3週連続の映画館。
今日はひとりで「吉岡秀隆デー」の有言実行、です(なーんて、ね/笑)
映画「小さいおうち」 公式HPはこちら
小説は以前から目にしていて、でも手に取らずにいて。
映画にしても詳細を一切知らず、昨年末の母友忘年会で「吉岡くん出ているのに知らないの!?」と言われて初めて彼が出演していることを知った、という作品。
その後、松たか子さん主演で山田洋次監督作品なんだー、おや?ほたる@中嶋朋子さんも出てるー、え?妻夫木くんも出てるのね。。戦前の話?いや昭和初期か??
なんて、、ほんっとまるっと知らないと言っていい状態で出かけました。
感想は。
正直言って2時間20分はとても長かった…。
現代でのタキ(倍賞千恵子さん)が綴る自叙伝。そこに書かれる物語が遡った過去の時子(松たか子さん)とタキ(黒木華さん)に映されて物語は進む。
全体のまとまりは流石に山田組で、原作も全くしらない状態でも十二分に世界は判るしすっきりとまとまっている。
ただ。
あまりにすっきりしすぎている、というのか、なんというのか。
何かすっきりしない。物足りない。
過去の情景での、板倉(吉岡秀隆さん)と時子の気持ち
時子と夫の気持ち
母と息子の気持ち
タキがその場でどういう思いで板倉を見つめ、時子を見つめていたのか。
現代での健史(妻夫木聡さん)がタキに自叙伝を勧めたその時の思い。
タキはどんな思いで自叙伝を書いて、
途中途中で健史に全否定されながらも書く事をやめなかったのか。
わかる、といえばわかる。
伝わるものもきちんとある、のだけれど…。
なんだかなあ。すっきりしなかった。
ところどころ、要所要所ではとても胸をつまされる思いをしたり楽しかったりもしたのだけれど。
うん。
何かが物足りない。
それが一番感じたこと、かもしれません。
あと、ですね。
健史。彼が「あの時代にそんなことがあったわけがないだろう!何嘘書いてるんだ」というような言葉をトキさんに投げつけるシーンが何回かあるんだけれど、、それはとてもイヤでした。当時の人たちがどんな風に楽しんでどんな風に感じたかなんて現代からわからない。まして(もちろん思い出を美化している部分もあるだろうけれど)全否定するような言葉って…どうなんでしょう。。うーん。
あと、これはもうほんっとにひとりで楽しんでたんですけど。物語と全く関係なく。
怒らないでくださいね。完全に間違った見方だって、本人自覚してますっですので。。(滝汗)
だけど。今回とても強く感じてしまったので書いておきます。
さくらさんと満男(@寅さん)
純と蛍(@北の国から)
松さんと笹野さんと吉岡くんで隠し剣鬼の爪(お見合いの時、、庄内弁、、でしたよね?笹野さん?)
全然違うところに思いがふらふらと行っちゃうあたり、やっぱりどうも本編に集中することができなかった私がいたのですね。
例えば、原作を読んだ上で行っていたらどう感じたかはわかりません。
映像のスキマを活字が補う、ということはよくあること。
ましてこの作品の原作は直木賞受賞作ですから、原作を読んだ人たちももしかしたら多いんだろうな、と思うのです。(私は色々な賞をほぼ無視する本選びが日頃ですし、昨日ここに書いた理由もあり手にしてませんでしたが)
実はラストのエピソードがあまりにも腑に落ちず、帰りがけにちらり、と原作のラストだけ本屋さんごめんなさい、、をしてしまいました。
で、ああそうか。映像での表現は違うんだ。活字では確かに彼はそのことを知っていたのだと書かれてる。そして母がどんな人物であったか、も。
と、やっと少し映画のその終わり方に納得。
原作をなぜああいう風に変えたのかなあ。まして彼のそのことばはカットされてるもんなぁ。(想像で補完するにはあまりにあやふやな表現だと思うのですが)
なんだかそんなこんなで長時間の映画に疲れきり、
久々にひとり映画&ランチでリフレッシュ~と思ったんですが気力がなくなり…。
行列のできてるチーズケーキやさんが、たまたま行列してなかったんで、3度目の正直で家族にお土産にケーキを買って。
フラリフラリと家路に着きました。。
あ、いま知ったんですが。
これって山田監督初の「不倫」を扱った映画、だったんですか?
そうなの?これはそういう物語なの??
