最終章
読売新聞・経済部の三宅隆政、山本貴徳の両記者に寄る昨今のレコード業界については、
昨年の2009年11月4日に於いて、
《・・
JVC・ケンウッド・ホールディングスが音楽ソフト事業の売却方針を固めたのは、
CDやDVDなどの音楽ソフト市場は今後も縮小し続けると判断したからだ。
音楽ソフトの生産額は、1998年の6074億円をピークに年々減少し、
2008年は3617億円と10年連続で前年実績を下回った。
人口減少に加え、インターネットを通じて端末携帯に曲を贈る音楽配信が、
急速に普及しているためだ。
一曲単位で購入できる音楽配信が手軽さで人気を集める一方、
CDアルバムの購入者を減らし、単価下落を招いている。
好みの多様化でミリオンセラーとなるヒット曲も減り、音楽ソフト市場は行き詰まり状態にある。
日本コロムビアが2001年、米投資ファンド傘下に入ったほか、
ソニーが2008年に独メディア大手との合弁会社BMGを完全子会社化するなど、
業界再編が加速している。
「国内では、数社しか残らない」(業界関係者)とする見方も出ている。
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
このように掲載されている記事は、確かに正鵠な記事である。
私が定年退職した2004年(平成16)年の秋であるが、
この数年前の頃から、携帯電話による音楽有料配信が急速に伸び、更に音楽ソフト商品が低下してきた時代であった。
そして定年の数年後、私さえ、何気なしに最近の音楽を視聴する為に、
【YAHOO! JAPAN】の音楽無料の動画サイトで、
コブクロ、GLAY、徳永英明、セリーヌ・ディオン等の歌の数々を10数曲を視聴した・・。
この無料でプロモーション・ビデオのような曲を視聴できるので、
最初の頃の私は驚きながらも、びっくりするほど享受できたのである。
少なくとも10数年前の頃であったならば、
音楽CD、DVD、ビデオ・テープの販売店で、プロモーション・ビデオが店の一角で映し出されていたが、
現世は簡易にネットで自分の好みの曲を選定し、ある程度視聴できるので、
時代の流れにため息をしたりし、視聴していた。
その後、まもなく、遅ればせながら世界中の話題と数多くの方たちが利用している【YouTube】を見て、
それぞれジャンルでどこまでの範囲が視聴できるのか、
と若き頃の私はシャンソンの世界にに魅せられていたので、試してみたことがあった・・。
たまたま検索項目を《 シャルル・アズナヴール 》とキーインしたのであるが、
『イザベル』、『ボエーム』、『愛のために死す』などの名曲が、
当然フランス原語で表示されていたが、仰天し、小躍りしたり、ため息をしながら聴き惚れたのである。
この後、エディト・ピアフの歌声が聴きたくなり、
『水に流して』などを聴いたりしたが、『愛の賛歌』を聴いた後、
確か美空ひばりさんも唄っていたと思いだし、美空ひばり、とキーインし、
このお方の『愛の賛歌』が表示されて、仰天さたのである。
そして、この【YouTube】は、無料でも視聴できる制度の上、ほぼ何でも有りの世界、に驚いたのである。
こうした結果、私は 【YAHOO! JAPAN】は、あくまでレコード会社が広告宣伝の一環として、
プロモーション・ビデオの代わりに公開したのであって、ある程度は制約されている。
しかし、【YouTube】は利用者の投稿に寄り、ほぼ無制限の世界であるので、
まさにレコード業界の各社がこれまで培ってきた数々の曲が、利用者は無料でも視聴できるので、
まさにパンドラの箱が開けられた、確信させられ、痛感したのである。
そして音の多少の劣化を問わない数多くの人たちは、【YouTube】を利用し、
驚異の伸びとなっているのが現状でもある。
こうした中、従来の音楽ソフト商品は低下を重ね、
大型販売チェーン店のタワーレコード、HMVなどは資本元が代わったり、
或いは新星堂、すみやのようなチェーン店さえも、経営合理化として希望退職制度が行われてきた。
この間、肝要のレコード会社は各音楽配信会社への許容範囲を拡大したり、
不法な音楽配信、利用者に悩まされたりしながらも、
単に音楽そのものを製作・販売するだけでなく、契約したアーティストのグッズ商品などで分野拡大を図ったりし、
あらゆる面の音楽活用を模索しながら、一部は実施している。
さて、今回のソフトバンクの『ビクター』、『テイチク』の両レコード会社の買収により、
音楽事業参入を図り、《魅力的なサービスやコンテンツを配信して収益を得るモデル》を目的とされる命題で、
従来に試みてきた数々のレコード会社の手法に、新たなソフトバンクの斬新なネットの活用世界を展開して、
この音楽業界に大いなる新風をもたらすことを期待している。
そしてJVCは、映像関連機器に経営資源を集中するため、やむえず音楽部門を売却される、と読んだりしているが、
私が勤めていたポリグラムの資本主はオランダのフィリップスであったが、
10数年前に半導体に経営資源を集中させる為に、音楽部門のポリグラムをカナダのシーグラムに売却し、
フィリップスが復興したことがある。
こうした確かな企業の事例もあり、より奮闘して復活を期待している。
このように思いつくまま綴ってきたのであるが、
かってレコード会社の片隅に35年ばかり勤めたひとりの戯言と解釈して頂ければ、幸甚である。
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読売新聞・経済部の三宅隆政、山本貴徳の両記者に寄る昨今のレコード業界については、
