のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

2023年4月の読書 立ち直れない

2023年05月18日 09時22分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
読むことに集中できなくなっている。どーしちゃったんだかなぁ…


4月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:644
ナイス数:145

NHK2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」THE MAKING (TVガイドMOOK)NHK2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」THE MAKING (TVガイドMOOK)感想
これはもう、開いた途端に「小四郎〜ありがとう〜」いやいや、小栗旬さんに感謝(笑)お互いの信頼、親しみの中で撮られる表情や姿はプロが撮影するバックステージとは全然違う。ましてや影の、でも大きな力になるスタッフの方々まで網羅された一冊なんて普通あり得ないんじゃないか、と。鎌倉殿ロスが重症な身には火に油を注がれる感ありすぎなんですが、内蔵されるインタビューと三谷幸喜さんとの対談含め、これはよかった。ここまでハマる大河は久しぶりで、ここまで「好き」でほんと幸せ。ということで日頃は登録しない分野をコソッと登録😆
読了日:04月13日 著者:
南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生感想
ふぅぅぅ。終わった。以前1話は読んでいるのでその続きが初めまして、な物語。途中まではその新たなお話に思いっきり前のめりに素子節を味わいながら進んでいき、ある所からは「あれ?」そしてラストは素子さんで初めて「あらこれラブストーリー?」!!ある意味そうよね?ちょっとね、途中からの展開はついて行くのがやっとな感じで、ある意味予想外な方向になったんです。そういう展開か!とかなり驚きと戸惑い。だからこそ、かな。もしも続きが出たら。書いてくださったら読みたい。靄とは別のところが気になります。
読了日:04月12日 著者:新井 素子

2023年3月の読書 はい少ないっ!

2023年04月03日 13時00分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:388
ナイス数:164

どこ? ほんの なかの さがしもの (講談社の創作絵本)どこ? ほんの なかの さがしもの (講談社の創作絵本)感想
4歳のマゴくんと一緒に。時間はかかったけれど見つけられました。「ミッケ」にハマって始まった探し物絵本。大人も一緒に首を傾げつつ真剣に探してしまいます。こちらは絵柄が優しくてワタシ的にはミッケより好み。でも見た目と違ってなかなか手強いですね
読了日:03月15日 著者:山形 明美
いちねんかん (新潮文庫 は 37-21)いちねんかん (新潮文庫 は 37-21)感想
若だんなが文字通り主人の代わりとして自ら長崎屋をまとめ、守る試しの1年間。大番頭の先走り、主人が居ないことにつけ込んで仕掛けられる詐欺、疫病が広がる事態での戦い、そこから続く京の大店とのあれこれ、ラストはまさかの盗賊との本当の立ち回り。問題は山積なのだけれどつまるところ若だんなが病に倒れないか、そこが1番の問題であり心配なんだよな。安定の楽しさ。近年の作品の再読コースに手を出していないことをちらっと悔やむ。若だんな、ホントに強くなったな。そして次は於りんちゃんにも会いたいな。
読了日:03月14日 著者:畠中 恵
ぐるんぱのようちえんぐるんぱのようちえん感想
再読)生協にあって衝動買い。開くと懐かしくちょっとショッパく優しい世界が広がっている。確か娘たちに読んだ時の図書館本は破れていたよなぁ、なんて思い出しながら、ぐるんぱのがんばる姿とちょっと切ない日々の後の笑顔を楽しむ。ずっと繋がって欲しい一冊。今度はマゴくんマゴちゃんに繋げよう。
読了日:03月02日 著者:西内 ミナミ