確かにそれも一部はそうなのだけれど、、でもなんというか時代の流れの中で上手くいかない人々の生き様っていうか
でも普通に生きている人々の姿っていうか・・・
…どうも根本的に世界を理解できていない気がしてきました。
そして私の中ではあの封書がとても存在感が大きかったんですが。
今日はひとりで「吉岡秀隆デー」の有言実行、です(なーんて、ね/笑)
映画「小さいおうち」 公式HPはこちら
小説は以前から目にしていて、でも手に取らずにいて。
映画にしても詳細を一切知らず、昨年末の母友忘年会で「吉岡くん出ているのに知らないの!?」と言われて初めて彼が出演していることを知った、という作品。
その後、松たか子さん主演で山田洋次監督作品なんだー、おや?ほたる@中嶋朋子さんも出てるー、え?妻夫木くんも出てるのね。。戦前の話?いや昭和初期か??
なんて、、ほんっとまるっと知らないと言っていい状態で出かけました。
感想は。
正直言って2時間20分はとても長かった…。
現代でのタキ(倍賞千恵子さん)が綴る自叙伝。そこに書かれる物語が遡った過去の時子(松たか子さん)とタキ(黒木華さん)に映されて物語は進む。
全体のまとまりは流石に山田組で、原作も全くしらない状態でも十二分に世界は判るしすっきりとまとまっている。
ただ。
あまりにすっきりしすぎている、というのか、なんというのか。
何かすっきりしない。物足りない。
過去の情景での、板倉(吉岡秀隆さん)と時子の気持ち
時子と夫の気持ち
母と息子の気持ち
タキがその場でどういう思いで板倉を見つめ、時子を見つめていたのか。
現代での健史(妻夫木聡さん)がタキに自叙伝を勧めたその時の思い。
タキはどんな思いで自叙伝を書いて、
途中途中で健史に全否定されながらも書く事をやめなかったのか。
わかる、といえばわかる。
伝わるものもきちんとある、のだけれど…。
なんだかなあ。すっきりしなかった。
ところどころ、要所要所ではとても胸をつまされる思いをしたり楽しかったりもしたのだけれど。
うん。
何かが物足りない。
それが一番感じたこと、かもしれません。
あと、ですね。
健史。彼が「あの時代にそんなことがあったわけがないだろう!何嘘書いてるんだ」というような言葉をトキさんに投げつけるシーンが何回かあるんだけれど、、それはとてもイヤでした。当時の人たちがどんな風に楽しんでどんな風に感じたかなんて現代からわからない。まして(もちろん思い出を美化している部分もあるだろうけれど)全否定するような言葉って…どうなんでしょう。。うーん。
あと、これはもうほんっとにひとりで楽しんでたんですけど。物語と全く関係なく。
怒らないでくださいね。完全に間違った見方だって、本人自覚してますっですので。。(滝汗)
だけど。今回とても強く感じてしまったので書いておきます。
さくらさんと満男(@寅さん)
純と蛍(@北の国から)
松さんと笹野さんと吉岡くんで隠し剣鬼の爪(お見合いの時、、庄内弁、、でしたよね?笹野さん?)
全然違うところに思いがふらふらと行っちゃうあたり、やっぱりどうも本編に集中することができなかった私がいたのですね。
例えば、原作を読んだ上で行っていたらどう感じたかはわかりません。
映像のスキマを活字が補う、ということはよくあること。
ましてこの作品の原作は直木賞受賞作ですから、原作を読んだ人たちももしかしたら多いんだろうな、と思うのです。(私は色々な賞をほぼ無視する本選びが日頃ですし、昨日ここに書いた理由もあり手にしてませんでしたが)
実はラストのエピソードがあまりにも腑に落ちず、帰りがけにちらり、と原作のラストだけ本屋さんごめんなさい、、をしてしまいました。
で、ああそうか。映像での表現は違うんだ。活字では確かに彼はそのことを知っていたのだと書かれてる。そして母がどんな人物であったか、も。
と、やっと少し映画のその終わり方に納得。
原作をなぜああいう風に変えたのかなあ。まして彼のそのことばはカットされてるもんなぁ。(想像で補完するにはあまりにあやふやな表現だと思うのですが)
なんだかそんなこんなで長時間の映画に疲れきり、
久々にひとり映画&ランチでリフレッシュ~と思ったんですが気力がなくなり…。
行列のできてるチーズケーキやさんが、たまたま行列してなかったんで、3度目の正直で家族にお土産にケーキを買って。
フラリフラリと家路に着きました。。
あ、いま知ったんですが。
これって山田監督初の「不倫」を扱った映画、だったんですか?
そうなの?これはそういう物語なの??
確かにそれも一部はそうなのだけれど、、でもなんというか時代の流れの中で上手くいかない人々の生き様っていうか
でも普通に生きている人々の姿っていうか・・・
…どうも根本的に世界を理解できていない気がしてきました。
そして私の中ではあの封書がとても存在感が大きかったんですが。