辛うじてふた桁台には乗ったんだなあ。
でもラストの素子さんは「αだより」のみです。すごく読みたくなって引っ張り出したのでした 毎度お馴染み突然の発作病
この少ない冊数の中に初作家さんが3名。これは快挙かな?
読書メーターをやっていなければ知らなかった、手に取らなかった作品もあり、うん。やっぱり出会いは楽しいです。
初作家の高殿円氏の「カーリー」は結局大人買い…しまして現在3巻を読書中。
不思議な魅力があります。1巻の始めは戸惑ったんだけど読み進む内になんだか何故だか引き込まれて、気付けば夢中になって読んでいます。
それにしても。。。2巻のラストからこの3巻がでるまでに8年も経ってるなんて…新井素子ファンとして気が長いことには自信のある私も驚いた。
だってね。2巻のラストって物語が終わってるわけじゃなくすんごく先が気になる形で「続く」なんですよ。
そこから8年。。すごい。。待たせる作者さんもすごいけど、待ってたファンの皆さんもすごいわ。。と感心してしまいました(笑)
知念氏はいつのまにかついったーふぉろーしていただいてまして。
その関係から知って手にした一冊。ライトノベルっぽいけどあの独特の表現がないのでとても読みやすく面白ろかった。
ただいま別の本を図書館予約中。です。
…ああそれにしても。
素子さん~!星へ行く船復刊完全版は、、まだですかぁ~~(^^)
きっとそこに付け加える新作が時間かかるんだと、、、勝手に思っておりますが。待ちますが。ええ。20年経ってますしこれからも待ちますけど。。出してね?。。
銀婚式物語文庫版(中公文庫)買いました。はっはっはっ♪
2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3862ページ
ナイス数:1108ナイス
キャスリング〈後編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫)の感想
なんだか「αだより」をどうしても読みたくなって。あゆみちゃんが書く祈りの手紙。すっかり惑星αの娯楽と化した太一郎さんとの結婚式前夜。原稿用紙にして100枚ほどのその物語に、いろんな物が詰まっているな、と思う。そして変わらず願う。いつかまた、やっかい事よろず引き受け業に戻れますように、と。火星に、地球に、帰れますように、と。何十回読んでも。
読了日:10月30日 著者:新井素子
カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日> (講談社文庫)の感想
図書館)…に返したくなくなった(笑)破天荒なパティ王女の心の内。ヴェロニカの本心。こんなに2巻で面白くなるなんて!始めはとても楽しくて、終わりはとても切ない物語。イギリスとインドを中心に荒れた時代背景も非常に分かりやすく描かれていて、どこを読んでも夢中になれた。そしてここに来て理解した。そうだね。これは世界名作劇場と同じ。お姫様も王子様も楽しい仲間も意地悪な子もペット(?)もいて、なおかつその時代も教えてくれる。いやもうすっかり虜になりました。ほんと、返却したくないー(笑)
読了日:10月29日 著者:高殿円
カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)の感想
図書館)初作家さん)以前本屋さんで表紙に惹かれて、でも持ち帰らなかったらタイトルを忘れて見失った作品。読友さんの感想で気が付いて手にすることができた。読み始めは少し戸惑う。シャーロットの性格や行動が微妙にわからなくて。カーリーの事情は読んでいるとすぐ分かり、これを引っ張られたら辛いなと思ったら途中であっさり謎解き。軽い学園物かな?と思ったら第2次世界大戦時のインドとイギリスの難しい事情も盛り込まれていて、予想外の重みもある作品。シャーロットにもう少し寄り添えたらもっと楽しめそうだな、と思う。2巻に進みます
読了日:10月26日 著者:高殿円
泣きながら、呼んだ人の感想
図書館)初作家さん)母と娘の関係を軸にして4つの家族のそれぞれを短編で。そして更に誰かが次の物語に重なって最後の章ではさりげなく一同に会する。(それが新築される家というのがまた意味深い)友達親子なんて言葉が出てきたのはいつ頃からだったかな。馴染めないそのことばをふと思い浮かべたり、現在進行形のほぼ、終わりにしていいのかな?な2人の娘の子育てと重ねてみたり。本の世界は現実ではないけれど嘘でもない。様々な内面はもっとあるよな、と思いつつも日頃を見つめ直すきっかけになりそうです。なんにしても母娘は複雑なのだと