2023年2月の読書

2023年03月16日 06時33分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

読んだ本の数:4
読んだページ数:1065
ナイス数:189

繕い屋 金のうさぎと七色チョコレート (講談社タイガ)繕い屋 金のうさぎと七色チョコレート (講談社タイガ)感想
再読)寄り添う、という点では今回は1巻に軍配。なんて変だけどびたっとハマった1巻再読に比べると、この巻は今回読みながら複雑な世界に苦しくなった。重い物語…。心の中。誰もが抱え戦いまた安らぐ世界。それぞれに違う感じ方と行方を持って広がるその中に花の父と母の記憶はあるのか?いつになるかわからない続き。それを読んだらまたこの巻への感じ方も変わるのかな。
読了日:02月25日 著者:矢崎 存美
繕い屋 月のチーズとお菓子の家 (講談社タイガ)繕い屋 月のチーズとお菓子の家 (講談社タイガ)感想
再読)矢崎存美さんの作品は時々カウンセリングのような感じがする。この本は3回目だというのに、今回は本当にするりっと気持ちの中に入って来て、何だか物凄く「近い」感覚があった。こんな事は初めてで、前回まではむしろ少し戸惑い遠くに感じて読んでいたと思うから、それだけくたびれているんだろーな、と自己分析。こんなこともあるんだなぁ。とにかく心地よく読み、最後の章で少々ぞっとして次に進む。悪夢の記憶はないけれど花さんとオリオンに会いたいなと願いつつ。
読了日:02月18日 著者:矢崎 存美
NyAERA (ニャエラ) 2023 (AERA増刊)NyAERA (ニャエラ) 2023 (AERA増刊)感想
はじめましての雑誌。素子さん繋がりで。こすみちゃん。いやぁ、美人さんですねー。大きなお写真初めて拝見しましたけどら美しー!天元くんも雰囲気そのまんま。そして素子さんの色々な受難に笑いつつ(スミマセン)楽しく拝読しました。なんか素子さんのエッセイ読みたくなって来たな。この文章のリズム、ことばの進み、なんかほんとに好きです。
読了日:02月16日 著者:
影絵の街にて (竹書房文庫 あ 12-1)影絵の街にて (竹書房文庫 あ 12-1)感想
ようやく読めた。やっと読了。濃い。とても中味のギッチリと詰まった短編集。日下さんの纏める力に感服しつつ、未読であったチグリスとユーフラテスの外伝や懐かしい作品、かわいい作品、ぞっとする作品、、、。たくさんの新井素子を堪能した。ここは改めて星新一せんせにも感謝かな。こんなに多彩な世界を描き出す素子さんの力を星作品を纏めるお仕事から彼女に気付かせてくれて、そして更にたくさん読み手を楽しませてくださっているのだから。
読了日:02月13日 著者:新井 素子


2023年1月の読書 ゼロ冊

2023年02月13日 16時09分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
何と恐ろしいことに、1月は読み終えた本が1冊もありません。
こんな事過去10年、いや15年遡ってもなかった。
読書メーター始めてからは一度もないこと。

なんだかなんだか。
どしたのかなワタシ…

手元にずっとあるのは素子さんの一冊。
読まない日はないんだけれど、なぜか遅々として進まず。
昨夜あとがきまで読み終わり、とても濃い解説も先ほど読み終えました。
素子さんの短編。怖い。楽しい。可愛い。色々がてんこ盛り。

なのになんでこんなに読むスピードが遅いんだろう。


どうしようかな。
一度児童書に戻ろうかな。
それか漫画。ポーの一族の最新刊が手元にあるのです。

2022年12月の読書

2023年01月14日 14時21分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:904
ナイス数:156


あさのあつこさんの新刊が面白い。続きがとても楽しみだ。


名人 (新潮文庫 か 1-14)名人 (新潮文庫 か 1-14)感想
新井素子解説、ということで。)囲碁の世界。知ってはいても打つ訳ではなく、正直、その対局場面はなかなか厳しい読書になった。が、囲碁という世界に命懸けで立ち向かう姿には某マンガも手助けになってなんとなく、分かる。あくまでもなんとなく、なのだけれど。そして素子さんの解説。その最後。20代、40代、70代、そしてその先でももしかしたら同じ作品を読める。受け止める感覚はそれぞれ変わる。そこにとてもこころが震える。時代を超えて。自分もまた時代を超えていく。ああ、読書っていいな。そう、思う。
読了日:12月31日 著者:川端 康成
えにし屋春秋 (時代小説文庫 あ 23-3)えにし屋春秋 (時代小説文庫 あ 23-3)感想
面白い。また、目の離せないシリーズが始まった。人と人の縁を商う「えにし屋」浅草寺界隈の賑やかな店の裏手にひっそりとある仕舞屋に縁だけを頼りに持ち込まれる様々な繋げたい縁、切りたい縁の問題を時には長い時間をかけて解決していく物語。今回はえにし屋の主人才蔵、そして初の過去を語る場面も多く、背負うものの重さ、暗さの先の今、が、この先がとても気になる。あさのさんの歴史物は本当に容赦ないし義理堅いし重いし暗いし、でも深くて引き込まれてしまう。2作目を心待ちにしています。
読了日:12月12日 著者:あさの あつこ
てらこや青義堂 師匠、走る (小学館文庫 Jい 3-1)てらこや青義堂 師匠、走る (小学館文庫 Jい 3-1)感想
元公儀隠密、現在寺子屋の師匠である十蔵の物語。前作がかなりシビアで辛く悲しい作品(童の神)だったため、なんてほのぼのした世界だ、と若干感覚がおかしくなりながら読んだ。筆子たちの生き生きとした姿、十蔵の(元)妻、睦月の人となりの素晴らしさ、かつては時に共に戦いまた敵でもあった隠密の面々、公儀方、敵方、登場する人物がとても(いや背負うものは重いし暗いが)生き生きとしていて、その最期の覚悟も含めて惹かれるものだった。様々なものを背負って、最後、十蔵と睦月がまた共に歩めることをほっと嬉しく思って本を閉じる。
読了日:12月02日 著者:今村 翔吾


