「ひめゆりの塔」を初めて知ったのは22歳の時。
さだまさし氏の「しあわせについて」を聴いた時だった。
映画の主題歌なんだ。
「ひめゆりの塔」ってなんだろう。
ギターの弾き語りができるようになった。
でも「ひめゆりの塔」ってなんだろう。
言葉だけが残って,それに近づかなかったゆきたんくである。
これは氏の「防人の詩」の時も同じであった。
これも映画「二百三高地」の主題歌だ。
両者の共通項は戦争だったのだ。
当時のゆきたんくは戦争と聞いただけでそこから深入りしなかった。
さだまさし氏のファンだと言っても,その意味の深いところまでを理解していなかったのである。
さだまさし氏の楽曲は短編小説のようで好きだなんて得意になっていただけなのだ。
旅をするようになり,勉強嫌いだったのが多少予習をするようになった。
その面白さを知ると,あちらこちらに行きたくなる。
ここ20年の間,少しずつ自分が変化してきた。
35年前に知ったひめゆりの塔に今回会うことができた。
もちろん事前に勉強をした。
いやぁ,参ってしまった。
高さが1mもない大きさだ。