今年の夏は広島を訪れた。
平和式典への参加が目的である。
2日目は平和のためのシンポジウムが開かれる。
その中にフィールドワークがあった。
瀬戸内海に浮かぶ大久野島である。
かつては毒ガス島と呼ばれた島である。
戦争遺跡として残されている施設の中に「発電場跡」がある。
大きな建物と小さな建物がくっついている。
不思議に思ったことがある。
発電場跡。小さな建物から大きな建物を臨む
大きな建物と小さな建物があるのだが、大きな建物の中にはまた建物があるのだ。上写真の左側を見てほしい。二階建ての建物があるのだ。
大きな建物の中にある2階建ての建物
何かへんてこな造りだなぁと思いつつも、それに訳があることを考えもせずにいた。
調べ物をしていた時に、偶然それは分かった。
もともとは小さな建物と、写真の2階建ての建物しかなかったこと。
写真の建物は事務所だったこと。
大きな建物は、発電場を増築したものだったこと。
大きな建物が2階建ての建物を取り込むように造られたこと。
謎は解けた。