2022年11月の読書 ああ、読めない…

2022年12月02日 21時35分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

だけど、この2作品、がっつりと心に刺さる作品だった。

大好きな作家さん。

11月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:824
ナイス数:193

花下に舞う (光文社文庫 あ 46-13)花下に舞う (光文社文庫 あ 46-13)感想
ますます目が離せない。そこに繋がるのか!と最後までドキドキしながら読み終える。信次郎の亡くなっている母上が過去から絡み、人殺しの元の更にその先を信次郎が解き明かす一端になる。一本の扇が見事だ。そして木暮信次郎という人間の由来、えーっと、根っこ?なんだ?も垣間見えた気がした。清之介の危うさはもう本人が認める揺らぎになって、受け入れた事を切なくもどこか納得して、更にこのまま地に足をしっかりと付けて欲しいとも願う。おこまちゃんを泣かさないで…と祈る。一つの事件の謎解きとしても、2人の主人公の生き方としても→
読了日:11月19日 著者:あさのあつこ
童の神 (ハルキ文庫 い 24-7 時代小説文庫)童の神 (ハルキ文庫 い 24-7 時代小説文庫)感想
「童」という言葉が蔑称であったことに驚く。そしてその一文字、を意味を変えて旗印とした彼の心内を思う。読み進む先に救いはなかなか見えず、結末はどうにもならない事に辛くて何度も読む手が止まりながら、でも目が離せず。千年後に想いを馳せて生を駆け抜けていった彼ら彼女らに震えるほどの感動と哀しさをもつ。その千年後の今、少しは変わったのだろうか?重くもあり哀しくもあるが、ワクワクする活劇で魅力あふれる世界でもある見事な今村翔悟さんの世界だった。大江山の酒呑童子…。実は三部作とのこと。次、を楽しみに待とう。
読了日:11月13日 著者:今村翔吾


2022年10月の読書

2022年11月20日 07時58分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1076
ナイス数:185

この橋をわたって (新潮文庫)この橋をわたって (新潮文庫)感想
再読/初読は単行本)短編とショートショートの集まり。黒猫ナイトやショートショートの3編が変わらず好き。な、中。最初の「橋を、架ける」もしかしてこれは、その時の精神状態でかなり印象が変わる?単行本ではさらりと楽しく読んだのが今回は何故か向こう岸に届くことが怖かった。なんでかなぁ。すくむ、感じ。「なごみちゃんの大晦日」も妙な所でひっかかる。祠、どかしちゃダメだよぉ、と。土地神様もご先祖様もおとーさんの方にも行きましょうよ、と。これはまぁ、個人的感覚、です。ほのぼのふんわり、どこかぞわっと。楽しみました。
読了日:10月23日 著者:新井 素子
希望の糸 (講談社文庫)希望の糸 (講談社文庫)感想
松宮刑事が主になり動く物語。事件を追う事と、そして彼自身の生まれに関わる事の二本立て。どちらも何が正解で何が間違っていたのか分からない、生きていくという事のそれぞれの姿。なんとも深く、そして哀しい物語だった。加賀恭一郎シリーズらしいと。やはりこのシリーズが好きだと思う。その時々の「人」の生き方。選んだ道の先。もしも、たられば、は無い。けれどふと願ってしまうのもまた「人」だな、と。
読了日:10月08日 著者:東野 圭吾
かわたれどき (文春文庫 は 37-7)かわたれどき (文春文庫 は 37-7)感想
このシリーズは巻を重ねて麻乃助の纒う雰囲気そのまんまの物語運びになってきて、ふわふわしているのにふと気付くとどっしり重い荷をきちんと置くべき場所に置いている。そんな不思議な作風だな、と思うのだが、辛い過去にさらに重ねてそう来ますか、と各種縁談話(笑)の締めに何か懐かしの少女漫画のような出来事が起こって苦笑。でもこれがイヤミじゃなく、何だか麻乃助らしいとも感じるんだから不思議。お雪に起こったことは悲しいけれど上手くいくといいな。そして一葉ちゃんも。ああやはり、と頷いてその幸を祈る。ので続きを早く読みたい!
読了日:10月03日 著者:畠中 恵