読了日:10月22日 著者:加藤元
ばんば憑き (新人物ノベルス)の感想
再読)3回目ともなると、読み始めれば結末は分かる。わかるのだけれど、それでも心は強く揺さぶられ動く。「あやし」とセットで読むことは最早私の中では決定事項、のようだ。今回の一番は「お文の影」むごく辛い過去を見つける中で、今寄り添っていきる長屋の人々のあたたかさに救われる。そして「野槌の墓」もまた。寄り添う父子があたたかい。現在進行形の変わり百物語シリーズも好きだけど、なんとなく、こっちの作品群に今は心惹かれるな、と思いながら本を閉じた。
読了日:10月22日 著者:宮部みゆき
あやし (新人物ノベルス)の感想
今回文庫のほうを友人に贈るから、ってことでの再読。何回読んでも怖いのは人だなぁ、と思うのだった。それでも怖いけれどあったかさも感じて、怪談話だけど好きだなぁ。宮部みゆき時代小説の常連さん(?)もさりげなく登場して、いろんな事で毎回楽しめます。
読了日:10月18日 著者:宮部みゆき
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫)の感想
初作家さん)とても素直に「面白かった」と言える一冊。医療ミステリーなんだけれど明るくどこかコミカルに物語が進む。気に入ったのは鷹央がただの天才ではないこと。何でも判る医療万能人間かと思ったら実はちゃんと診断ミスもするしまたパートナーである小鳥くんの意見を聞く耳も持っている。(普段は全くゼロだけど/w)最初と最後でつながるお話にはちょっとショックでもあったけれども、そこも作家さんの持ち味でしょうか。重くなりすぎず、かと言って決して軽くならずに表されてラストは気持ちよく読み終えた。続編あったらいいな。
読了日:10月16日 著者:知念実希人
おにのさうし (文春文庫 ゆ 2-26)の感想
天野喜孝氏との共著「鬼譚草紙」から夢枕氏の文章のみを独立させて改めて一冊にしたものだとか。お二人で「何かエッチな話をやりたいですねえ」と始めてしまった作品、だそうです(あとがきより)確かにかなり艶めいた作品が3編。「陰陽師」とは少し違ったもっとナマグサイ平安の都の人々の物語。なんというか、登場人物に重さを、比喩ではなくて実際の人の実体をあちらの作品よりも強く感じる物語でした。「エッチで、色っぽくて、でもちょっと怖い話」そのものです。陰陽師の登場人物もお二人出てきて、おおっ!と楽しませてもらいました。
読了日:10月14日 著者:夢枕獏
童話を失くした明時に 薬屋探偵怪奇譚 (講談社文庫)の感想
ああ、番外編、だったのか。正直言って…この雰囲気探偵さんペアがものすごく苦手で、大変読むのに苦労してしまった。私の中でこのシリーズがどんな物なのかが分かったからいいか?秋、座木、リベザルがしっかり中心にいてくれないと、その世界の表される不思議感覚や表現に楽しさを感じられないのだな。と言うわけで、今回楽しんだのは作戦会議と反省会、でした。
読了日:10月13日 著者:高里椎奈
遠に呱々泣く八重の繭 薬屋探偵怪奇譚 (講談社文庫)の感想
うん。今回はあまり翻弄されずにきちんと筋を追うことができたぞっ!というくらいわかり易い一冊でした。秋が3代目店長になって懐かしい彼の所在がわかったりもして、嬉しくもあったり。「ッポ~ン」は健在ですか?今回は座木が先生になって中学校に潜入。一方秋とリベザルはちょっと別の厄介事に巻き込まれてそして・・・。謎解きはすっきり。この辺りは毎回見事です。リベザルが歌さんに望んで行動したことがとてもいいなぁ、と思う。友達でいること。ずっと変わらずに在ること。人の気持ちのゆらぎや不安。理解できて辛くもありました。
読了日:10月8日 著者:高里椎奈
ダウスに堕ちた星と嘘 薬屋探偵怪奇譚 (講談社文庫)の感想
相変わらずあっちこっちに翻弄されるこの方の文章・・・。それを集中力を置き忘れた時期に読み始めたものですから。いやもう大変でございました(笑)それでも物語の構成は随分と分かりやすくなっていたかな?時の流れに置いてけぼりにされることなくラストはさまざなに散っていたものが綺麗に収められていくことを楽しむことができて良かったです。リベザル、ずっと張り詰めていたんだね。なんかもう母親の気分でがんばったねぇ、って思いましたです。同時にユノが帰ってきてくれたこともまたよかったな~と。これでまた店長は秋、ですか?