昨年の2009年11月4日に於いて、
《・・
JVC・ケンウッド・ホールディングスが音楽ソフト事業の売却方針を固めたのは、
CDやDVDなどの音楽ソフト市場は今後も縮小し続けると判断したからだ。
音楽ソフトの生産額は、1998年の6074億円をピークに年々減少し、
2008年は3617億円と10年連続で前年実績を下回った。
人口減少に加え、インターネットを通じて端末携帯に曲を贈る音楽配信が、
急速に普及しているためだ。
一曲単位で購入できる音楽配信が手軽さで人気を集める一方、
CDアルバムの購入者を減らし、単価下落を招いている。
好みの多様化でミリオンセラーとなるヒット曲も減り、音楽ソフト市場は行き詰まり状態にある。
日本コロムビアが2001年、米投資ファンド傘下に入ったほか、
ソニーが2008年に独メディア大手との合弁会社BMGを完全子会社化するなど、
業界再編が加速している。
「国内では、数社しか残らない」(業界関係者)とする見方も出ている。
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
このように掲載されている記事は、確かに正鵠な記事である。
私が定年退職した2004年(平成16)年の秋であるが、
この数年前の頃から、携帯電話による音楽有料配信が急速に伸び、更に音楽ソフト商品が低下してきた時代であった。
そして定年の数年後、私さえ、何気なしに最近の音楽を視聴する為に、
【YAHOO! JAPAN】の音楽無料の動画サイトで、
コブクロ、GLAY、徳永英明、セリーヌ・ディオン等の歌の数々を10数曲を視聴した・・。
この無料でプロモーション・ビデオのような曲を視聴できるので、
最初の頃の私は驚きながらも、びっくりするほど享受できたのである。
少なくとも10数年前の頃であったならば、
音楽CD、DVD、ビデオ・テープの販売店で、プロモーション・ビデオが店の一角で映し出されていたが、
現世は簡易にネットで自分の好みの曲を選定し、ある程度視聴できるので、
時代の流れにため息をしたりし、視聴していた。
その後、まもなく、遅ればせながら世界中の話題と数多くの方たちが利用している【YouTube】を見て、
それぞれジャンルでどこまでの範囲が視聴できるのか、
と若き頃の私はシャンソンの世界にに魅せられていたので、試してみたことがあった・・。
たまたま検索項目を《 シャルル・アズナヴール 》とキーインしたのであるが、
『イザベル』、『ボエーム』、『愛のために死す』などの名曲が、
当然フランス原語で表示されていたが、仰天し、小躍りしたり、ため息をしながら聴き惚れたのである。
この後、エディト・ピアフの歌声が聴きたくなり、
『水に流して』などを聴いたりしたが、『愛の賛歌』を聴いた後、
確か美空ひばりさんも唄っていたと思いだし、美空ひばり、とキーインし、
このお方の『愛の賛歌』が表示されて、仰天さたのである。
そして、この【YouTube】は、無料でも視聴できる制度の上、ほぼ何でも有りの世界、に驚いたのである。
こうした結果、私は 【YAHOO! JAPAN】は、あくまでレコード会社が広告宣伝の一環として、
プロモーション・ビデオの代わりに公開したのであって、ある程度は制約されている。
しかし、【YouTube】は利用者の投稿に寄り、ほぼ無制限の世界であるので、
まさにレコード業界の各社がこれまで培ってきた数々の曲が、利用者は無料でも視聴できるので、
まさにパンドラの箱が開けられた、確信させられ、痛感したのである。
そして音の多少の劣化を問わない数多くの人たちは、【YouTube】を利用し、
驚異の伸びとなっているのが現状でもある。
こうした中、従来の音楽ソフト商品は低下を重ね、
大型販売チェーン店のタワーレコード、HMVなどは資本元が代わったり、
或いは新星堂、すみやのようなチェーン店さえも、経営合理化として希望退職制度が行われてきた。
この間、肝要のレコード会社は各音楽配信会社への許容範囲を拡大したり、
不法な音楽配信、利用者に悩まされたりしながらも、
単に音楽そのものを製作・販売するだけでなく、契約したアーティストのグッズ商品などで分野拡大を図ったりし、
あらゆる面の音楽活用を模索しながら、一部は実施している。
さて、今回のソフトバンクの『ビクター』、『テイチク』の両レコード会社の買収により、
音楽事業参入を図り、《魅力的なサービスやコンテンツを配信して収益を得るモデル》を目的とされる命題で、
従来に試みてきた数々のレコード会社の手法に、新たなソフトバンクの斬新なネットの活用世界を展開して、
この音楽業界に大いなる新風をもたらすことを期待している。
そしてJVCは、映像関連機器に経営資源を集中するため、やむえず音楽部門を売却される、と読んだりしているが、
私が勤めていたポリグラムの資本主はオランダのフィリップスであったが、
10数年前に半導体に経営資源を集中させる為に、音楽部門のポリグラムをカナダのシーグラムに売却し、
フィリップスが復興したことがある。
こうした確かな企業の事例もあり、より奮闘して復活を期待している。
このように思いつくまま綴ってきたのであるが、
かってレコード会社の片隅に35年ばかり勤めたひとりの戯言と解釈して頂ければ、幸甚である。
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