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8月の読書 辻村深月さんに改めてハマるかも

2016年09月12日 22時14分23秒 | ★★★毎月の読書まとめ
図書館→本屋さんを久々にやらかした。
スロウハイツの神様は、そんな作品で、そしてそこからつながるあれこれに手を出してしまいそうになっているわけで。
ここのこの人はあっちの人だ、とか判ると、以前読み終えていた「ハケンアニメ」も読み方が変わるんです。

私はとことん作中の誰かに寄り添って読むタイプ、なんだなぁ。とか思うわけです。コウちゃん!


2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2515ページ
ナイス数:1035ナイス

V.T.R. (講談社文庫)V.T.R. (講談社文庫)感想新書版・図書館読了本)再読)いや、いい!いいですね~!この文庫本の装丁っていうか作り方。細部までちゃんと代々社文庫でチヨダ・コーキ作。裏表紙に奥付までキチンとある~!新書版は返却カウンター前で仕掛けを見られることに気が付いた迂闊者でどこまで作り込まれていたかわかんないんですが(カバー裏表のみ)この文庫の作り、大好きです(笑)物語は私にはなかなか厳しい世界だけれど、ペロッチが出てきた所からがぜん加速!前のめりに読み終えられます。そして環の解説に、なぜ私が苦手と感じるかの理由を見つけて納得。そして(続読了日:8月30日 著者:辻村深月
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)感想再読)図書館の新書版で読み終えて文庫を本屋さんで手にして。短い期間で2回目となったこの物語は再読だからこそよりくっきりとそれじれの輪郭が分かって、初読よりももっとたのしく読めた。今回気が付いたこと。私はコウちゃんの話しことば、というか話すときのことばの選び方が好きなのだ。個人の名は呼び捨てなのに他はキチンと敬語っていう「形」もそこにあてはまる「言葉」も。スロウハイツの中に一緒に流れた時間とその後に別れて進んだ時間。色々な事を回収して気持ちのよいラスト。大満足で読み終えて、この先をもっと知りたくなった読了日:8月26日 著者:辻村深月
スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)感想再読)図書館(新書版で読了)後、本屋さんに走る、を久しぶりにやらかして(笑)文庫本購入。知った上で読む今回はなるほど…と頷く場面も多いし背景を理解してるので落ち着いて読める反面、後半になるにしたがって、莉々亜の言動と黒木さんの動きへの不快感というか理解できない部分が際立って感じられて困った。先を知るからこその読み方。とても面白くそしてもどかしい。狩野さんは(初読では謎の人だった!)にやにやしつつ追いかけている。上手いなぁ。なるほどね!読了日:8月19日 著者:辻村深月
るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (巻之26) (ジャンプ・コミックス)るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (巻之26) (ジャンプ・コミックス)感想再読回数不明本)下の子がいま再読していて、リビングに放り出してあったのをつい、ね。つい。そーか。ここか。左之助の家のお話から巴。薫。。剣心の笑顔が久しぶりに見られる巻。アニメを京都編からたまたま観てハマり、大人買いしたこの作品。また初めから読みたくなるではないかー!(笑)読了日:8月17日 著者:和月伸宏
凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)感想予想外の物語。一字一句を丁寧に読まないといけない、と何だか思ってしまったらスコシ読みにくく、もしかしたら、まだ理解しきれていない。スローハイツから遡ったので彼女の生きてきた時間に驚きすぎたのかも。でもだからこそ、あの写真も撮れたのだろうな。心の内のつぶやきがどこかで自分にも繋がっている感じがして前半はとにかく息苦しくてたまらなかった。後半は、その仕掛けに何となく気が付いて一気に目の前が開けた感じがして、ほぼ半分一気読み。でもまだ読み終えてない感覚もあり何とも言い様のない読後感。読了日:8月13日 著者:辻村深月
「守り人」のすべて 守り人シリーズ完全ガイド「守り人」のすべて 守り人シリーズ完全ガイド感想「春の光」目当てで購入。ネットで数ヵ月待たされました。このシリーズは基本文庫本で読んできたのでたくさんの挿し絵を楽しみました。目当ての短編はタイトル通りの穏やかさが溢れていて、でもその中に「命」に対する重いものをも含ませていて、ああ、バルサとタンダだなぁ…帰って来たなぁ…と思い静かな感動。穏やかなふたりの暮らしを描いて貰えたことがとてもほっとして嬉しいです。読了日:8月6日 著者:上橋菜穂子
ドクターぶたぶた (光文社文庫)ドクターぶたぶた (光文社文庫)感想待っていましたぶたぶたさん!今回は遂にドクター!しかも心療内科とかじゃない、ちゃんと執刀する内視鏡のスベシャリスト!?確かにぶたぶたさんならとっても器用だしな、と思いつつ読み進めると。そうか。いつになく「ぬいぐるみであること」の苦味も描かれておりました。そこが苦しくもありながらでも。ぶたぶたさんはそのまんま。受けとめ受け入れ前を向く。田舎の訪問診療の姿がまた素敵で笑えてほっこりして。ほっとしつつ切なくなりつつ考え込みつつ、読み終わりました。また一年後かなぁ。もう既に次の物語が待ち遠しいです(笑)読了日:8月5日 著者:矢崎存美
真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)感想楽しかった。面白かった。最後の最後までとことんエンタメ。重いテーマもこの3人にかかると、気が付いたらどこかが大きくズレてあちらこちらでつい笑ってしまう。それも声を出しておなか抱えて笑いたくなる。コメディではない。あくまでも彼らは命がけで真面目に生きているのだが。ラストはテレビで見そびれていたので、こうなるのか、とちょっと寂しい。寂しいけれどその落としどころがまた三者三様で真面目で面白くて激しくて少し、切ない。読んでよかった。読了日:8月3日 著者:浅田次郎
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