2022年9月の読書 

2022年10月31日 20時40分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
読んだ本5
読んだ量2148ページ

幽霊は行方不明-Dear My Ghost(角川スニーカー文庫) 矢崎存美

作者さんご本人のつぶやきから知った作品。ふむ。ふむ。ミステリーというよりはファンタジーな方向が強いお話。幽霊の位置付けというか設定が変わっているなぁ、と思ったのはワタシ基準。こんなに溢れるほど日頃から諸々いらっしゃったら、と思うとちょっと怖い。霊感皆無ですが。さらりと読めるあっさり風味の作品でした。美海のいわれが気になります。

生命の略奪者(新潮文庫) 知念実希人

タイトル通りの内容。残酷過ぎてどうにも理解不能な諸々の出来事(事件)に、いつもの楽しい読書、とは行かなかった。胸が悪くなる余りにも酷い出来事。すっかり意気消沈して読み終えた。鷹央のラストの姿も小鳥、鴻ノ池のいつものやり取りも常連刑事2人組も…霞んでしまう一連の事件。解決したけれど傷が深すぎる。

禁断の魔術(文春文庫) 東野圭吾
再読)ラスト、きっと湯川はその引き金を引いた。内海薫と同じ考えを持った。その正否は別として、湯川はそういう人物ではないかな?「自業自得だ。教え子に正しく科学を教えてやれなかったことに対する罰だ」「科学を制するものは世界を制す」恩師と父親。尊敬する二人のことばを受け取って、ようやく重いものを下ろすことが出来て笑えた青年の心が痛い。
 
あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続(角川文庫) 宮部みゆき
六巻を読んでの振り返り)ちょっと気になることがあって一冊戻る。第一期完結の巻。確かに、なんだろう、違う。ずっと読んできたこのシリーズのこの第一期の感じ。これが第二期始まりの黒武〜と、なにか違う。やわらかさ?聞き手が女性であることの親しみやすさ?分からない。分からないけれど、読みやすい。改めて。おちかさんおめでとう。本当によかった。そしてどうか。どうかこの幸せが末永く在りますように。瓢箪古堂の若旦那。2人の幸せを心から願った。
 
黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続(角川文庫) 宮部みゆき
久しぶりの三島屋シリーズ。新たなスタートの一冊。おちかから引き継いだ富次郎が本格的に聞き手として臨む新章のはじまり。初めの「泣きぼくろ」「姑の墓」に、ああ、嫁ぐ前の若い娘が聞き手ではなかなか語れない内容ってあるんだな、と思いつつゾッとしたり、「同行二人」はそれでもなんだかあったかい話だなぁ、とほっこりとできて、さて最後。「黒武御神火御殿」は。怖かった。いや、おちかの時も「家」を巡る怪異はあったけれど。今回の語りはとにかく恐ろしくて。テンポ良く読んできたリズムが一気に乱れて急ブレーキ。知りたいから先に進む→

2022年8月の読書 長いお付き合いの作家さん

2022年09月15日 11時02分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
はい少なし。
素子さんはひょんな事(でもそんな事でもなければ手にしたかどうか)から再読して、やはり得意ではない方面だと再確認しちゃったけれど、昔よりはガチンコで受け止められた、かな。
宮部みゆきさん、開けば絶対確実に面白いと分かっていた新たなシリーズ。橋のたもとのいなり寿司ー!と驚いたら、なになに?次の巻にはあの子(?)が登場するの??
チラッと友人さん場所で次巻のことを目にして舞い上がりつつ、また、文庫化を待つのです。
田中芳樹さんは。は。はぁ〜。


