三島由紀夫 著 筑摩文庫。
三島由紀夫!この私が!!!???
ブログ友達のともさんに教えてもらって手に取ったのでした。
性別も性格も生活も違う5人。
共通するのは「筆まめ」という一点のみ。
その5人がそれぞれにやり取りする手紙のみで、その生きる一片の風景を切り取る、そんなおもしろい作品。
同時に、「古風なラブ・レター」とか、「結婚申し込みの手紙」とか「借金の申し込み」「英文の手紙を書くコツ」「閑な人の閑な手紙」なんていう風に、何となく、日常で使えそうな(??)文例集のような作りになっていて、とても読みやすい。
だからといって、侮れない。
5人の性格そのままに、それぞれの心の奥に隠れているものを上手く隠すようにしながら文章の隙間に感じさせる、そんな手紙になっているのだ。
だから、
これは単純な「手紙の書き方」じゃなくて、ちゃんとした「物語」なんだな、と思う。
心の動きまで感じられる。
手紙って、昔はよく書いていたのだけれど。
今じゃ、年に一回書くか書かないか?いや、ほとんど書いてない。
せいぜいが、「年賀状」のみ。
けれど、
この作品。
現代のネット環境にも通じるものはないだろうか?
文章の合間には、思いのほか「自分自身」が現れている。
だから、こういう文字だけの世界は、とても気軽だれどとても「怖い」
ふっと、それって昔から在ることで、そう感じていて間違いじゃなかったんだな、なんて思えてしまった作品でもあった。
さて、こんな機知にとんだ洒落た文章のやり取りはできないけれど、、
そろそろいい加減・・・・・・年賀状書かなくちゃなあ~~~。
最終章「作者から読者への手紙」をよくよく、心に刻んで。
三島由紀夫!この私が!!!???
ブログ友達のともさんに教えてもらって手に取ったのでした。
性別も性格も生活も違う5人。
共通するのは「筆まめ」という一点のみ。
その5人がそれぞれにやり取りする手紙のみで、その生きる一片の風景を切り取る、そんなおもしろい作品。
同時に、「古風なラブ・レター」とか、「結婚申し込みの手紙」とか「借金の申し込み」「英文の手紙を書くコツ」「閑な人の閑な手紙」なんていう風に、何となく、日常で使えそうな(??)文例集のような作りになっていて、とても読みやすい。
だからといって、侮れない。
5人の性格そのままに、それぞれの心の奥に隠れているものを上手く隠すようにしながら文章の隙間に感じさせる、そんな手紙になっているのだ。
だから、
これは単純な「手紙の書き方」じゃなくて、ちゃんとした「物語」なんだな、と思う。
心の動きまで感じられる。
手紙って、昔はよく書いていたのだけれど。
今じゃ、年に一回書くか書かないか?いや、ほとんど書いてない。
せいぜいが、「年賀状」のみ。
けれど、
この作品。
現代のネット環境にも通じるものはないだろうか?
文章の合間には、思いのほか「自分自身」が現れている。
だから、こういう文字だけの世界は、とても気軽だれどとても「怖い」
ふっと、それって昔から在ることで、そう感じていて間違いじゃなかったんだな、なんて思えてしまった作品でもあった。
さて、こんな機知にとんだ洒落た文章のやり取りはできないけれど、、
そろそろいい加減・・・・・・年賀状書かなくちゃなあ~~~。
最終章「作者から読者への手紙」をよくよく、心に刻んで。