と、いうことで。。
ってどういうことだ??ですが。
6月は一大イベントがある月だったので(笑)活字に集中できるのかな??と思ってた。
けれど。
幸か不幸か…?
なかなかスッキリ切り替えられるエンタメだったので、本もそれなりに読めたな~と思います。
といっても、再読コース中心でしたが。
東野圭吾はテッパンの加賀恭一郎シリーズ再読の続き。
そしてぶたぶたさんはほっとしたくて徳間のみ再読。
続く「まんまこと」が一番…予想外の再読コースだったかな。
これは文庫の最新刊のラストが辛すぎて切なすぎて…。
初めての再読だったけれど今でもやっぱり…なんでこうなのかなあ、と思います。
なんていうか、、彼と彼女という方向に話が流れたら…私はどうにもイヤになりそうとか。。そんなことを今は考えてしまう。
そんなこと、ないよね?いくらなんでも。。ないよ、ね?
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4532ページ
ナイス数:1189ナイス
こいしり (文春文庫)の感想
再読)「こいわすれ」から戻って再読してくると、このシリーズは何か違うものを持っているのだな、と改めて気付く。おちゃらけていたり苦笑したり大変にぎやかな生活の中に哀しみが潜んでいて、そこを描こうとしている、というかなんというか…。今回はどうしてもその先を思ってしまうから、なのか。でもだから麻之助が主人公でそしてああいう性格なのね。初めから。うーん。だけどやっぱり…いや、今浮かぶこの思いと願いは次巻のこと、ですので、、自粛…。ただ。この巻にもある「哀しみ」をもう少し深く描いて欲しいな、と思いました。
読了日:6月29日 著者:畠中恵
まんまこと (文春文庫)の感想
再読)切った張ったではない、江戸の町名主に持ち込まれるもめ事。町名主の跡取りである麻之助を中心に悪友3人で様々な事柄を解決していく物語。どこかあたたかく、どこか無謀で自身をあまり省みようとしない麻之助のその性格の原因が、実は私は少し苦手で、そこをもう少し軽く収めておいて欲しいなあと思うことは初読と同じ。でも今回は文庫本の最新刊から戻ったので。ああそうか。こんな流れだったんだなあ、と改めて確認してその先を思うと言うルール違反状態になっております…。
読了日:6月25日 著者:畠中恵
ぱんぷくりん (PHP文芸文庫)の感想
再読)やさしい物語もその時々の気持ちで受け取り方がかわる。青い竜のお話で今回は涙が流れ、金平糖のお話で救ってもらった、かな。でもどのお話も心にスルリと入ってくるかわいらしくてやさしい物語、です。
読了日:6月21日 著者:宮部みゆき
アンソロジー おやつの感想
図書館)想像していたのと違ってエッセイ集でした。おやつは「甘い」だけではない。これは日常の中のものだから切なさや悔しさなどの感情もまたあるのですね。久保田万太郎氏のエッセイで涙。伊集院光さんは人柄が出ていてとても楽しいしあたたかい。池波正太郎氏はさすがっ。美味しさが目の前に浮かぶ。團伊玖磨氏の不思議な習慣にほろっと笑う、というように、生活に根ざしたテーマだからこそのいろんな文章があって新鮮でした。おやつの時間だよっていう習慣を復活させたくなりました。そうそう、五木寛之氏のメロンパンのお話はとても楽しい!
