれる。
舌は舌でも色々な舌でたとえられている。
九州では「クツゾコ」とも呼ばれる。


      皮をむいた、黒舌平目

【旬】
舌平目の旬は夏である。


      黒舌平目

【うんちく】
舌平目には「しまうしのした」・「あまみうしのした」などの種類
があるが、一般的に流通しているのは「アカシタビラメ」と「クロ
ウシノシタ」である。一般的の「赤舌」、「黒舌」の名で通って
おり、名のとおり、赤と黒色をしている。

特にムニエルなどの洋食料理に使われ、フランスでは「魚の女王」
と呼ばれるほどの高級魚。英名もsole(靴底)、tonguefish(舌の
魚)と呼ばれ、この魚に関してはイメージが東西一致している。
尚、フランス料理で知られる「ドーバーソール」はドーバー海峡で
獲れる大型シタビラメの事。



産卵期は5~9月頃で、沿岸の浅海で産卵する。孵化(ふか)時の
体長は1~2㎜程度。10㎜前後まで成長した時点で右目は深く
切れ込んだ口もとを通り左に移動する。この時期に着底生活を
始める。
底引き網・定置網などで漁獲され、味は一般的に赤舌平目の方が
良いとされている。



      クロウシノシタ

【ブランド・産地】
ブランド化はされていないが、九州有明海産のものが珍重される。


      舌平目のムニエル

【産地ならではの漁師料理】
洋食ではムニエル・フライ・バター焼きなどで、和食では塩焼き、
煮付けなどで主に食べます。有明の郷土料理「クツゾコ」の煮付け
は有名。また、この魚をすり身にし、さつま揚げを作ると絶品。

しかし、漁師さんは「唐揚げが一番」と言います。
まず、ウロコをひき、頭を落とし、皮をむきます。塩・胡椒をして
片栗粉で薄化粧をし、油の中へ・・・。カラッと揚がったら、レモ
ンをギューとしぼって食べます。    ビールですね!
そして、むいた皮。捨ててはいけません。これも油でカラッと揚げ
ます。塩をふると、これまたビールのツマミにピッタリ。


       シタビラメのムニエル

【栄養と効果・健康】
名前には「ヒラメ」と付いているが分類上は「カレイ」の仲間。
栄養素もカレイに近い。カルシュームと鉄分を多めに含んでいるが
脂肪分が少ない為、DHAやEPAは少ない。


舌平目の情報ドシドシお待ちしています。











    舌平目の姿造り(お刺身)









          赤舌平目の煮付け








      舌平目の宝石箱(イタリアン)




東京ランキング

にほんブログ村 グルメブログ いろいろなグルメへ
にほんブログ村




ブログ王ランキングに参加中!

 

 






      







     



プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】