「みんなちがって みんないい」
みすゞが竜宮城と呼んだ、出身地仙崎の町(山口県長門市)
26歳で亡くなるまでに数多くの詩を残した童謡詩人の金子みすゞ氏による言葉である。ゆきたんくのとても好きな一遍である。
ところが世の中を見渡してみるとどうだ。
個性の意味を履き違えている者が多いような気がしてならない。
個性というのは、ある一定のルールの上に積み重ねるものだ。
世の中の常識に反するものは個性とは呼ばない。
そのことに気づいていないのだろうかと思うことが多い。
日本人の良いところは勤勉なことだと知り合いの外国人は言う。
戦後60年で、国をここまで建て直し世界の一等国にすることができたのは勤勉だからだという。
日本人は約束を守る。
技術立国である日本で自分の子供を育てたい。
巷には日本人が悪いことばかりをしてきたことばかり流されているが、その日本人に感謝している国の方も多くいるのだ。
その日本を支えてきたのは、韓国の儒教を元にした考えだ。
目上を敬うことが基本である。
今の日本は、今まで支えてきた人たちを大切にしているのかということには疑問符がつく。
「みんなちがって みんないい」のだれど、心がバラバラではだめだろう。
意味を今一度考えることが必要ではないだろうか。