8月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1112
ナイス数:194

【Amazon.co.jp 限定】きたきた捕物帖 (特典:スマホ壁紙画像データ配信) (PHP文芸文庫)【Amazon.co.jp 限定】きたきた捕物帖 (特典:スマホ壁紙画像データ配信) (PHP文芸文庫)感想
大好きな捕物帳。捕物帖か。北一と喜多次。同じくらいの歳の2人が出会い、問題を解決し、解決に一役買い。とにかく心地よい江戸の深川は政五郎親分もいる時間と空間をワクワクと楽しんでいたんだけれど。ちょっと待って。繋がっているのは分かっていたけれど、そこも、ですか?橋のたもとのいなり寿司。ええー!!思いもよらない所で大きな爆弾。喜多次の謂れと共にそちらも明かされていくのかしら。「初ものがたり」に思いが飛んでラストの私はもう、てんやわんや…。私はあの御仁の謂れが知りたくてずっとずっと、待っているのです。続き→
読了日:08月29日 著者:宮部 みゆき
白魔のクリスマス 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)白魔のクリスマス 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)感想
店頭で見かけると期待は薄くてもつい手に取ってしまうこのシリーズ。うーむ。あーん。ふーん。。なんかいつにも増して破綻してるっていうか逆にいつもよりもおとなしいというか、あれれ?という間に終わってしまった。なんだろうねぇ。ドラよけお涼的に不完全燃焼な所はこの前終わった創竜伝とも重なる感じ。そして、いちいちある種のイヤミを組み込まれることにツラさを感じて読むスピードゆるゆるになった(悲)そこを無くしてもう一歩踏み込んで破茶滅茶にしてくれたらなぁ。
読了日:08月17日 著者:田中 芳樹
あなたにここにいて欲しい (ハルキ文庫)あなたにここにいて欲しい (ハルキ文庫)感想
再読)きっかけは、秋吉台から繋がった方とのやりとり。で、紹介したのに内容うろ覚えはどーなんだ?と再読。はい。しんどかった。主役女子2人は共依存関係(よね?)それを壊す(又は解消、治療)するのがエスパーである女。派手さは全くなく内面にどんどん踏み込んでいく過程、洞窟での描写、各自の内面のつぶやき、表情、過去、が私を追い詰める。読んでいてどんどん深く沈み込んでいく感覚は、やっぱり苦手だなぁ、と休み休み読む状態に。そのラストも安易な希望ではなく、きっと不安も含む、けれどもどこかで大丈夫かもとも思う未来。→
読了日:08月04日 著者:新井素子

2022年7月の読書 

2022年08月05日 20時49分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
今村翔吾作品がほんとに面白い。

7月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1043
ナイス数:368

ぶたぶたのお引っ越し (光文社文庫)ぶたぶたのお引っ越し (光文社文庫)感想
今回は3つのお話。受け入れる側、お隣さん、そして引っ越していく側。それぞれの立場から見る人間模様。初めのお話はちょっと後半びっくりした。あ、そっちでしたかー!2番目のお話は哀しさを含みつつも、事故物件でもその部屋が好きだという次の住人に、きっとぶたぶたさんが慰められる一面もあるだろうな、と思う。ラストの物語は、おやっ!なんと「ボディーガード」のその先のお話。あの時の彼女はしっかり芸能界で活躍しているんだなぁ、と同時に今回の彼女もまたこれから前を向けるかな。毎度の事だけど変わらぬ空間にホッとさせてもらった。
読了日:07月20日 著者:矢崎存美
八本目の槍 (新潮文庫)八本目の槍 (新潮文庫)感想
殿下がまだ羽柴秀吉であった頃、小姓組として同じ釜の飯を食い、ぶつかり高めあった仲間。その仲間からみた1人の人物「石田三成」いや、「佐吉」。あくまでも当時の呼び名でそれぞれの視点から描かれる関ヶ原前後から豊家滅亡までの物語。行きつ戻りつしながら描かれる佐吉の不器用さ、頑なさ、そして誠実さ。現実を突きつけられ何年も経ねば理解できぬ程の、その頭脳から生まれる考えと見ていた未来に震え、大杉に誓った7人の仲間への誠実さも含めて時さえも拒み揺るがない佐吉の心が切ない。時に感傷的になり涙が溢れて次に進む手を止め→
読了日:07月16日 著者:今村 翔吾
恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)感想
幕間ということで、この世界を更に厚くする一冊。3作からなるお話は八丈島に流された彼から始まり、京都は淀藩の彼。そして黄金雛の次世代の面々。転は流される船の中での偽名の付け方から切ない。そして夢胡蝶をまた手に取りたくなる。一途、なんだよなぁ。となると次の弾馬もまた同じ。えーいっバカ!と紗代の立場で彼の葛藤をバッサリ(笑)幸に転がりホントによかった。そして3話目の次代を継ぐ3人。銀治、燐丞、柊与市。火事とそれに絡んだ事件を解く形は変わらずなのだけど最後、彼らを「銀波の世代」と呼ぶのがとてもいいな、と思う。→
読了日:07月01日 著者:今村翔吾

