あけましておめでとうございます。2010年の始まりです。
今年も幸たんくをよろしくお願い申し上げます。
昨年は「旅たんく」の更新がほとんどで「食たんく」を少しいじっただけでした。
おかげ様で「伝えたんく」は続いていますが、草稿をアップし忘れることもありました。
まあ、今年もぼちぼちと頑張りますので覗いてやって下さい。
さて昨年も年末に旅をしてまいりました。
関西方面に寄りました。
白鷺城とも呼ばれる美しい城で、世界文化遺産にも登録されている姫路城に行きました。
大男3人組の仲間で、今回の旅の同行者であったF氏が日本で一番好きな城と言っていたので寄ることにしたのです。
いままでの姫路城と言えば、中国方面に行く新幹線の窓から、申し訳に見えた程度のものでそんなに気に留めることはありませんでした。
実際に足を運んだ姫路城は、本当に美しかったです。
当日(12/28)の天気予報は雨だったのが、私たちが姫路城を訪れることには日がさし、青空もどんどん広がっていきました。
白鷺城とはよく名づけたものだと感心しました。
天守閣の格好の良さ、白い壁の輝き。
四角、三角、円の幾何学的な壁の穴の並びも美しい。
その穴はどの壁にもまんべなくありました。
その美しさに見とれていた時のことです。
F氏が、「さあ、もう百回くらい死んだかな?」
と言ったのです。
実は壁の穴は、敵が攻めて来た時に、弓や鉄砲で狙うためのものだったことを教わりました。
思えば、入場門を入って正面にありました。横を向くとありました。
そのような感じでどの角度からでも狙えるところにありました。
城壁の所々にある穴
そして天守閣に到達するまでの距離を考えると、一万人のゆきたんくが姫路城を攻めた時、1人も天守閣に着くことはなかったと考えられます。
美しさもさることながら、城というものの機能を改めて考えされられました。
城というのは厳しいものだということを。
人の話に耳を傾け、上辺よりも中身に目を向けることの大切さを今回も教わった気がします。