のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

映画 『容疑者Xの献身』

2008年10月19日 21時46分00秒 | テレビとか、映画とか、
行って来ました!
突然。

憂さ晴らし~~~の、ために。
気分転換の、ために。

ガリレオシリーズは、言うまでも無く東野作品のなかで大好きな作品です。
何よりも、とにかく湯川の人物像が大好きだったりします。
草薙(原作の)刑事とのやりとりもとてもおもしろい。

の、中で。
「容疑者Xの献身」は、湯川先生のちょっと違う一面が見えたりして、面白い作品でした。「本」は。

それを、映画でどうするのかな~って楽しみに出かけました。
TVシリーズは、それなりに私の中で及第点だったので。(めずらしーんだから!原作好きだとだいたいペケつけますからねー。映像版に私って・・・)

以下、軽くネタバレ、あります。ご注意を!



えっと。面白かったです。うん。
面白いところはとっても面白かったし、ラストに行くにしたがって、石神の『献身』に切なくなって泣かされたし。湯川との対峙の場面はどこもとても「伝わる」ものがあったし。


それだけに。。

うん。
それだけに。。。


原作に比較的忠実な話運び。
湯川@福山雅治さんの苦悩がとってもよく伝わる。
石神@堤真一さんが、配役聞いたときは「違う。かっこ良過ぎる!!」と思ったのが、映像のなかで気付いたら受け容れられた。
花岡@松雪さんの演技は、それはそれはすごく同性として気持ちがわかり、娘に吐き出すシーンはこちらも震えが来た。


それだけに。。。



あの、雪山シーンはいらないだろ?


と・・・・思ってしまうんです。




あの場面は、当然原作にはないシーン。
で、映画だから1つ派手な盛り上がりがほしかったっていうのも理解できる。

でも、ね。

あのシーンの二人の姿は。。。

違う。

天才数学者と天才物理学者。
この二人のぶつかり合いに、こういうシーンは必要ない。

二人の「らしさ」が何だか食い違ってる。
スリルなんて感じない。だって、石神が湯川を殺すはずがないもん。そんな非論理的なことをする人間じゃないもん。

そう、感じてしまいました。


ラストはしっかり泣いてしまったし。
やっぱり福山さん演じる湯川学は好きだし。

だから、思ってしまったんですけど、ね。

あそこが無ければ、もう一回いったなー、と。

映像版ガリレオは、TVシリーズの方が良かったな。
これも、2時間スペシャルとかだったら、良かったかもな。


穿った見方をしてしまった私でした。
(内海@コウちゃんにはあえて触れません。触れたら怖いこといいそうなんで。。これはコウちゃんがどーのでなくて、、あははははー。だから原作にいないキャラだから批評したらイカンです。はい。私の中で!)


それでも。
この所のストレス解消に、この映画を観にいってよかったって思ってます。
ほんとーに、このままじゃ、息が詰まりそうだったから。ダイキライな自分をさらけ出してしまいそうだったから・・・・
幸せな息抜きの時間になりました。