＜9Ｓ＞ないんえす？

葉山 透 著　電撃文庫

久々の「本」のお話がこれでいいのか？とかチラッと思いつつ・・・・

おもいっきりライトノベルです。
はい。
ずっと前、ついついア○ゾンのインボーで購入してしまったシリーズ。
先日番外編の2冊目がでまして、恒例の、今まで刊行済みの1巻から8巻まで再読し、番外編の1冊目、この「ないんえす？」に先ほど突入しました・・・・


本編は、ね。
ほんとに非常に過酷な話で。
峰島の遺産を巡る攻防は、17歳の少女、由宇にひたすら辛く当たり、そのあまりの苛烈さにちょっと絶対勘弁してくださいよ・・・って残酷な場面もあったりするんだけれど。
でも、そのところどころに散りばめられる、すっとこどっこいなエピソードが、この物語に登場する人たちそれぞれの性格や背景をちらっと見せてくれて、この文庫から出て無くても良いんじゃない？って思えてしまったりする、キャラクターの性格設定もちゃんとしていて、物語の骨組みもしっかりしてそうな、結構気に入ってるシリーズ。
何より、みんな一生懸命に生きている！

全く内容の説明になってない、な・・・・・

その、番外編の1冊目「ないんえす？」は。
兎に角笑う。
笑って笑って・・・笑う。。。
精密な心臓型のクッションとか、目玉焼きをつくるための方程式とか、、大真面目な由宇にひたすら、笑う。

只今、1編目の「花嫁修業中」を読み終わり、久々に文庫本で涙ながして笑ったな～、と、すこーし満足しております。

今、こういう本が丁度いい。
頭抱えて考え込むような作品に手を出さなくて良かった。

あー笑った笑った。
文字だけでここまで笑えるっていうのも、すごいよね。
自分の年齢は宇宙の彼方に放り投げて、笑ってるよー。（でも本には布カバーつきさ！）

さてっと。
由宇の「乙女の修行中！」に突入しましょ。
（上の子は最後の追い込みしてるのにねー。こーんな母っす。わっはっは～）
何にも考えずに大笑いするには、、
この本は最高！ですよ。（好みは、、激しくありそうだけど。。ね）