読了日:6月20日 著者:阿川佐和子,阿部艶子,江國香織,尾辻克彦,開高健,角田光代,木皿泉,久住昌之,久保田万太郎,幸田文,小島政二郎,酒井順子,荒川洋治,佐藤愛子,獅子文六,柴崎友香,東海林さだお,武田百合子,辰野隆,種村季弘,團伊玖磨,筒井ともみ,長嶋有,安野モヨコ,中村汀女,蜂飼耳,林望,藤森照信,古川緑波,三浦哲郎,南伸坊,向田邦子,村上春樹,森茉莉,池波正太郎,森村桂,矢川澄子,伊集院光,五木寛之,井上靖,内館牧子,内田百けん
こいわすれ (文春文庫)の感想
物語の終わりを読む前に知ってしまったことから、始めから切なく悲しい気持ちを拭い去れずに困った。けれど。最後の1ページで肩から力がぬける。ようやく自らの心の内を思い出す麻之助。思い出とするまでにも人は時がかかる。大切であればあるほど、多くの時間が。そしてやっと共にきちんと心の内に居場所を作って、彼は(ゆるりと)生きてゆけるようになるんですよね。きっと。そうわかってほっとして静かに本を閉じた。
読了日:6月18日 著者:畠中恵
ドラッグ&ドロップ (2) (カドカワコミックス・エース)の感想
うわー!今度はまさかの「Wish」つながり!まさか琥珀が登場して、あちらの彼と彼女がこちらの彼と彼女だとは。このくすり屋さんは本来どんなお仕事のお店だったのかな?と気になるけど、分かるためには「合法ドラッグ」なのでしょうね。でも読まなくてもいけるかな?とも。取りあえず続きはいつですか。そこが全く読めないのがまた、CLAMPさんの辛いところ。
読了日:6月13日 著者:CLAMP
ドラッグ&ドロップ (1) (カドカワコミックス・エース)の感想
頭の中を切り替えるためにはこの辺りかな?と手にしたけど。ある意味大当たりだけど。えー?四月一日が出てくるって読友さんで知って手にした作品だけど。なんだかなんだか。すごく面白くて好みである(CLAMPさんだものね)と同時に、物凄く怖いです。「合法ドラッグ」を未読のためもあるのかな。取りあえず手元にある2巻まで読んでから、戻ることも検討かも?
読了日:6月13日 著者:CLAMP
麒麟の翼 (講談社文庫)の感想
加賀恭一郎シリーズ9作目)再読)現時点で私が続けて読める加賀恭一郎シリーズ最後の1冊。連続して読んで改めて判る。赤い指からの3作品はそれまでの物語とかなり変わった、と。それは加賀刑事の変化(成長)でもあるし、作者の思いでもあるのかな。時間をかけて描かれてきたシリーズだからこその重さを強く感じる。人生を甘くみていられるならば大丈夫、と柔らかく笑う姿。間違った教えをした教師を厳しく叱責する姿。どちらの彼も重ねた時間の上にいまだからこそ見せられる姿で、なんだか背筋を伸ばしてしゃんとしなければ、と思わされた。
読了日:6月12日 著者:東野圭吾
新参者 (講談社文庫)の感想
加賀恭一郎シリーズ8作目)再読)一月足らずの間に2回目(笑)しかし見事にまた物語の中に引き込まれ、加賀刑事の人としての大きさを目の当たりにして感じ入る。人情味あふれる町に着任して早々に担当する事件。所轄署の刑事だから補佐の立場たが、確実に確信に迫る鋭さと厳しさを持ち、同時に関わった人たちすべてにあたたかな眼差しを向ける心も持つ。大きいね。ほんとにいつの間にかこんなに大きな人物に、なっていた。学生時代の鋭さは鋭利な刃物であったものがここまでの人物に成長する。重ねた時間と教師も含めた道のり。見事です。
読了日:6月11日 著者:東野圭吾
赤い指 (講談社文庫)の感想
加賀恭一郎シリーズ7作目)再読)初読から5年。この間に私の中で何が変わったのか分からないが、今回はこの壊れきった家族に苛立ちと嫌悪感を抱きながらも、どうしようもない悲しさ、やるせなさをより強く感じた。命を奪った事に更に間違いを積み重ね、親としても子としても人としても間違いだらけ。老いた母の辛さが胸に刺さる。そして加賀親子の長い月日とその結末。こちらは傍目からはどう見えてもお互いを思いやり認め合う姿を見せてくれて、ラストは永遠の別れではあるがとてもあたたかいものでほっとさせてもらう。だからこその加賀恭一郎だ
