伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

秋川高等学校28…気絶・恥

2013-08-18 23:57:46 | 東京都立秋川高等学校

いや、気絶した記憶ってこれ1回かなぁ。

多分そうだと思う。

高校3年生の秋。

最後の記録会に向けて練習をしていた。

残り1か月くらいの時だったと思う。

その日が日曜日だということは覚えている。

くたくたになるまで投げてみようと思ったからである。

100回は投げたかなあ。

体中は痛いし、指は腫れて出血しているし、くらくらするし・・・

体は疲労の極致だったのだが、疲労していたのは体だけではなかった。

地面に置いておいた時計を見たら15時くらいだったかなぁ。



この写真は大学での練習時のものである。残念ながら高校の時の練習写真はない。


さて、ハンマー投げは遠心力を利用する。

つまり体ごとハンマーと一緒に回転することで、ハンマーヘッド(球の部分)にスピードをつける訳だ。

スピードがつくと遠心力が働いて重みが増す。

つまり、ハンマーと体は引っ張り合いをしている訳である。

ハンマーにスピードを付けることができるのは、両足が地面に着いている時だ。

両足で踏ん張りながら、ハンマーを投射方向に回転させる。

そして片足立ちの時には、スピードの着いたハンマーを下半身で追い越すのである。

つまり下半身を早く捩じって両足立ちの状態に戻すのだ。

すると捻りができる。

これを元に戻す時に、またハンマーにスピードがつくのである。

実は練習中、片足立ちの場面で事件は起こったのである。

体は疲労していたが、実はハンマーヘッドとハンドルをつなぐピアノ線も疲労(金属疲労)していたのであった。

回転して片足立ちの時にピアノ線が切れたのである。

体がハンマーに引かれている感じが急に無くなったのである。

当然引っ張られているのと逆方向に倒れることになる。

その時に頭を打ったらしいのだ。

ふと気が付くと、昼礼場の端に寝ていた。

明るかったはずの空が暗くなっていた。

近くに置いた時計を探し時刻をみると17時過ぎ。

さっきまで15時くらいだったのに・・・

左手にはハンドルを握っていた。

そのハンドルにはピアノ線がついていて、先っちょが切れてなくなっている。

このことから、回転途中でピアノ線が切れ、倒れたのだと推察した。

そしてインターバルが2時間。

気絶していたのだろうなぁ。

その後、入浴して食事。

腹減り状態だったので、バクバクいただいた。

恥ずかしい・・・

コメント
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