読了日:10月5日 著者:高里椎奈
読書メーター
でもラストの素子さんは「αだより」のみです。すごく読みたくなって引っ張り出したのでした 毎度お馴染み突然の発作病
この少ない冊数の中に初作家さんが3名。これは快挙かな?
読書メーターをやっていなければ知らなかった、手に取らなかった作品もあり、うん。やっぱり出会いは楽しいです。
初作家の高殿円氏の「カーリー」は結局大人買い…しまして現在3巻を読書中。
不思議な魅力があります。1巻の始めは戸惑ったんだけど読み進む内になんだか何故だか引き込まれて、気付けば夢中になって読んでいます。
それにしても。。。2巻のラストからこの3巻がでるまでに8年も経ってるなんて…新井素子ファンとして気が長いことには自信のある私も驚いた。
だってね。2巻のラストって物語が終わってるわけじゃなくすんごく先が気になる形で「続く」なんですよ。
そこから8年。。すごい。。待たせる作者さんもすごいけど、待ってたファンの皆さんもすごいわ。。と感心してしまいました(笑)
知念氏はいつのまにかついったーふぉろーしていただいてまして。
その関係から知って手にした一冊。ライトノベルっぽいけどあの独特の表現がないのでとても読みやすく面白ろかった。
ただいま別の本を図書館予約中。です。
…ああそれにしても。
素子さん~!星へ行く船復刊完全版は、、まだですかぁ~~(^^)
きっとそこに付け加える新作が時間かかるんだと、、、勝手に思っておりますが。待ちますが。ええ。20年経ってますしこれからも待ちますけど。。出してね?。。
銀婚式物語文庫版(中公文庫)買いました。はっはっはっ♪
2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3862ページ
ナイス数:1108ナイス
キャスリング〈後編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫)の感想
なんだか「αだより」をどうしても読みたくなって。あゆみちゃんが書く祈りの手紙。すっかり惑星αの娯楽と化した太一郎さんとの結婚式前夜。原稿用紙にして100枚ほどのその物語に、いろんな物が詰まっているな、と思う。そして変わらず願う。いつかまた、やっかい事よろず引き受け業に戻れますように、と。火星に、地球に、帰れますように、と。何十回読んでも。
読了日:10月30日 著者:新井素子
カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日> (講談社文庫)の感想
図書館)…に返したくなくなった(笑)破天荒なパティ王女の心の内。ヴェロニカの本心。こんなに2巻で面白くなるなんて!始めはとても楽しくて、終わりはとても切ない物語。イギリスとインドを中心に荒れた時代背景も非常に分かりやすく描かれていて、どこを読んでも夢中になれた。そしてここに来て理解した。そうだね。これは世界名作劇場と同じ。お姫様も王子様も楽しい仲間も意地悪な子もペット(?)もいて、なおかつその時代も教えてくれる。いやもうすっかり虜になりました。ほんと、返却したくないー(笑)
読了日:10月29日 著者:高殿円
カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)の感想
図書館)初作家さん)以前本屋さんで表紙に惹かれて、でも持ち帰らなかったらタイトルを忘れて見失った作品。読友さんの感想で気が付いて手にすることができた。読み始めは少し戸惑う。シャーロットの性格や行動が微妙にわからなくて。カーリーの事情は読んでいるとすぐ分かり、これを引っ張られたら辛いなと思ったら途中であっさり謎解き。軽い学園物かな?と思ったら第2次世界大戦時のインドとイギリスの難しい事情も盛り込まれていて、予想外の重みもある作品。シャーロットにもう少し寄り添えたらもっと楽しめそうだな、と思う。2巻に進みます
読了日:10月26日 著者:高殿円
泣きながら、呼んだ人の感想
図書館)初作家さん)母と娘の関係を軸にして4つの家族のそれぞれを短編で。そして更に誰かが次の物語に重なって最後の章ではさりげなく一同に会する。(それが新築される家というのがまた意味深い)友達親子なんて言葉が出てきたのはいつ頃からだったかな。馴染めないそのことばをふと思い浮かべたり、現在進行形のほぼ、終わりにしていいのかな?な2人の娘の子育てと重ねてみたり。本の世界は現実ではないけれど嘘でもない。様々な内面はもっとあるよな、と思いつつも日頃を見つめ直すきっかけになりそうです。なんにしても母娘は複雑なのだと