読了日:6月8日 著者:東野圭吾
ぶたぶた【徳間文庫】の感想
再読)初めの1冊ということで、かなり変わった状況のぶたぶたさんにも会うことになります。何だか今回は「銀色のプール」をとても淋しく感じてしまい、その自分の感覚に戸惑いました。いつも待っている家族がいるあたたかい世界の彼、としか今まで認識していなかったので。再読で気付くこういく感覚は、でも好きです。「ただいま」や「殺られ屋」も共通する想いがあるかな。逆にタクシードライバーさんな彼は刑事さんに通じる周りの人たちの風景で涙流して笑いました。楽しくて優しくてあたたかくてほんの少し淋しい一冊。まさに原点です。
読了日:6月7日 著者:矢崎存美
クリスマスのぶたぶた (徳間文庫)の感想
再読)いろいろな人たちがサンタさんとすれ違う。サンタさんはピンクのぬいぐるみ。声はおじさん。夢かまことか!?と思いつつ受け入れふれあい変わっていく。いや、変わらない人たちも若干。。(笑)でも二度とない素敵な時間を過ごしてる。イヴからお正月の初日の出までの連作短編って言っていいのかな?この物語、やっぱり最後がとても素敵。一年の計は元旦にあり。そこにこのピンク色が加わったら・・・最高だろうなあ。。と梅雨入り宣言された日に雨の音を聞きながら読み終わりました。
読了日:6月5日 著者:矢崎存美
夏の日のぶたぶた (徳間文庫)の感想
再読)少年少女の夏の日の思い出。それを見守るぶたぶたさん。何とも甘酸っぱいというかなんというか、でもとても穏やかで優しい時間がそこには流れていて、素直に読み進められるんですね。これもぶたぶたさん効果、かな(笑)おまけの短編がまた味があって笑えます。ってか彼はまだぶたぶたさんにちゃんと会えていないのか!かわいそう~(笑)
読了日:6月4日 著者:矢崎存美
ぶたぶたの休日 (徳間文庫)の感想
再読)占い師見習い?だったり、おいしい定食屋さんで働いていたり、そして刑事ぶたぶたも一作あったり。この一冊は色々なぶたぶたさんが楽しめる。それぞれが楽しくてまた、考えさせられることがあったりするのだが、でも。一番のお気に入りは、「お父さんの休日」。4つに分かれて挟まれるその物語は、ぶたぶたさんの家庭での姿。これが様々な人の視線から描かれていて、楽しいんだなぁ。最後の物語なんてもう!みーんながドキドキしながらもふわっと気持ちを優しくもって見守ってる気がする。出会ってみたいよねー。こういう場面に!
読了日:6月3日 著者:矢崎存美
刑事ぶたぶた (徳間文庫)の感想
再読)家の中で読んでいても、完全に怪しい人状態、で、ある(笑)どうにも我慢できない「おなかを抱えて大笑い」なとき。そして、きちんと人と向き合うとき。二本の柱がとてもよくバランスが取れていて、ほんっとに楽しい物語。そういえば、この初期の段階はぶたぶたさんに初めて会う人たちの反応がまた、最高に楽しいんですよね。刑事ぶたぶた。この本の続編は特に希望しちゃいます。諏訪刑事の正体が実は密かに気になっていたり~(^^)
読了日:6月3日 著者:矢崎存美
あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)の感想
加賀恭一郎シリーズに気を惹かれつついるためか、はたまたあとがきで作者さんが「わけあり物件」とおっしゃるためか、小気味よく読むという感じにはならなかった。「秘密」の原型とか二重人格もの、とか。あと、「新参者」の役者さん演じる舞台が「名探偵退場」の冒頭部分とあって思わず冒頭のみ読み直した(笑)どこか若干物足りなさ感は否定できないのだけれど、それなりに面白い1冊でした。私はラストの「二十年目の約束」が一番よかったかな。作者さんは一番不満みたいですが日常での謎というかなんというか特別じゃないのがいいかな、と。
読了日:6月2日 著者:東野圭吾
読書メーター
ってどういうことだ??ですが。
6月は一大イベントがある月だったので(笑)活字に集中できるのかな??と思ってた。
けれど。
幸か不幸か…?