2022年6月の読書 羽州ぼろ鳶組の世界にどっぷり

2022年07月01日 15時25分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

読んだ本の数:9
読んだページ数:2863
ナイス数:452

襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
今一番油の乗る黄金の世代の火消したちを一刀両断「雛共が偉そうに」「小僧ども!」と言い切ることのできるただ1人の人物。過去の酷い出来事から十八年。その生きた全てをかけて散って行った仲間達を背負って伊神甚兵衛という最強の火消しが生き直すその瞬間が激烈で、でも誰も死なせない火消し魂をもつ1人の火消し甚兵衛で。全巻を通してこれが一番の揺るがないこと。過去から今。そして未来へ。火消しの心と決意、覚悟を伝えていく。謎はまだ沢山。それでも今は一旦。火消したちにも休んでもらい再会できる日を心待ちに、するしかない、のですね
読了日:06月24日 著者:今村翔吾
襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
18年前の再演、のような火付けとそれに対抗する火消しの面々。当時の雛たちは見事に育ち、ただその前に立ちはだかった人物のみが当時のまま。ラストの源吾の混乱は、けれども一縷の望みも含むのか?新たな雛が育つまで、黄金の世代であった者たちが闘う。本筋は真っ黒で激しい。が、その折々に挟み込まれる辰一と秋仁の喧嘩とか今の雛である2人の行動とか、ふっと微笑ましく思う場面や勘九郎の父が命を落とした大火、また内記の思惑や要人の動きなど何重にもなって面白い。初めての上下巻。疑問が山盛りのまま次に進む(それで終わり?やだー!)
読了日:06月21日 著者:今村翔吾
双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
弾馬の要請で向かうのは大坂。町火消ししかいない町で5つの組の対立を源吾らしい荒っぽいやり方で纏める場面はさすが見事。恐ろしい緋鼬と呼ぶ炎の竜巻(のイメージで読んだ)を倒すために星十郎の力を望み、彼の絶望とその後そこから頭を上げた火消しとしての強さを見届ける。山路様の孫を思うような最期の言葉に胸を打つ。どこを切り取っても読み応え充分で頭の中に大坂の町と人々が広がり止まらなかった。涙と共に緋鼬を抑え、江戸に帰る。それにしても敵方が一話毎に増えていく気がして怖くて仕方ない。この先どうなっていくのだろう。
読了日:06月18日 著者:今村翔吾
玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
衝撃。初めからそんな事はあり得ない、と信じたけれど、真相に突き当たった時鳥肌が立った。かの方はどこまで非道なのだ。そして火盗改方が、ということに悔しさと憤りから身が震えた。鳥越新之助という今回の核である彼のいつもの軽妙な雰囲気、笑い、強さと柔軟さを周りの信じる仲間、町の人々から強く感じさせられると共に火消しとしての覚悟、剣客としての力強さも存分に魅せる。目が離せない怒涛の流れ。恋?が成就するにはまだまだ山も谷もありそうだけれど、それぞれの覚悟となにより火消しとしての力でどうか乗り切って欲しいと願う。次へ!
読了日:06月15日 著者:今村翔吾
狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
なんだ何だなんだ!?冒頭から、これは一体どうなる?とガッツリのめり込まされ、ラストまで彼方も此方も重なり繋がってラスト号泣。源吾の泣けない(状況の)分までこちらが涙止まらなかった。一冊で纏まりながらこれまでの重ねてきた時間(冊数)分の厚みも加わり、さらにこの前の一巻が黄金雛であったこともすごく今回のお話に彩りを加える。どんな作者だこの人は?火喰鳥を始める前から全部組み立てられているのか?頭の片隅に浮かぶこの問いを消せずもう完全に捕まって離れられない。ラストの花火はうん。秀助の、勝ち。胸がいっぱいで、ある。
読了日:06月13日 著者:今村翔吾
黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零 (祥伝社文庫)黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零 (祥伝社文庫)感想
遡った物語。今を生き闘う男たちの親の代。その息子であった彼らの若さ故の無謀と活力。一冊の中にぼろ鳶シリーズの全てが詰まっていると感じた。源吾と父の確執。その解ける瞬間が永遠の別れ。火消しとしての信念を息子に伝えて、きっと父親も諦めては居なかった。一部の身勝手な理屈から起きた余りにも酷く残酷な事件がきっかけで起こるこの大火事に憤り辛くもあるが、そこを背負って今を生きる火消たちの生き様を、今後は更に厚みを持って見守れる。「火消はどんな命でも救うのだ。それが悪人であろうとも。たとえ己が死ぬことになろうとも」→
読了日:06月08日 著者:今村翔吾
いのちの木 (ポプラせかいの絵本)いのちの木 (ポプラせかいの絵本)感想
本屋さんで目にして気になって購入。「いのち」をテーマにした一冊。美しいデザインの絵で、大切な人との別れとその後を描いていた。大好きなきつねさん。森の仲間たちの彼との思い出がやがて一本の美しい木となる。命の尽きること。こころに生き続けることを描き出してくれている。
読了日:06月05日 著者:ブリッタ・テッケントラップ
ねこのピート だいすきなしろいくつ (海外×参加型×うた【2歳・3歳・4歳児の絵本】)ねこのピート だいすきなしろいくつ (海外×参加型×うた【2歳・3歳・4歳児の絵本】)感想
娘の絵本)お気に入りのまっしろな靴が歩いているうちにどんどんいろんな色に。でもそれもいいね!とお気に入りのまま笑顔で進む、とても気持ちの良い一冊。色が変わるたびに歌う歌の楽譜も付いていて、読み聞かせにもバッチリな絵本でした。読み手も楽しい。
読了日:06月05日 著者:エリック・リトウィン
夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
ここまでの作品の中で1番好きかもしれない。夢胡蝶。読み終えて後にこの表題を読むと改めてしみじみと美しく哀しく感じる。吉原が舞台というだけで事件そのものが複雑であろうことを予感させ、その解決の裏側もまた入り組み。その中で彦弥の生まれの秘にも驚き。そんななか、私の1番のキモは、最後の源吾と田沼意次との会話。対決ともとれるそこが、今回の事件を、というかシリーズ全体を深く彩り、火消しがただ人を救うことのみに命をかけることを際立たせてくれたように思う。私のここまでの不安定さもガツンと砕いてくれた。続きが更に楽しみ。
読了日:06月01日 著者:今村翔吾


