『すずめの戸締まり』行って来ました。
時間が出来たぞじゃ、行くか。と軽い気持ちで。
今では大人気、有名監督になられた新海誠監督作品。
「君の名は」はブレイク直前に行って、いやこりゃ面白い〜!!とお気に入り。
「天気の子」はTVでしか見なかった、実はあまり好きではない作品。
で、今回。
ガリレオ新作を映画館に見に行って予告編に引っかかり、某金曜ロードショーで冒頭12分が流れ、ほぉ〜やぱなんかおもしろそ?となり、うん。
行きまして、いま。
何だろうな。怖かった。打ちのめされて、押しつぶされた…。
災厄が出てくる「後ろ戸」を締めていくお話。昔から生業としている一族の男性と、そこに巻き込まれた少女の物語。
どこかに宮崎駿作品へのリスペクト?など感じつつ、お話は大きくうねって進む。
わかりやすい運びでズンズン入って気持ちを持っていかれる。
のよ。うん。「雲の向こう 約束の場所」とかさ、よりすっきりわかりやすいなぁ、なのよ。
面白かった、よ。うん。
と、同時に。何だか分からない怖さが残ったのです。その怖さが楽しんだという気持ちよりも強い。
今まで描かれてきた作品よりもぐっと現実に近い世界のお話で、
それが自分の中の日々気付かないふりで生きている、不安や怖さ、揺らぎを引っ張り出してしまった感じ。
面白かった、で単純に終われない、自分には重い作品でした。