この間(かん),旅の楽しみとして沖縄旅行のことを書いてきた。
戦争遺跡に関する内容が多い中で,間違えたことを書いてはいけないと思った。
本を数冊購入して読んだ。
貪るように読んだ。
学術的な本ではないが,実際に戦火の中に身を置いた方々や,戦後史を検証しようと書かれた本である。
戦火の中に身を置いた方は,実際の体験に基づいて書かれている。
同じ場所であっても,人によってその時の状況に差があることもある。
同じ場所で,同じ時刻に,同じ人たちで聞いた話ではないだからだろう。
「伊原第一外科壕と伊原第三外科壕に移動する時には,ジャンケンで負けた者が第一,勝った者が第三へ行くことになった。」
と書かれていたり,
「追い出されるように出た。」
という内容のものもある。
もっとも,もともといた場所が同じでないことも考えられる。
一つが糸州壕で,もう一つが山城本部壕であるかも知れない。
運を天に任せるような状況だったということだ。
そこにしっかりした作戦がなかったということだ。
学徒隊は1945年6月18日に突然解散命令が出て,自分たちの身は自分たちで守らねばならない立場に追い込まれた。
被弾か,自決か・・・
自分はこのような立場に追い込まれたことはない。
その当時の方々の気持ちが少しでも想像できるほどの勉強もしていない。
また沖縄に行かねば・・・