のんびりぽつぽつ

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NTLive フランケンシュタイン 博士Ver.

2014年11月01日 23時53分53秒 | 舞台、とか 音楽、とか。
TOHOシネマズ 日本橋
18:30~

待ってました!
ナショナル・シアター・ライブのアンコール上映!
フランケンシュタインの再上映を日本橋で観てきました。

8月に横浜で一夜限りで上映された同作品のカンバーバッチさん@クリーチャーVer. 8月の感想は こちら
今回、上映されると聞いて絶対みたかったのはその逆バージョンで、
ベネディクト・カンバーバッチ@フランケンシュタイン博士
ジョニー・リー・ミラー@クリーチャー(怪物)
のもの。

期待にたがわずガッツリと、、満足できるものを観せていただきました。

2人の役者さんが2つの役を入れ替わり演じる。
それぞれが役柄に対してアプローチする考え方は違って、
でも、演じているうちに似てくる部分も出てくる。

今回観たものでは、ジョニー@クリーチャーが生まれる場面からなんというか「人」だった。
巷の感想でも彼のクリーチャーは可愛らしいというか幼子のような感じが強いって読んでいたけれどその通り。
役者さんとしてのイメージもあるんでしょうけれど、カンバーバッチ@クリーチャーよりもずっと、始めから「人」というか生まれたての赤子から大人に急成長していく姿?のような印象。
そしてカンバーバッチ@博士はこれがまたとっても似合う。
狂気をはらみつつ、でも天才科学者として一目おかれる部分もあり、なんていうか。。

このお二人の第一印象からくる「はまり役」は、このパターンの方なんだな、と感じました。

恐ろしくて残酷で非道で、それでいて可愛らしくて切なくてとても哀しい物語。
ラストまで本当に息をつけないんだけれど、恐ろしい部分も多々あるのだけれど、
なんて魅力的な作品だろう、とまたまた思って。
まるで麻薬のような魅力。
一度見ると本当に魅了されてもっともっと。。と望んでしまう。
続けてもう一回、カンバーバッチ@クリーチャーバージョンも観たいって思ってしまう。
きっとそしたらまた、逆も~って思うんだろうなと、、もうエンドレス状態?


舞台装置の演出もとても素敵で、特に天井の照明の使い方、演出がすっごくよくて。
周りの役者さんたちにも魅了されて。

中心に立つ2人の役者さんがしっかりと地に足をつけているから、
入れ替わってもブレないものが確実にそこにあって。

ストレートプレイの舞台でここまで楽しめるものって、悲しいかな私はまだ、日本の舞台で出会っていないなあ、とも思って。
舞台って本当に面白い。
もっと面白い作品を観てみたい。

これは前回も感じたことだけれど、観終わったあと、またそう思って映画館をあとにしました。


役柄が入れ替わる作品。
それを私は「ロックオペラ モーツァルト」で山本耕史さんと中川晃教さんで見ているわけですが、
強引に言うと、今日見た舞台は山本@サリエリバージョンだな~(笑)
で、前回のものが山本@モーツァルト。
役者さん本来の持ち味を活かせるパターンと意表をつくパターン。

カンバーバッチさんも大好きだけどジョニー・リー・ミラーさんもいい役者さんで。
いま、WOWOWで「エレメンタリー」って放送されている、そのシャーロック(ここでも2人は重なっている~/^^)にもどこか似ているなと思うクリーチャー役でありました。


うーん。
やっぱりもう一回、、逆バージョンみたいなあ。。


上映スケジュールはこちら TOHOサイト
2パターンあるんでややっこしいんです。
今回は関東、関西、九州で上映されていますから。。ぜひぜひ!興味もたれてる方は足を運びましょう!
ラストチャンス・・・みたいですから?今のところ・・・(すごく残念ですけど!)




 そうそう。
 今日はカンバーバッチ@博士が最初に登場した場面ですっごくドキドキしたことも付け加えとこう。や、初めてかっこいい~と思ったんだな~(わははっ)