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4月の読書 非常にガッツリと好きなだけSFを読みました。の月、かな?一押しはやっぱりイティハーサ!(笑)

2014年05月09日 21時51分55秒 | ★★★毎月の読書まとめ
新井素子祭りをし、
懐かしの萩尾望都祭りをし、
そして。
大好きで大切な作品。「イティハーサ」についに手を出しガッツリと読みふけり堪能し…。

基本的にがっつりSFの世界を堪能したと言い切って、、いいよね?

小説でなければ表せない世界がある。
新井素子作品を漫画で読もうという気に私はなれない。
漫画だけれども小説を読んでいるような気持ちになる作品がある。
私にとって萩尾望都作品はこれに近い。
そして水樹和佳作品は。漫画だからこその世界がそこにある、と思う。
水樹作品を文字だけでは表せない。
読み応えは小説と同様で、そしてこの「絵」があるからこそ成り立つ世界。そう、思う。



2014年4月の読書メーター読んだ本の数:29冊読んだページ数:7597ページナイス数:1299ナイス櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)感想初作家さん)この場所で知って本屋さんで思わず手に取りました。が。なんでしょう。設定は面白い。櫻子さんもかなりドギツイけどキャラが立ってる。ばあやさんもほんの少ししか登場しないのに素敵。なんですけれど。相方くんがなんとも物足りない、のかなぁ。後はかなり苦手な描写が多くて。特ににおい、、の描写になると本気で気持ち悪くなってきて、、、。ミステリーみたいだしと思って読みましたが、どこがバランスが上手くいかなくてもったいなさと後味の悪さとが今は強いです。シリーズになっていますし、続きは気になるけど…。読了日:4月29日 著者:太田紫織
きんぎんすなご (白泉社文庫)きんぎんすなご (白泉社文庫)感想再読)読友さんが読了されたのを、きっかけに。わかつきめぐみせんせ。好きですねー。このどこまでもやわらかなペンタッチ。紡ぎ出される物語はジャンルも様々だけど、どれもふんわりとしていてほっとする。この1冊は親子の葛藤と、高校生の行く先探しの物語。一風変わった人たちと自然と自分。今回は親の思いも重ねつつ読みました。うーん、マイフレンドが可愛くて、百合子さんが大好きで、夏目くんのお父さんに爆笑、そして言葉に頷き教えられますです!読了日:4月28日 著者:わかつきめぐみ
×××HOLiC・戻(2) (KCデラックス)×××HOLiC・戻(2) (KCデラックス)感想四月一日が揺らぐ。あわく揺らぎながらもまだ、この世界に在る。侑子さんと百目鬼の2人は状況をわかった上で見守る事を選んだのか…。その状況がまだよく判らないけれど。なんていうか、このシリーズは完結したら一気に読む、ってのが理想かもなぁ。いろいろ思いを巡らせるのもいいのだけれど、謎だらけで大変です。次巻は8月20日なんですね。発売日が分かったことは救いでした~(笑)読了日:4月28日 著者:CLAMP
妖怪アパートの幽雅な日常10 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常10 (講談社文庫)感想一気に読み切ってしまった。なんだかはじめの頃の物語の世界に戻ってくれた感じ。そうだよね。夕士は妖怪アパートの住人で、一緒にいる人たち(?)はそれはそれはバイタリティー豊富で飲み助で大食漢で(笑)気持ちのよい人たちなんだ。読みながら、収束に向かうエピソードよりもそんな所を楽しんでいた。プチが消える辺りは驚いたけれど、最後は見事にハッピーだなぁ。それもとても自然な風景でのおしまい。10冊。途中は諸々思うところもありましたが、楽しく読ませて頂きました。人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう。読了日:4月28日 著者:香月日輪
イティハーサ (15)イティハーサ (15)感想再読)最終章。描くのに2週間かかるという表紙には今回だけは人はいない。一番最後の言葉に鳥肌がたつ。そのために。でもそれがあからさまにならないために、目に見えぬ神々の仕組んだ壮大な計画。そして組み込まれた人々、神々の命、想いのために嘆く鷹野。どんなにかわろうとも見つけられる人は私しかいない、と静かに語るトオコ。毎回涙せずにはいられない、壮大で豊かで優しく、また残酷で淋しく哀しい物語が幕を下ろす。はるかな未来のための大きくてかすかな布石を打って。物語の最後、人に残してくれた「彼」にまた、滂沱の涙が止まらない読了日:4月27日 著者:水樹和佳
