高校最後の演奏会

本当ならば、今日は高校生の最後の演奏会のハズでした。
でも、11日から世界は一変。
演奏会は延期。(実は予定のホールでは地震で照明器具が落下したりしたらしい・・・・)

3年生は延期された4月下旬の日に板に乗れるか判らなくなりました。

一変に目標が消えちゃった。。と泣いて帰宅した日。
その数日後。
先輩方の主宰する演奏会に、3年生だけでも出ませんか？
とお誘いを受け。

この土曜日に。
先輩方の演目の合間。
第一部と第二部の幕間に一曲だけ、演奏をすることができました。
3年生のみの出し物。
毎年、定期演奏会で演奏する3年のみの舞台は、
自分たちで衣装から動きから何もかも決めて
3年間の力を目一杯出して演じられる楽しいパフォーマンスの時間です。

前夜まで衣装が出来上がらなかった彼女は、
でも。ラスト演奏をとても楽しんで奏でることができました。

「オズの魔法使い」
虹の向こう側の楽しい世界を、目一杯元気にステージ上を動き回り表現して、
無茶な体勢でも楽曲がぶれることはなく張りのあるブラスバンドの音楽が流れ続け、
その場にいた皆を楽しいファンタジーの世界に連れて行ってくれました。

これがラストだと思うと切ない。
もっともっと本来ならば演奏もしたしパフォーマンスもして、昼夜2公演やりきって、
そして本当に高校生活にさようなら、だったはずだ、、ったから。

それでも。
「見事だったよ」
と帰宅した高校生にいったら、
「死ぬほど練習したもん！」
と笑顔が帰って来て。

いい3年間を送ったね、と思いました。

一区切りしてその先へ。


頑張ってくださいな。(いや本気で頑張ってもらわねば困るのだが。。)



しばし、モロモロのことを忘れ、音楽の世界に浸った夜でした。