なかなかスッキリ切り替えられるエンタメだったので、本もそれなりに読めたな~と思います。
といっても、再読コース中心でしたが。
東野圭吾はテッパンの加賀恭一郎シリーズ再読の続き。
そしてぶたぶたさんはほっとしたくて徳間のみ再読。
続く「まんまこと」が一番…予想外の再読コースだったかな。
これは文庫の最新刊のラストが辛すぎて切なすぎて…。
初めての再読だったけれど今でもやっぱり…なんでこうなのかなあ、と思います。
なんていうか、、彼と彼女という方向に話が流れたら…私はどうにもイヤになりそうとか。。そんなことを今は考えてしまう。
そんなこと、ないよね?いくらなんでも。。ないよ、ね?
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4532ページ
ナイス数:1189ナイス
こいしり (文春文庫)の感想
再読)「こいわすれ」から戻って再読してくると、このシリーズは何か違うものを持っているのだな、と改めて気付く。おちゃらけていたり苦笑したり大変にぎやかな生活の中に哀しみが潜んでいて、そこを描こうとしている、というかなんというか…。今回はどうしてもその先を思ってしまうから、なのか。でもだから麻之助が主人公でそしてああいう性格なのね。初めから。うーん。だけどやっぱり…いや、今浮かぶこの思いと願いは次巻のこと、ですので、、自粛…。ただ。この巻にもある「哀しみ」をもう少し深く描いて欲しいな、と思いました。
読了日:6月29日 著者:畠中恵
まんまこと (文春文庫)の感想
再読)切った張ったではない、江戸の町名主に持ち込まれるもめ事。町名主の跡取りである麻之助を中心に悪友3人で様々な事柄を解決していく物語。どこかあたたかく、どこか無謀で自身をあまり省みようとしない麻之助のその性格の原因が、実は私は少し苦手で、そこをもう少し軽く収めておいて欲しいなあと思うことは初読と同じ。でも今回は文庫本の最新刊から戻ったので。ああそうか。こんな流れだったんだなあ、と改めて確認してその先を思うと言うルール違反状態になっております…。
読了日:6月25日 著者:畠中恵
ぱんぷくりん (PHP文芸文庫)の感想
再読)やさしい物語もその時々の気持ちで受け取り方がかわる。青い竜のお話で今回は涙が流れ、金平糖のお話で救ってもらった、かな。でもどのお話も心にスルリと入ってくるかわいらしくてやさしい物語、です。
読了日:6月21日 著者:宮部みゆき
アンソロジー おやつの感想
図書館)想像していたのと違ってエッセイ集でした。おやつは「甘い」だけではない。これは日常の中のものだから切なさや悔しさなどの感情もまたあるのですね。久保田万太郎氏のエッセイで涙。伊集院光さんは人柄が出ていてとても楽しいしあたたかい。池波正太郎氏はさすがっ。美味しさが目の前に浮かぶ。團伊玖磨氏の不思議な習慣にほろっと笑う、というように、生活に根ざしたテーマだからこそのいろんな文章があって新鮮でした。おやつの時間だよっていう習慣を復活させたくなりました。そうそう、五木寛之氏のメロンパンのお話はとても楽しい!
