のんびりぽつぽつ

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のんびりと。

「空の中」

2008年09月24日 20時38分13秒 | ☆本☆
有川 浩 著 角川文庫。


『読め。面白いから。』

新井素子さんが解説をしてるよ。、加えてなんとそのラストがの言葉でしめくくられてるよって教えてもらい。
で、知った直後に購入したんですけど、その後延々私は児童文学一直線になってしまって・・・

ようやく、手に取りました。

ようやく。

そして・・・・・ハマッた!!!!!


これ、面白い。
SFですよ、ね?うん。あまりに久々のカテゴリー『SF』
しかも、小難しくなくてちゃんと理科音痴にもわかるお話。

空の中のあるものとの遭遇があって、それとの出会い方が人々のその先を変えていく。
春名高巳と武田光稀。
斉木瞬と天野佳江。宮じい。
。。。。。真帆。
そして、フェイクとデューク。白鯨。

これねぇ。お話に触れようとするとネタばれになっちゃって、そうすると最初の驚きが半減されちゃうから難しいんだけど。

つながったことで変わっていく人々の行方。
多分、これを別の側から書くと「人類の行方」問題だろーな、と思うんだけれど、
どうなる?っていう事と平行して、高校生や大人たち一人ひとりの行方を丁寧に追う。
心の動きとか、気持ちの存在とか、感情の行き方とか、、
なんていうか、それがとても丁寧で。
でも「この先どうなる?」って事には、すごくスピード感があって、緊張感もあって。

そして、身近。

作者のいう、「大人のライトノベル」っていうのが判る。
同時に、懐かしい素子さんの「ロマンチックSF」の雰囲気も彷彿とさせる。
(太一郎さんを思い出しちゃう雰囲気満点な彼だし、他にも、ね。あはははは~~~)

ま、くどくど書いちゃうと楽しさ半減ってとこかな。

とにかく、ね。
読んでみて。
最初からビックリするから。
最後までドキドキするから。

読み終わっても、引き摺るから。

だから。

私も書いてしまう。


『読め。面白いから。』

余談。
次は東野圭吾って思ってたんだけど、「星へ行く船」シリーズが無償に読みたい。さて、どうするかなー

※ 9/26 久々にTB練習版に投稿。おすすめの本ってゆーので!
コメント (4)
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