イティハーサ (14)イティハーサ (14)感想再読)やっと、鷹野とトオコが再会する。比々希のおかげで。不二の麓の森は霧の中に己を隠し人を惑わし。それでも引かれあう2人は出会う。それはとても嬉しくて幸せなことなのに、なんでこんなに悲しくもあるのだろう。そしてラスト。火夷……。やっと会えて。信じ続けて。命がけで信じてやっと会えたのに。「だいすきだよ。たかや。」たまらない。もうたまらない。ただ、もう。。ことばにならない。  この巻からは書き下ろし。そして最終巻へ。読了日:4月27日 著者:水樹和佳
イティハーサ (13)イティハーサ (13)感想再読)トオコに出会っても鷹野の記憶は戻らない。ただ、奥底が揺らぐ。悲しみのなかでトオコはついに額の輪を自らチリに還す。空子都の考えが怖い。作り上げようとする「理想」がイヤだ。半分出来上がっている不二の里の存在が怖い。おそらくそれは、中にいて受け入れてしまえば楽になれる。そんな望みが自分の中にもあることを知っているから。たけど、ね。思い出を、記憶を手放したくは、ないよ。絶対に、ね。読了日:4月26日 著者:水樹和佳
イティハーサ (12)イティハーサ (12)感想再読)もどかしい。空子都に記憶を作り変えられ、空虚な剣となった鷹野が。その表情に深みはなく、浅くただ命じられるままに日々を戦う彼が。トオコが行く。青比古と別れついに不二の里へ。青比古は桂の命あるを信じ、トオコは鷹野に会えることを信じて。律尊や鬼幽の想い、人々、神々それぞれの想いが不二の里に集まってくる。鷹野!目を覚ませー!やっぱりママナは哀しい。でも、生まれた者はその命の使い方は本人次第。海の人となったタミアがとても美しいよ、ね。読了日:4月25日 著者:水樹和佳
イティハーサ (11)イティハーサ (11)感想再読)第四部 目に見えぬ神々。その神々を求めて律尊はトワダの頂をめざす。そして鷹野は幻と対峙し苦しみながらもついに不二の里へ。なんだか天音という目に見える神を私は昔から好かなかったな、と思い出す。人の思い、感情はそれが苦しみ、憎しみであろうとも、すべては人のもの。神のものではない。指示されるものではない。そこ、かな。と、思う。そう言った青比古と桂が遂に出会う。過酷な状況下、美しい涙を流す彼女。この先どうなる?ママナである彼らや彼女らも。二つの名を持つ男も。とうろたえつつ次に進む。読了日:4月25日 著者:水樹和佳
イティハーサ (10)イティハーサ (10)感想再読)鷹野と桂との別れ。火夷との別れ。信じてくれれば必ず会える!と言葉にした鷹野と、その内に秘めた思いに気付いた火夷が悲しい。笑顔で別れながら一筋の涙を堪えきれない桂が哀しい。櫛を作る青比古も、願って願って、共にと願い続けるトオコも哀しい。そんな中で、キョウジがほっと一息つかせてくれてしまうんだから。。とんでもないキャラだよなぁ(^^;)すきです。そして今回はあとがき。「哀愁の職人気質」に泣き笑い。だからこそ大好きなのです。水樹和佳せんせの作品が!読了日:4月25日 著者:水樹和佳
イティハーサ (9)イティハーサ (9)感想再読)第参部 不二・天音始まり。亞神の徒も威神の徒も、戦いにない時間はただの人であり、寂しさを秘めながら日々を過ごす。青比古の時間は更に迫り、鷹野たちの中にもなにかの変化がもたらせれ。けれどもやっぱり日々の営みは人、である。なんだかそんな風景が切なくて哀しくて。不二。天音。ああ。始まってしまう。。辛い。読了日:4月25日 著者:水樹和佳
イティハーサ (8)イティハーサ (8)感想再読)亞神も威神もいらぬ。愛も憎悪も迷いさえも人のものだ。神が関与されるべきことではない!青比古の叫び。そこにこの物語のひとつの行く末をみる。どちらに属する人も神も迷いながらいきる。進む。不二を目指して。  そして関係ないけど思い出した。そうだ。この作品はコミックスと豪華本の2種類が同時に発売されていたよね?で、わたしはどうしても豪華本がよかったんだった!(笑)読了日:4月25日 著者:水樹和佳