読了日:6月20日 著者:阿川佐和子,阿部艶子,江國香織,尾辻克彦,開高健,角田光代,木皿泉,久住昌之,久保田万太郎,幸田文,小島政二郎,酒井順子,荒川洋治,佐藤愛子,獅子文六,柴崎友香,東海林さだお,武田百合子,辰野隆,種村季弘,團伊玖磨,筒井ともみ,長嶋有,安野モヨコ,中村汀女,蜂飼耳,林望,藤森照信,古川緑波,三浦哲郎,南伸坊,向田邦子,村上春樹,森茉莉,池波正太郎,森村桂,矢川澄子,伊集院光,五木寛之,井上靖,内館牧子,内田百けん
こいわすれ (文春文庫)の感想
物語の終わりを読む前に知ってしまったことから、始めから切なく悲しい気持ちを拭い去れずに困った。けれど。最後の1ページで肩から力がぬける。ようやく自らの心の内を思い出す麻之助。思い出とするまでにも人は時がかかる。大切であればあるほど、多くの時間が。そしてやっと共にきちんと心の内に居場所を作って、彼は(ゆるりと)生きてゆけるようになるんですよね。きっと。そうわかってほっとして静かに本を閉じた。
読了日:6月18日 著者:畠中恵
ドラッグ&ドロップ (2) (カドカワコミックス・エース)の感想
うわー!今度はまさかの「Wish」つながり!まさか琥珀が登場して、あちらの彼と彼女がこちらの彼と彼女だとは。このくすり屋さんは本来どんなお仕事のお店だったのかな?と気になるけど、分かるためには「合法ドラッグ」なのでしょうね。でも読まなくてもいけるかな?とも。取りあえず続きはいつですか。そこが全く読めないのがまた、CLAMPさんの辛いところ。
読了日:6月13日 著者:CLAMP
ドラッグ&ドロップ (1) (カドカワコミックス・エース)の感想
頭の中を切り替えるためにはこの辺りかな?と手にしたけど。ある意味大当たりだけど。えー?四月一日が出てくるって読友さんで知って手にした作品だけど。なんだかなんだか。すごく面白くて好みである(CLAMPさんだものね)と同時に、物凄く怖いです。「合法ドラッグ」を未読のためもあるのかな。取りあえず手元にある2巻まで読んでから、戻ることも検討かも?
読了日:6月13日 著者:CLAMP
麒麟の翼 (講談社文庫)の感想
加賀恭一郎シリーズ9作目)再読)現時点で私が続けて読める加賀恭一郎シリーズ最後の1冊。連続して読んで改めて判る。赤い指からの3作品はそれまでの物語とかなり変わった、と。それは加賀刑事の変化(成長)でもあるし、作者の思いでもあるのかな。時間をかけて描かれてきたシリーズだからこその重さを強く感じる。人生を甘くみていられるならば大丈夫、と柔らかく笑う姿。間違った教えをした教師を厳しく叱責する姿。どちらの彼も重ねた時間の上にいまだからこそ見せられる姿で、なんだか背筋を伸ばしてしゃんとしなければ、と思わされた。
読了日:6月12日 著者:東野圭吾
新参者 (講談社文庫)の感想
加賀恭一郎シリーズ8作目)再読)一月足らずの間に2回目(笑)しかし見事にまた物語の中に引き込まれ、加賀刑事の人としての大きさを目の当たりにして感じ入る。人情味あふれる町に着任して早々に担当する事件。所轄署の刑事だから補佐の立場たが、確実に確信に迫る鋭さと厳しさを持ち、同時に関わった人たちすべてにあたたかな眼差しを向ける心も持つ。大きいね。ほんとにいつの間にかこんなに大きな人物に、なっていた。学生時代の鋭さは鋭利な刃物であったものがここまでの人物に成長する。重ねた時間と教師も含めた道のり。見事です。
読了日:6月11日 著者:東野圭吾
赤い指 (講談社文庫)の感想
加賀恭一郎シリーズ7作目)再読)初読から5年。この間に私の中で何が変わったのか分からないが、今回はこの壊れきった家族に苛立ちと嫌悪感を抱きながらも、どうしようもない悲しさ、やるせなさをより強く感じた。命を奪った事に更に間違いを積み重ね、親としても子としても人としても間違いだらけ。老いた母の辛さが胸に刺さる。そして加賀親子の長い月日とその結末。こちらは傍目からはどう見えてもお互いを思いやり認め合う姿を見せてくれて、ラストは永遠の別れではあるがとてもあたたかいものでほっとさせてもらう。だからこその加賀恭一郎だ
