世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

鰆(サワラ)

2015年02月21日 08時06分46秒 | Weblog

さわら(鰆)


       サワラの炙り刺身



【語源】
さわらの「さ」は「狭い」と言う意味で、わらは「腹」、体が細長
く、腹が狭くみえた為。別名のサゴシは「狭い腰」からきたもの。





      サワラの木の芽焼き


【旬】
「鰆(サワラ)」は魚辺に春と書くことから、代表的な春の魚であ
るといえる。
しかし、地域によって異なる。関西地方・瀬戸内では5~6月の
春が旬だが、関東地方・駿河湾、西伊豆などでは12月以降の冬が
旬である。特にこの時期のサワラは「寒サワラ」と呼ぶ。





【うんちく】
沿岸の表層(水面近く)に生息する。但し、秋から冬にかけては
外海のやや深いところに移動。イワシ類、サバ類などを主に食す。
産卵は春から初夏。内湾では春から秋にかけて、外海では秋から
冬のかけて、定置網・流し網などで漁獲される。

近年、瀬戸内海では漁獲量が激減している為、種苗放流の研究が
行われている他、漁獲制限もされている。寂しい話ですね・・・。

特に関西地方では春の味覚として白味噌に漬け込んで焼く、西京焼
きが好まれる。


      サワラの西京焼き




50cmほどの若魚は「サゴチ」と呼ばれ比較的安値で流通している。

サワラの卵巣は、珍味「カラスミ」の代用品としても使われる。
ちなみに、本物のカラスミは「ボラ」の卵巣。

「瀬戸の海や浪もろともにくろぐろと い群れてくだる春の鰆は」
                        若山 牧水



サワラの切身 / 魚屋さんではこの形で売られている事が多い



         サワラの押し寿司



【ブランド・産地】
ブランド化はされていない。漁獲量は長崎県がダントツ。ついで
島根、福井と続く。
特に上品質と言われているのは、4~5月、産卵のために瀬戸内海に
入る鰆(サワラ)。絶品である。



【産地ならではの漁師料理】
漁師さんにサワラの美味しい食べ方をたずねたところ、「サワラは
刺身にかぎる」と即答。マナガツオと並んで漁村では「刺身の王様」
と言っているとか。
食べてみたところサバの仲間にしてはクセがなく、鯛や平目とは
一味違う美味さ・・・。納得の味でした。焼酎かな・・・?





【栄養と効果・健康】
栄養素は鯵、鯖、鰯などの青背魚と似ているが、特に脂肪が多く、
高エネルギー。しかし、動脈硬化を予防するDHAの量も多いので
食べすぎを気にする必要はない。また、血圧を下げる働きをする
カリウムを多く含むのも特徴。


      サワラの幽庵焼き


       サワラのタタキ





サワラの情報ドシドシお待ちしています。


         サワラのタタキ









           サワラの酢〆






        サワラの巻き寿司






          サワラタタキの酢の物












いつも応援ありがとう~
人気ブログランキングへ
















      




プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】






















最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。