イティハーサ (7)イティハーサ (7)感想再読)目に見える神々がなぜこの小さな島国に渡ってきたのか。それが少し明かされる巻。神々もまた消えてゆく存在であり、それを食い止めるために目に見えぬ神々の叡智を求めてきた、と。律尊と鬼幽は似ている。正と悪は裏表。どちらも同じということか?不二のふもとに何があるのか。とおことよおこがまた変化する。2人はひとり。本当の意味で重なった彼女は誰なのだろう。読了日:4月25日 著者:水樹和佳
イティハーサ (6)イティハーサ (6)感想再読)青比古が命を懸けて威神に立ち向かい、駆けつけた鷹野の前でとおこと共に青比古もまた威神に連れ去られる。よおこに寄り添っていたカイをの越して。桂共々弱音を吐く姿はもしかして初めて?ふたりの辛さは胸に痛い。そきて、鷹野が変わる。生まれ変わるその意味は?読了日:4月25日 著者:水樹和佳
イティハーサ (第2部 4)イティハーサ (第2部 4)感想再読)第二部開始。神名を持つ者。トオコが倒れてヨオコが目覚め、律尊様の軍は崩壊し、鬼幽のもとで一狼太は那智にもどり…。鷹野を隠して孤摩も逝く。悲しみがとても強い巻。生きるものも死に逝くものも、辛い。読了日:4月24日 著者:水樹和佳
イティハーサ (第2部 5)イティハーサ (第2部 5)感想再読)鷹野と、とおこ。とおことよおこ。孤摩のおかげでよおこの中にとおこを見つける鷹野の悲しさ。切なさ。目に見えぬ神々の残した神器の意味。目に見える神々もまた消えてゆく定めであること。問いかけられる事ばかりの中、よおこに寄り添うかいがかわいい。ほんの少しほっとできるところ。読了日:4月24日 著者:水樹和佳
イティハーサ (第1部 〔3〕)イティハーサ (第1部 〔3〕)感想再読)ただ一つ、神名を持つ國。そこに集まってくる神々。そして、定めのままに出会おうとするふたり。流れは一気に加速する。読了日:4月24日 著者:水樹和佳
イティハーサ (第1部 〔2〕)イティハーサ (第1部 〔2〕)感想再読)けっして揺るがない青比古。トオコを守るために亞神につく、と言い切る鷹野。3人の道が定まっていく。読了日:4月24日 著者:水樹和佳
イティハーサ (第1部 〔1〕)イティハーサ (第1部 〔1〕)感想再読)ああ、ここには感想がほとんどない。分かる気はする。書きにくいんですよね。まだまだ物語の入り口だし。言葉にするのが難しい世界だし。目に見えぬ神々、目に見える神々。鷹野、とおこ(「こ」の漢字がスマホにないー!)、青比古。これから起こること。出会う人、出会う物。物語への期待は大きく、そして絵は美しく細密。開いたら最後、読み切るまで閉じられない。すでに弐巻に行っております。昔々、氷河期の少し後の小さな島国での多神教の物語。読了日:4月24日 著者:水樹和佳
11人いる! (小学館文庫)11人いる! (小学館文庫)感想一気に2作品とも読んで、笑って怖れてほんわりして堪えきれない涙を流す。フロルの愛らしさにはいつも救われる。そしてフォースと王様に泣く。何とかならなかったのか。その思いだけはどうしても消せなくて、いつもいつも、この決まってしまった結末を変えようとあがいてしまう。それでも、この物語はとても優しくあたたかくもある、と感じながら終われるのが不思議だ。そうそう。11人いるのに!と叫ぶタダに鳥肌が立つのもまた毎回のこと、です。読了日:4月23日 著者:萩尾望都
百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)感想再読回数不明本)最後は途切れずに一気に読みたかったので少し時と場所を選んで時間がかかってしまった。一本の壮大なSF小説。しっかりと読み終える。阿修羅、シッタータ、オリオナエ。もう暗記出来るほど繰り返しこの世界にきているのに、いつでも新鮮で辛くて淋しい。生きることの意味。信じること、願うことの先。長い長い時を駆け抜けて、阿修羅が向かうこの先遙か。それはどこなのか。多重世界。銀河の果て。時間の果て。、そんなものを何となくでも具体的に知ったのは、この作品だった。いろんな宗教観も、ね。読了日:4月22日 著者:光瀬龍,萩尾望都
ポーの一族 (3) (小学館文庫)ポーの一族 (3) (小学館文庫)感想再読回数不明本)もういままでどれだけ繰り返し読んできたかわからないのに。読み終えたいま、哀しくて切なくて淋しくて…言葉にならない。いつもいつも、同じ気持ちに掴まれる。エドガー、アラン、メリーベル。はるかなるポーの一族。時の狭間を歩み生きる彼らの、、、何をわかることができるのだろう。胸の奥が苦しい。そして、大切な世界。失ってしまったとは思いたくない。信じたくない。そう思って本を閉じる。読了日:4月19日 著者:萩尾望都