読了日:10月22日 著者:加藤元
ばんば憑き (新人物ノベルス)の感想
再読)3回目ともなると、読み始めれば結末は分かる。わかるのだけれど、それでも心は強く揺さぶられ動く。「あやし」とセットで読むことは最早私の中では決定事項、のようだ。今回の一番は「お文の影」むごく辛い過去を見つける中で、今寄り添っていきる長屋の人々のあたたかさに救われる。そして「野槌の墓」もまた。寄り添う父子があたたかい。現在進行形の変わり百物語シリーズも好きだけど、なんとなく、こっちの作品群に今は心惹かれるな、と思いながら本を閉じた。
読了日:10月22日 著者:宮部みゆき
あやし (新人物ノベルス)の感想
今回文庫のほうを友人に贈るから、ってことでの再読。何回読んでも怖いのは人だなぁ、と思うのだった。それでも怖いけれどあったかさも感じて、怪談話だけど好きだなぁ。宮部みゆき時代小説の常連さん(?)もさりげなく登場して、いろんな事で毎回楽しめます。
読了日:10月18日 著者:宮部みゆき
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫)の感想
初作家さん)とても素直に「面白かった」と言える一冊。医療ミステリーなんだけれど明るくどこかコミカルに物語が進む。気に入ったのは鷹央がただの天才ではないこと。何でも判る医療万能人間かと思ったら実はちゃんと診断ミスもするしまたパートナーである小鳥くんの意見を聞く耳も持っている。(普段は全くゼロだけど/w)最初と最後でつながるお話にはちょっとショックでもあったけれども、そこも作家さんの持ち味でしょうか。重くなりすぎず、かと言って決して軽くならずに表されてラストは気持ちよく読み終えた。続編あったらいいな。
読了日:10月16日 著者:知念実希人
おにのさうし (文春文庫 ゆ 2-26)の感想
天野喜孝氏との共著「鬼譚草紙」から夢枕氏の文章のみを独立させて改めて一冊にしたものだとか。お二人で「何かエッチな話をやりたいですねえ」と始めてしまった作品、だそうです(あとがきより)確かにかなり艶めいた作品が3編。「陰陽師」とは少し違ったもっとナマグサイ平安の都の人々の物語。なんというか、登場人物に重さを、比喩ではなくて実際の人の実体をあちらの作品よりも強く感じる物語でした。「エッチで、色っぽくて、でもちょっと怖い話」そのものです。陰陽師の登場人物もお二人出てきて、おおっ!と楽しませてもらいました。
読了日:10月14日 著者:夢枕獏
童話を失くした明時に 薬屋探偵怪奇譚 (講談社文庫)の感想
ああ、番外編、だったのか。正直言って…この雰囲気探偵さんペアがものすごく苦手で、大変読むのに苦労してしまった。私の中でこのシリーズがどんな物なのかが分かったからいいか?秋、座木、リベザルがしっかり中心にいてくれないと、その世界の表される不思議感覚や表現に楽しさを感じられないのだな。と言うわけで、今回楽しんだのは作戦会議と反省会、でした。
読了日:10月13日 著者:高里椎奈
遠に呱々泣く八重の繭 薬屋探偵怪奇譚 (講談社文庫)の感想
うん。今回はあまり翻弄されずにきちんと筋を追うことができたぞっ!というくらいわかり易い一冊でした。秋が3代目店長になって懐かしい彼の所在がわかったりもして、嬉しくもあったり。「ッポ~ン」は健在ですか?今回は座木が先生になって中学校に潜入。一方秋とリベザルはちょっと別の厄介事に巻き込まれてそして・・・。謎解きはすっきり。この辺りは毎回見事です。リベザルが歌さんに望んで行動したことがとてもいいなぁ、と思う。友達でいること。ずっと変わらずに在ること。人の気持ちのゆらぎや不安。理解できて辛くもありました。
読了日:10月8日 著者:高里椎奈
ダウスに堕ちた星と嘘 薬屋探偵怪奇譚 (講談社文庫)の感想
相変わらずあっちこっちに翻弄されるこの方の文章・・・。それを集中力を置き忘れた時期に読み始めたものですから。いやもう大変でございました(笑)それでも物語の構成は随分と分かりやすくなっていたかな?時の流れに置いてけぼりにされることなくラストはさまざなに散っていたものが綺麗に収められていくことを楽しむことができて良かったです。リベザル、ずっと張り詰めていたんだね。なんかもう母親の気分でがんばったねぇ、って思いましたです。同時にユノが帰ってきてくれたこともまたよかったな~と。これでまた店長は秋、ですか?
読了日:10月5日 著者:高里椎奈
読書メーター