梨木香歩作 新潮文庫。第一回児童文学ファンタジー大賞受賞作。
随分時間をかけて読みました。今回の作品は。
「西の魔女~」を二日で一気に読んだことからすると、かなりゆっくりなペースです。。
なんとなく、スピードを出したくない物語。。
読みはじめたとき、そう感じたので。
ゆっくりと、自分の気持ちがぴたって合ったときに手にとって、「疲れたな」って思ったら休んで、そんな風に読みたい作品でした。
伝わるかな?こんな気持ち。。。
「裏庭」
これが、死後の世界なのか 心の中の記憶の庭なのか はたまた「はてしない物語」のように、お話の主人公探しの場所なのか・・・読み始めはとまどい、首をかしげ、
ああ・・・そうか、そんな意味ではなくて、もっともっと深い何か・・・だ。。
読み終わったら、感じます。その、「何か」を言葉にはしたくない・・とも。。。
なんだか、説明できないんです。
ただ。
とても沢山の、「きれいなこと」「きたないこと」「たのしいこと」「くるしいこと」が盛り込まれていました。そのすべてが、人の心。
少女とおじいちゃんのつながり。少女と両親とのつながり。少女と弟とのつながり。
物語の終わりに、裏庭にかかわる、昔少女だった人が言います。
「家庭って、家の庭て書くんだよ。フラット暮らしの庭のない家でも、日本の家庭はそれぞれ、その名の中に庭を持っている。さしずめ、その家の主婦が庭師ってことかねえ。」
それを聞いた相手人の答え。
「庭は植物の1つ1つが造る。生活は家族の一人一人が造るってことですかねぇ。深い、重みのあることばです。」
私は、どうだろう。
目の前にいる、このお話の主人公と似たり寄ったりの娘を眺めつつ・・ふと、思いました。
「フー・アー・ユー」
「テル・ミー」
「アイル・テル・ユー」
私は私になれる場所があるのだろうか。
随分時間をかけて読みました。今回の作品は。
「西の魔女~」を二日で一気に読んだことからすると、かなりゆっくりなペースです。。
なんとなく、スピードを出したくない物語。。
読みはじめたとき、そう感じたので。
ゆっくりと、自分の気持ちがぴたって合ったときに手にとって、「疲れたな」って思ったら休んで、そんな風に読みたい作品でした。
伝わるかな?こんな気持ち。。。
「裏庭」
これが、死後の世界なのか 心の中の記憶の庭なのか はたまた「はてしない物語」のように、お話の主人公探しの場所なのか・・・読み始めはとまどい、首をかしげ、
ああ・・・そうか、そんな意味ではなくて、もっともっと深い何か・・・だ。。
読み終わったら、感じます。その、「何か」を言葉にはしたくない・・とも。。。
なんだか、説明できないんです。
ただ。
とても沢山の、「きれいなこと」「きたないこと」「たのしいこと」「くるしいこと」が盛り込まれていました。そのすべてが、人の心。
少女とおじいちゃんのつながり。少女と両親とのつながり。少女と弟とのつながり。
物語の終わりに、裏庭にかかわる、昔少女だった人が言います。
「家庭って、家の庭て書くんだよ。フラット暮らしの庭のない家でも、日本の家庭はそれぞれ、その名の中に庭を持っている。さしずめ、その家の主婦が庭師ってことかねえ。」
それを聞いた相手人の答え。
「庭は植物の1つ1つが造る。生活は家族の一人一人が造るってことですかねぇ。深い、重みのあることばです。」
私は、どうだろう。
目の前にいる、このお話の主人公と似たり寄ったりの娘を眺めつつ・・ふと、思いました。
「フー・アー・ユー」
「テル・ミー」
「アイル・テル・ユー」
私は私になれる場所があるのだろうか。
TB&コメント、ありがとうございます。
そうですかー。「裏庭」から読み始めていらっしゃるんですね。私は、去年秋に「西の魔女が死んだ」を手に取りまして、そこから梨木さんにハマりました。
そうして読んだ「裏庭」は、ちょっと特殊かな~なんて印象でした。
「からくりからくさ」と「りかさん」は私は梨木さんの中で今のところ1番です。是非読んでみてくださいませ
そして、ファンになった本はこの「裏庭」でした。
まだ、そんなにたくさんの梨木作品を読んでいないのですが、もう何冊か読んだら、梨木さんのカテゴリーを作っちゃおうかな、などと思ってます。
次は、「からくりからくさ」と「りかさん」ですかね~。
はじめまして♪コメント&TB、ありがとうございます!
そうですねー。私は「西の魔女~」の後に読んでみて、かなりめんくらった印象もありました。根本は同じだな、と思うんですけれど・・(^^;)
梨木さんはまだまだ読んでない本が沢山あるので、いろいろな世界をまた読みたいって思います。