ポーの一族 (2) (小学館文庫)ポーの一族 (2) (小学館文庫)感想再読回数不明本)メリーベルと銀のバラ。流れに取り残された人々と、流れるためについて行かれない人々。妹のため。ただそれだけのために時を止める兄。あああああ。もう。物語は進むほどに深くなり哀しくなり儚くなる。バラの花咲くポーの村。かの村はいまどこにあるのか。孤独が・・・辛い。読了日:4月17日 著者:萩尾望都
ポーの一族 (1) (小学館文庫)ポーの一族 (1) (小学館文庫)感想再読回数不明作品)不朽の名作。エドガー、アラン、メリーベル…。この世界に足を踏み入れると毎回帰ってこられなくなるのだ。どこまでもまぼろしのようで、でもすぐ隣にいそうな透明な存在。果てしない時間の中で彼らに会いたいと思ったことは数知れず。憧れと恐怖と希望と絶望。入り混じった感情に身を任せて2巻に進む。今回は「一週間」がなんだか楽しくてよかったな。読了日:4月16日 著者:萩尾望都
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)感想初作家さん)コールドスリープとタイムトラベルとロボット。そしていつの時代もトラブルの元はダンジョカンケイ。正直いって挫折しかかること度々。技術の説明や法律のなんやらになると私の頭にはとっても辛かったです。ただ、夏への扉。この主人公と猫ちゃんの思いには共感できて、過去でも未来でも同じだな、と思いました。海外物はただでさえ苦手。しかも望んだ方向と少しちがうSF小説。でも読み切れたからそれだけで良し、かな。読了日:4月13日 著者:ロバート・A.ハインライン
前略・ミルクハウス (1) (ソノラマコミック文庫)前略・ミルクハウス (1) (ソノラマコミック文庫)感想再読回数不明作)布団を敷きつつ突如本棚の前に座り込み(笑)やぱ好きだ。この絵。この物語。この雰囲気。涼音と芹香。藤くん。あ~懐かしい~。根本はきっちりしつつ笑いと軽さのオンパレード。ちょっと疲れきった頭にはとてもいい笑いとあったかさ、でした。読了日:4月10日 著者:川原由美子
スター・レッド (小学館文庫)スター・レッド (小学館文庫)感想再読回数不明本)SFの傑作。あの当時はこれだけ太い作品が沢山あったんだよなぁ@SF、と思う。今読んでもあっという間に物語の中に引き込まれ、最後にはとにかく涙と共に切なさが抑えられず。エルグ…。下手な小説よりも濃く、でも絵と文字で描かれるからSFに慣れない人でも入りやすいんじゃ、ないかな?なんて思うけど、どうだろう。ずっと読み続けてほしい作品のひとつ。読了日:4月5日 著者:萩尾望都
あたしの中の… (コバルト文庫)あたしの中の… (コバルト文庫)感想2.5年ぶりの再読?そんなに手にしていなかったのか。素子せんせのデビュー作「あたしの中の…」そして、「ずれ」「大きな壁の中と外」「チューリップさん物語」この一冊はとても贅沢だ、と改めて思う。読み応えは十二分にあり楽しめて内容も多種。きちんとSF。好きだなぁ。どれも。その中でも一番は「大きな壁の中と外」この世界の作りと構成、ラストの最後の最後の2人の風景まで。とにかく唸らされる物語。今に通じる。今の人たちにも読んでほしい。語りの文章が苦手でも是非!と、お勧めしたい作品。巻末には星新一先生の解説もついています読了日:4月4日 著者:新井素子
いつか猫になる日まで (コバルト文庫)いつか猫になる日まで (コバルト文庫)感想再読回数不明本)古いコバルト文庫も含めて、一体何回読んでいる事やら。で。そうか。携帯電話がないのは分かってたけど、髪の毛を、染めることも昔は若者あまりしなかったね!(言い方古い?/笑)本になった2冊目で素子せんせの世界観の原点。誰が従容として運命に従ってやるものか。かぁ。今回なにか読み終えてとても哀しくなっているのは何でかな。ここまで生きて来ちゃったから、かな。いろんなものを彼女の周りに描いてしまうから、かな。それでも。立ち向かえるその若い力に憧れも抱きます。切ないけれど。19歳の作品に素直に敬服も。読了日:4月2日 著者:新井素子
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