読了日:6月8日 著者:東野圭吾
ぶたぶた【徳間文庫】の感想
再読)初めの1冊ということで、かなり変わった状況のぶたぶたさんにも会うことになります。何だか今回は「銀色のプール」をとても淋しく感じてしまい、その自分の感覚に戸惑いました。いつも待っている家族がいるあたたかい世界の彼、としか今まで認識していなかったので。再読で気付くこういく感覚は、でも好きです。「ただいま」や「殺られ屋」も共通する想いがあるかな。逆にタクシードライバーさんな彼は刑事さんに通じる周りの人たちの風景で涙流して笑いました。楽しくて優しくてあたたかくてほんの少し淋しい一冊。まさに原点です。
読了日:6月7日 著者:矢崎存美
クリスマスのぶたぶた (徳間文庫)の感想
再読)いろいろな人たちがサンタさんとすれ違う。サンタさんはピンクのぬいぐるみ。声はおじさん。夢かまことか!?と思いつつ受け入れふれあい変わっていく。いや、変わらない人たちも若干。。(笑)でも二度とない素敵な時間を過ごしてる。イヴからお正月の初日の出までの連作短編って言っていいのかな?この物語、やっぱり最後がとても素敵。一年の計は元旦にあり。そこにこのピンク色が加わったら・・・最高だろうなあ。。と梅雨入り宣言された日に雨の音を聞きながら読み終わりました。
読了日:6月5日 著者:矢崎存美
夏の日のぶたぶた (徳間文庫)の感想
再読)少年少女の夏の日の思い出。それを見守るぶたぶたさん。何とも甘酸っぱいというかなんというか、でもとても穏やかで優しい時間がそこには流れていて、素直に読み進められるんですね。これもぶたぶたさん効果、かな(笑)おまけの短編がまた味があって笑えます。ってか彼はまだぶたぶたさんにちゃんと会えていないのか!かわいそう~(笑)
読了日:6月4日 著者:矢崎存美
ぶたぶたの休日 (徳間文庫)の感想
再読)占い師見習い?だったり、おいしい定食屋さんで働いていたり、そして刑事ぶたぶたも一作あったり。この一冊は色々なぶたぶたさんが楽しめる。それぞれが楽しくてまた、考えさせられることがあったりするのだが、でも。一番のお気に入りは、「お父さんの休日」。4つに分かれて挟まれるその物語は、ぶたぶたさんの家庭での姿。これが様々な人の視線から描かれていて、楽しいんだなぁ。最後の物語なんてもう!みーんながドキドキしながらもふわっと気持ちを優しくもって見守ってる気がする。出会ってみたいよねー。こういう場面に!
読了日:6月3日 著者:矢崎存美
刑事ぶたぶた (徳間文庫)の感想
再読)家の中で読んでいても、完全に怪しい人状態、で、ある(笑)どうにも我慢できない「おなかを抱えて大笑い」なとき。そして、きちんと人と向き合うとき。二本の柱がとてもよくバランスが取れていて、ほんっとに楽しい物語。そういえば、この初期の段階はぶたぶたさんに初めて会う人たちの反応がまた、最高に楽しいんですよね。刑事ぶたぶた。この本の続編は特に希望しちゃいます。諏訪刑事の正体が実は密かに気になっていたり~(^^)
読了日:6月3日 著者:矢崎存美
あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)の感想
加賀恭一郎シリーズに気を惹かれつついるためか、はたまたあとがきで作者さんが「わけあり物件」とおっしゃるためか、小気味よく読むという感じにはならなかった。「秘密」の原型とか二重人格もの、とか。あと、「新参者」の役者さん演じる舞台が「名探偵退場」の冒頭部分とあって思わず冒頭のみ読み直した(笑)どこか若干物足りなさ感は否定できないのだけれど、それなりに面白い1冊でした。私はラストの「二十年目の約束」が一番よかったかな。作者さんは一番不満みたいですが日常での謎というかなんというか特別じゃないのがいいかな、と。
読了日:6月2日 著者:東野圭吾
読書メーター