さて、ゆきたんくにリアルな情報を取材する暇のない時は「旅の楽しみ」など過去の情報の活用をする。
よって、この沖縄旅行は非常に有難いネタなのである。
また、しばらくお付き合いのほどを・・・
今日は、牧志公設市場で腹を満たした後に尋ねたチビチリガマ。
時は2017年9月末日。
すでに3か月前には訪問を決めていた。
そんな時にチビチリガマのニュースが流れた。
9月15日ごろだったろうか。
この場所が肝試しに使われて、器物破損等で少年4人が逮捕されたということ。
まあ、知っている歴史から言って肝試しをする場所ではないとは思う。
なぜ、そんなことが起こったのか。
十分な教育がなされていないことが大きいだろうと思う。
日本人は近代史について、学校では部分的にしか知ることができない。
自分の国について、自分の住んでいる地域についてどんな歴史があるのかを語れる人も減ってきた。
伝えるソースも薄っぺらい。
そんな状況だろう。
もちろん、ゆきたんくもその一人に過ぎない。
だから、その場所に行く。
予習をして興味を広げてから旅をすることが増えてきた。
チビチリガマの歴史については、詳しく書いてあるサイトがたくさんあるからそちらを見ていただく方が分かりやすいと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/c6/3cad8c44e6b85c089f61ed41372a6db7.jpg)
真ん中の穴(ガマ)がチビチリガマ。この奥に集団自決された方々の骨がある。
集団自決時の死因は、親族による包丁で首を刺したり自分で刺したりしたものがほとんどだという。
自決された方々は、絶望して他に取る方法がなかったのだろう。
元日本兵が布団に火を付けたことで炎と煙がガマ内に充満し、ガマの外に逃げて助かった方々もいたという。
自決者の遺骨が眠るガマの右には「平和の像」と名付けられたモニュメントが造られている。
琵琶を弾く法師様が、集団自決により苦しんでいる霊たちを慰めるように見える。
像の下には沖縄の住居構築の特色を生かした石の家があるように見える。
自分はここで起きた事実を今一つ踏み込んで勉強する必要があると思う。