2022年5月の読書 ぼろ鳶シリーズにド嵌り中

2022年06月02日 16時29分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1601
ナイス数:194

菩薩花 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)菩薩花 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
江戸に戻って息つく間もなく次の問題へ。その薄気味の悪いことが、日々真っ当に戦う人々の中からではなく、本当によかった。盲信。これほど怖いものはない。悲しく酷い事件は闇の中で腹だだしいが、それでもなんとか一旦は食い止められた?火喰鳥に子が生まれこの小さな手が更に彼を真の「誰も死なせない」火消しとしての立ち位置に立たせるのだろうな。思わず田沼意次を検索しつつ、さあ次巻へ。(本音を言えば幕閣とか政治に関わらないでほしいなぁなんて思っていてでもこの武家火消だとそれは無理なのも分かって…)
読了日:05月30日 著者:今村翔吾
鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
え?嘘でしょう?そうはならないでしょう?という微かな願いは打ち消され、辛い。それもまさかの火喰鳥、息子の、その、目の前で。キツかったなぁ。それでも温かく先を望める物語であることも変わらず目を離せない。本所の銕が鬼平になる第一歩。そして解決しない様々な懸案事項。火消しの物語なのに政治情勢まで絡まって一体この先どうなるのか。終章の夕暮れの親子に切なく温かい涙を感じながら先へ。
読了日:05月27日 著者:今村翔吾
九紋龍 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)九紋龍 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
火付と盗賊。2つを同時に行うっていう事を考えたことがなかったな。火付盗賊改方というのはその2つを取り締まる部署であることも今更ながら思い知った。そしてここに登場する長谷川平蔵は、かの鬼平さんの父上であることも解説でわかりました。前置長いね。 お話は非常に面白く残酷だが華のあるもので地に足のついた運びで進む。それぞれの個性が更に確立して、そしてまた1人、立ち直る人物が現れる。とことん目が離せないものになりました。で。深雪殿とそして新之助が好きだ〜。他の方々もなんとも愛すべき個性。たまんないですね。
読了日:05月19日 著者:今村翔吾
夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
火事の際に鳴らす半鐘にこんな決まり事があったとは。一巻からあの闇は続いているのか、と思うと同時に、始まりよりも更に暗く汚れた闇に腹立たしい。孤軍奮闘に等しいようなぼろ鳶組の戦いに目を離せず夢中で読み、所々のほのぼのクスリっと笑える場面に一息つき、ラスト「府下の全ての火消しよ、立ち上がれ」に涙。 火喰鳥が父親になりこの先どうなっていくのか。闇はどう絡んでくるのか。気になりつつ先に進む。(新之助が某るろうにさんに重なって、深雪さんが素敵過ぎて、他の面々もそれぞれとても魅力的でやめられない。
読了日:05月04日 著者:今村翔吾

2022年4月の読書 はい2冊っ!

2022年05月18日 19時19分45秒 | ★★★毎月の読書まとめ
ぼろ鳶組シリーズ。手を出しておもいっきり嵌りました♪
こういう世界での江戸は初めてです。
面白いしこれがデビュー作とは驚きです。

4月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:888
ナイス数:265

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
初作家さん)ずっと前から気になっていた作品。読友さんにもおすすめされつつなかなか読めずここまできて。読まなかったの勿体なさ過ぎでした。これがデビュー作!?火消しと言えば、某将軍さまの映像作品に登場する「め組」くらいしか知らなかったからその世界がとても新鮮で、楽しめた。武家火消し。心を折られたひとりの武家火消しが立ち直り前を向くまでの物語。ぼろ鳶組万歳!で。火付盗賊改方長谷川平蔵まで登場したのには驚いた。脳内変換はもちろんかの方。どこか懐かしさを込めてあちらも読みたく、そして観たくなる。
読了日:04月22日 著者:今村 翔吾
塩の街 (角川文庫)塩の街 (角川文庫)感想
再読)マンガになってるそうで。偶然知って読みたくなる。読むとハマる。何度でも、ハマる。世界を救うなんてことではない。たったひとり。大切な人の為にだけ命をかける。それだけ。活字を読む楽しさを感じさせ思い出させてくれる作品でもあるな、と確認する。
読了日:04月08日 著者:有川 浩


2022年3月の読書 とっても少なくなりまして。

2022年04月15日 16時22分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:959
ナイス数:249

ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)感想
再読)なんでもない日常。ひとりひとり、それぞれの、その日常の中にひょいっと現れてそのままその一人の日常の中に馴染んでいく。そんなぶたぶたさんの世界がこの上なく好きだ。変わらない日々はない。変わっていくことについていくのがやっとの中で、力を抜いて甘いものでも食べようかな?と、柔らかく優しく包まれる。心の底からほっと、した。
読了日:03月27日 著者:矢崎 存美
ぶたぶたのおかわり! (光文社文庫)ぶたぶたのおかわり! (光文社文庫)感想
再読)4回目。矢崎先生がひなまつりにちなんだ一冊ってつぶやかれていたことで、もー読みたくて読みたくて。読むともー3つのお店に行きたくて行きたくて!!笑。心がふんわりと浮かんで柔らかく包まれる感覚に、草臥れた現実が少し優しく変わる。もっとおかわりがほしいなぁ。そしてお寿司屋さんにも行ってみたい。さてこれは次もぶたぶたさん、かな。
読了日:03月12日 著者:矢崎 存美
レフトハンド・ブラザーフッド 下 (文春文庫 ち 11-2)レフトハンド・ブラザーフッド 下 (文春文庫 ち 11-2)感想
うーんうーーん。。私にはかなり物足りない。その先にあと2歩は踏み込んで欲しかった?どっちを向いても型通りで期待しすぎたかなぁ。帯の言葉に頭を傾げてしまう冷たいオンナ、です。スピード感は抜群でお話はとても読み易いから、こういう物語への入門には良い一冊かもしれない。主人公の性格、考えについていかれるなら、だけど。(私が入り込めなかった一番はこの主役くんに最初から最後までイライラさせられちゃったせい、です。お兄ちゃんはステキな人間…)知念さん作品でたまにある、私の感覚。
読了日:03月06日 著者:知念 実希人
レフトハンド・ブラザーフッド 上 (文春文庫 ち 11-1)レフトハンド・ブラザーフッド 上 (文春文庫 ち 11-1)感想
さらり、と読めるストーリー。知念さんで珍しくかなり危険な方向の主人公。それにしても本業のお医者さんが描くドラッグの描写は怖い。こうやってダメだと知っていてもはまり込んでいくのか、と。左手の兄との関係がどうなるのか。下巻に進む。
読了日:03月02日 著者:知念 実希人


2022年2月の読書 大停滞中…

2022年03月01日 21時29分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
2月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:870
ナイス数:190

乱鴉の島 (新潮文庫)乱鴉の島 (新潮文庫)感想
12年ぶりの再読)でしたか。なんかとてもイヤな感覚のみ覚えていたんだけれど、自分の初読感想に一部を除き頷く再読となりました。(人は死ななくていいよね(;_;)事件自体は実はとてもありふれている。けれどこの島に集まっていた目的というのがある意味とても難解で理解不能なもの。なんともいえない後味を残して読了しました。火村の追求の峻烈さは味わえるんですけどね。
読了日:02月21日 著者:有栖川 有栖
46番目の密室 (講談社文庫)46番目の密室 (講談社文庫)感想
再読)久々の、始めの一歩。雪の軽井沢は静けさの中にどろどろとした模様を描く。読む度にアリスの哀しさをおもう。そして天上の…46番目の密室は一体どんなものだったのだろう?と妙に気になる。あとがきで「火村とアリスに、どうかまた会ってやって下さい。」と結んでいる有栖川先生の言葉になんだかじんわりとあたたかくなった。そこから今まで。途中参戦だけれど追いかけられている幸せを感じる。いつでも何度でも。この先も会いたいです。そしてたまにまた、この密室に戻ってきたい。
読了日:02月09日 著者:有栖川 有栖